野田が考えた「買いドキ」ポーズ。企画が思いついたのは、ポーズが真っ先に浮かんだ静かな夜でした…
野田が考えた「買いドキ」ポーズ。企画が思いついたのは、ポーズが真っ先に浮かんだ静かな夜でした…
ついに出ました、Dell EMC PowerStoreエントリーモデル。その名もPowerStore 500T。
でも、エントリーモデルと言っても安くないストレージ製品。
「とりあえず」なんて軽い気持ちでは買えませんよね。
そこで今回、わたくしNetworldマーケター・野田が禁断の企画をご用意!
メーカーさんお立合いのもと、弊社SEのお二人に「果たしてPowerStoreエントリーモデルは今が買いドキなのか!?」を評価してもらっちゃいました。
本記事では、イベントの様子をかいつまみながら、徹底検証した結果を野田本人がわかりやすくお届けしています。イベント動画へのリンクも貼っているので、ぜひ最後までお楽しみください。
「結局エントリーモデルって、安かろう悪かろうなんじゃないの?」と思っているユーザーさん…必見です!
Networld野田
「今回は『ついに出た!PowerStoreエントリーモデルは今が買いドキ?』イベントということで、2021年に発表されたDell EMC PowerStore500Tをテーマに徹底検証していきます!」
Dell EMC石山さん
「よろしくお願いします」
Networld野田
「審判の衣装で登場なんてやる気満々ですね、石山さん」
Dell EMC石山さん
「いや野田さんが着ろって…」
打合せから衣装を着こなす石山さん。次回は笛もご用意します
Networld野田
「今回はNetworldからSEのお二人も来てくれました。小野さん、山元さんよろしくお願いします」
Networld SE 小野さん
「よろしくお願いしまーす」
Networld SE 山元さん
「よろしくお願いしまーす」
Networld 野田
「小野さんはPowerStoreのエキスパートとして、そして山元さんはPowerStore以外のエントリーモデル製品を多数触ってきたエキスパートとして、さまざまな角度からPowerStore500Tを徹底検証してくれるんですよね?」
Networld SE 小野さん・山元さん
「はい、そうです。PowerStoreエントリーモデルは『今が買いドキか』をお伝えするために、検証結果をもとにシビアに点数化していますので、ぜひお楽しみに!」
Networld SE 小野さん
「まずは、PowerStore500Tの基本スペックをずらっと表にしたのでご覧ください」
Networld SE 小野さん
「PowerStoreシリーズは500~9000までの現在6シリーズがあり、それぞれSAN/NAS両方対応可能なユニファイドストレージであるTシリーズおよび、HCIライクな領域をもつ次世代型ストレージのXシリーズがリリースされています」
Networld SE 山元さん
「PowerStoreシリーズは、主にデータベースや仮想化基盤などとして使われることが多いですね」
Networld 野田
「ふむふむ…表を見て気になったところでは、100Vにも対応しているんですね」
Networld SE 小野さん
「これまでのPowerStoreシリーズは200Vのみ対応でしたが、500Tは100V/200V両方に対応しています。自社ビルなど、環境によっては電源設備から導入する必要がなくなった、というのはメリットのひとつですね」
エントリー向けとしては100V/200V対応はうれしいですね
Networld SE 小野さん
「ただ個人的には、NAS機能がちょっと弱い(ポート制限があるためNASのレプリケーションはちょっと扱いにくい)というのがややネックに思いますね。あとは、日本語対応していないのも、気になる人は多いのではないでしょうか。ぜひここは、Dellさんの本社にも頑張っていただきたいところです」
Dell EMC石山さん
「ちょっとだけメーカーから製品補足しますと、PowerStoreにはAnytime Upgradeという売りプログラムがあります」
Networld 野田
「ほうほう」
Dell EMC石山さん
「ひとことで言っちゃうと、無償でコントローラアップグレードができるプログラムですね。導入時にこのオプションを購入していただくと、無条件でコントローラノードをアップグレードできちゃいます」
Networld野田
「作業費かからないんですね!それはお得!」
Dell EMC石山さん
「でしょ?タイプは全部で3つあって、①次世代コントローラへの交換、②上位コントローラへの交換、③コントローラの追加の3種類からお好きなものを選択できるということで、かなり人気のプログラムです」
Networld野田
スケールアウト(③コントローラーの追加)にも有効なのは魅力的だなあ」
Dell EMC石山さん
「もう一つ補足しますと、重複排除プログラムというのもPowerstoreシリーズの売りですね」
Networld野田
「ネットワールドのハンズオン環境用に購入したPowerStoreでもこのプログラムを使わせていただきました!」
Dell EMC石山さん
「このプログラムは要するに、Dell EMCが規定値までのデータ削減を保証しますというプログラムで、規定値までデータを削減できない場合には容量を無償提供することになっています。追加ドライブの認識作業ももちろんDell EMCが請け負います」
Networld野田
「SIerさんにとってもうれしいプログラムですよね」
Dell EMC石山さん
「そうですね。重複排除の細かいスキルは不要で、ざっくりとしたアセスメントで十分です。契約もサイン一つでOKです」
Networld野田
「さあ、メインパートはここからです!PowerStoreエントリーモデルである500Tの性能検証結果を見ていきましょう」
Networld野田
「125パターン!」
Networld SE 山元さん
「頑張りました(笑)Blockサイズの基準値や、R/Wの得意不得意などを見るには125パターンの検証が妥当ですね。ただ、一般的にはRead100%のワークロードはないと考えるべきなので、Writeが混じったときにどう振る舞うかに注目です」
ちゃんと「買いドキ」ポーズしてください山元さん
Networld野田
「さっそく検証結果を見ていきましょう!」
Networld SE 小野さん
「まず、従来のプロトコル規格であるFC32Gbの検証結果です」
左がRead100%:Write0%。右に進むにつれてWriteが強くなる
Networld SE 小野さん
「Read/Writeが混在するパターンでもだいたい10万~15万前後IOPSは出ています」
Networld SE 山元さん
「安定したパフォーマンスといえるでしょうね」
Networld野田
「エントリーモデルとして考えたとき、10万IOPSという数字は、どう捉えるべきでしょうか?」
Networld SE 山元さん
「そうですね、十分すぎる結果といえますね(笑)もちろんお客様の環境次第ではありますが、SMB企業様のファーストセレクトとしては、PowerStore500Tは問題なくパフォーマンスを発揮してくれるでしょう」
Networld SE 小野さん
「続いてTotal Bandwidthを見ると…」
Networld SE 小野さん
「Writeが混在しても2000MB/s程度は出ています」
Networld SE 小野さん
「こちらはAverage Latencyの結果。だいたい5msec以下で安定しています」
Networld野田
「現役SEさんから見て、5ms以下っていうのはどうなんでしょう?評価できる?」
Networld SE 小野さん
「申し分ないかなと思ってます。山元さん、ほかのエントリーモデルと比べるとどうでしょうか?」
Networld SE 山元さん
「そうですね、ほかのモデルと比べても、ストレージの応答速度としてはシステムに大きく影響を与えるものではないと思います。一部スパイクとして45ms程度出ているのでもちろん目安として考えていただきたいのですが、低遅延で安定しているといえますね」
Networld SE 小野さん
「続いて、新規格のNVMeでの検証結果です」
Networld SE 小野さん
「FCと同じような線図を描いています。Read/Writeが混在していても14万IOPSは出ていますね」
Networld野田
「こちらも問題ないと思っていいんでしょうか?」
Networld SE 山元さん
「SMB市場においては、まっっったく問題ないですね」
Networld SE 小野さん
「Total Bandwidthもほぼ変わらない結