Dell TechnologiesによるAzure Stack HCIソリューションは、運用方法に合わせて2つのモデルを展開。
コスト重視のオンプレミスモデル、運用効率重視のハイブリッドクラウドモデル。
特にAzureを最大限活用したいなら、Microsoft Premier Solutions認定のDell APEX Cloud Platform for Microsoft Azureがおすすめです。
Azure Stack HCIとは、Microsoftが提供するハイブリッドクラウドサービス。“オンプレミスとクラウドのいいとこ取り”の運用を実現するソリューションです。
ハードウェアをオンプレミス環境に置きながら、パブリッククラウド「Azure」の各種サービスとネイティブに運用管理が可能です。
VMware製品の一部終息に伴い、単一ベンダーで全ての仮想基盤を単一ベンダーで提供しているのはMicrosoftのみとなりました。
Azure Stack HCIは従来のオンプレミスモデル「Windows Server構成」とハイブリッドクラウドモデル「Azure Stack HCI OS構成」の2種から選べます。
コスト重視
Windows Server構成
(オンプレミスモデル)
*⑴Storage Spaces Direct(SD2)とは、Windows ServerおよびAzure Stack HCIのSDS(Software-Defined Storage)のこと。
*⑵ハードウェアは別途管理ツールが必要。
導入コスト重視の中小企業様
効率重視
Azure Stack HCI OS構成
(ハイブリッドクラウドモデル)
ハイブリッドクラウド運用の負荷を軽減したい中大企業様
Azureを積極的に利用するなら、Azureハイブリッド特典をフル活用できるAzure Stack HCI OS構成が圧倒的におすすめです。
Azureハイブリッド特典は、対象のオンプレミスライセンスを利用しAzureのクラウドサービスを割引価格で利用できるプログラムのこと。
Azure Stack HCI OS構成でAzureハイブリッド特典を利用する場合、以下のメリットがあります。
Azure同様、ESU(延長セキュリティ更新プログラム)を無償で入手可能です。
2023年10月10日にサポートが終了したWindows Server 2012に利用可能です。
今すぐ改修できないシステムも安心。
Microsoftの更新プログラム提供がなくなり、サーバーの脆弱性を狙ったサイバー攻撃の標的に。 情報漏洩などのセキュリティリスク、業務停止のリスク有。
ESUでセキュリティリスクや業務停止リスクを軽減。
すぐにシステム改修が難しい場合に安心です。
Azure Stack HCI OS構成はWindows Serverサブスクリプション同様、
ゲストOSをバージョン制限なしで利用可能。
ゲストOSのサポート | BYO Windows Server 2019 ライセンス | BYO Windows Server 2022 ライセンス | Windows Server サブスクリプション |
---|---|---|---|
Windows Server 2012/R2 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows Server 2016 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows Server 2019 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows Server 2022 | × | 〇 | 〇 |
Windows Server 2022: Azure Edition | ソフトウェアアシュアランスが必要 | ソフトウェアアシュアランスが必要 | 〇 |
今後のエディション(Evergreen) | × | × | 〇 |
Azure Stack HCIなら、既存でお持ちのWindows Server Datacenterライセンスを持ち込むことで本来月々料金がかかるホストサービス料金とアドオンワークロードが無償に。各クライアント端末からWindows Serverにアクセスする際に発生するクライアントアクセスライセンス(CAL)も不要です。
※2025年1月30日時点 | インスタンス | 月額料金 | |
---|---|---|---|
Azure Stack HCI OS構成 | Windows Server Datacenter BYOL | ||
①ホストサービス料金 | Azure Stack HCI | $10/物理コア | $0/物理コア |
②アドオンワークロード | Windows Server サブスクリプション (ゲスト向け) | $23.3/物理コア | $0/物理コア |
※最新情報はMicrosoft社WEBをご参照ください。Azure Stack HCIの価格
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/azure-stack/hci/
AVD(Azure Virtual Desktop)を利用するなら、オンプレミス側で構築するのがおすすめ!
クラウドだと通信環境に左右されるAVDのパフォーマンスが、社内接続時に安定。さらに「Azureサービス内」とみなされるためegressコスト(データDL料金)も不要。
Microsoft社の Azure Stack HCIカタログで公開されている認定ハードウェアは2025年1月時点で165種。
その中でDell TechnologiesがAzure Stack HCIソリューションでシェア67%(3分の2)を獲得*⑶。
Microsoftと30年以上の深いパートナーシップで「マルチクラウド・バイ・デザイン」をコンセプトに一貫性あるオペレーションを追求して共同開発。
国内・海外ともにAzure Stack HCIの幅広い実績の多さがDell Technologiesが多くのAzure Stack HCIユーザーから選ばれていることを物語っています。
*⑶ 出展:Delivering New Innovations for Hybrid Cloud Environments with Microsoft
“Two-thirds of all Microsoft software-based HCI systems run on Dell infrastructure. ”
https://www.dell.com/en-my/blog/delivering-new-innovations-for-hybrid-cloud-environments-with-microsoft/
Azure Stack HCI 23H2からセットアップの難易度が劇的にアップ。Azureに対する知見がないとセットアップが困難な状況に…
Dell APEX Cloud PlatformならGUIのヴィザード形式で構築不可を確実に軽減。
Delはアップデートの自動化、一括アップデートの提供、プロアクティブサポートの提供など…HW・SW・クラウド問わずAzure Stack HCI全てを一元管理・運用できるシステムをご用意。
システム管理者の運用負荷軽減を徹底的に考えて開発しています。
2種あるAzure Stack HCIに合わせて2つのモデルからハードウェアを選べます。
*⑷ 出展:Empower unrestrained innovation for Azure hybrid cloud
https://www.dell.com/en-us/dt/apex/cloud-platforms/microsoft-azure.htm#footnote-cite4&tab0=0
Azureハイブリッド特典をはじめとする Azureのメリットを最大限活かし安心・安全・楽に運用管理するならDell APEX Cloud Platform一択だね!
2種あるAzure Stack HCIに合わせてDell Technologiesの2つのモデルを選べます。
コスト重視
オンプレミスWindows Server構成
Integrated System for Microsoft Azure Stack HCI
導入コスト重視の中小企業様
効率重視
ハイブリッドクラウドAzure Stack HCI OS構成
Dell APEX Cloud Platform for Microsoft Azure
ハイブリッドクラウド運用の負荷を軽減したい中大企業様
MicrosoftとHWベンダー共同開発により、Azure Stack HCIの構築・導入から運用管理の時間まで、管理者の負担を大幅に削減するよう設計されたAzure Stack HCIの最上位カテゴリ。
アップデートの自動化、一括アップデートの提供、プロアクティブサポートの提供などを受けられる。
DellはどこよりもAzure Stack HCIビジネスに注力しMicrosoftと共同開発。
1つのクラスターあたり1~16個のノードまで拡張でき、高スペック。大規模環境にも最適です。
※詳細はMicrosoft社 Azure Stack HCIカタログのプレミアソリューションカテゴリを参照。
Dell TechnologiesのAzure Stack HCIは信頼性と運用容易性を追求。
APEXなら、Azure Stack HCIの構築・運用の負荷削減のメリットを最大限得られます。
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![]() | ||
機能 | 検証済ノード | Dell Integrated Systems (AX Node) | Dell APEX Cloud Platform for Microsoft Azure (MC Node) |
---|---|---|---|
最低5年間のサポートが提供される認定ハードウェア | ✔ | ✔ | ✔ |
ソリューションのテスト頻度 | リリース時1回 | 年に2~4回 | MicrosoftとDellの間で 継続的に実施 |
ソリューション更新の自動化 | 手動による個別のソフトウェアおよびファームウェア/ドライバーのUpdate |
|
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パッチと新しいリリースを検証済パッケージとして 4時間で利用可能 | ✔ | ||
ホストOSイメージのプリインストール | ✔ | ✔ | |
ホストOSはパートナーから入手可能 | ✔ | ✔ | |
プロアクティブなサポート・サービスが利用可能 | SCGでプロアクティブなサポート | SCGでプロアクティブなサポート | |
ハードウェアとサービスをグローバルで展開 | ✔ | ✔ | |
ハードウェアの従量課金 | APEX FOD | ||
HCIセキュリティ機能を実装 (Infra Lock、Secured-Core) | ✔ | ✔ | |
初期導入ウィザード (D1 Deployment Dell Wizard) | ✔ | ||
自動クラスター拡張支援メニュー | ✔ | ||
ドライブの自動追加/交換/削除メニュー | ✔ | ||
ノード交換用メニュー | ✔ |
Dell Integrated System for Microsoft Azure Stack HCIは、Microsoft 認定済みのAXノードにAzure Stack HCI OSもしくはWindows Serverをプリインストールしたモデル。
オンプレミス環境での運用がメインとなる場合、OSはWindows Serverがおすすめです。
高スペック&大容量モデル
![]() | エッジ向け マルチノードモデル ![]() | |
---|---|---|
モデル名 | AX-760 | AX-4000x/45x0x² |
Form factor | 2Uラックマウント | 2U ラック or flex マウント, 堅牢なマルチノードシャーシ |
ユースケース |
|
|
CPU | 第4世代&第5世代Intel Xeon スケーラブルプロセッサ | 第3世代Intel Xeon D スケーラブルプロセッサ |
メモリ | 最大8TB | 最大512GB |
ストレージオプション | NVMe1 | SSD | Hybrid | NVMe |
NVIDIA GPU | 4 x A2 4 x L4 (All-NVMe chassis only) 2 x A16 | A30 | A40 | L40 | L40S | 2 x A2 | L4 1 x A16 | A30 |
APEX Cloud Platform for Microsoft Azureは、
専用OS「Azure Stack HCI OS」をプリインストールし、かつMicrosoftと共同開発した最上位カテゴリ“Microsoft Premier Solutions” 。
Azure Stack HCIのメリットを最大限に活用できる特別なモデルです。
小型高CPUモデル
![]() | 高スペック&大容量モデル
![]() | エッジ向け マルチノードモデル ![]() | |
---|---|---|---|
モデル名 | MC-660 | MC-760 | MC-4000x/45x0x² |
Form factor | 1U ラックマウント | 2Uラックマウント | 2U ラック or flex マウント, 堅牢なマルチノードシャーシ |
ユースケース |
|
|
|
CPU | 第4世代&第5世代Intel Xeon スケーラブルプロセッサ | 第4世代&第5世代Intel Xeon スケーラブルプロセッサ | 第3世代Intel Xeon D スケーラブルプロセッサ |
メモリ | 最大8TB | 最大8TB | 最大512GB |
ストレージオプション | NVMe | SSD | NVMe1 | SSD | Hybrid | NVMe |
NVIDIA GPU | 2 x A2 | 4 x A2 4 x L4 (All-NVMe chassis only) 2 x A16 | A30 | A40 | L40 | L40S | 2 x A2 | L4 1 x A16 | A30 |
Before
パフォーマンス面やGPU課金が・・・
After
オンプレHCI側のAVDでパフォーマンス向上
よくあるQ&Aをまとめました。
Windows Server構成の方が導入コストはお安くなります。
運用負荷よりもコスト重視でさらに価格を抑えたい方は、従来の3Tier構成をおすすめします。
Dell製品ですべて構成可能ですので、ぜひネットワールドまでお問い合わせください。
はい、継続利用できます。
Windows Serverの既存ライセンスの残存保守年数分をお値引きするSKUがございます。御見積はネットワールドまでご依頼ください。
出来ません。変更する場合は新規購入扱いとなります。
導入前にどちらの運用方法が適切かご検討ください。
Azure純正ツールはAzure Migrateですが、現状プレビューのため、
基本的にはMicrosoft側でサポートされているバックアップソフト(Veeamなど)のご利用をおすすめいたします。詳細はこちらをご参照ください。
移行作業は基本、ネットワールドではお受けしておりませんが、移行方法のご相談や適切なバックアップソフトのご紹介も承りますのでぜひお問い合わせください。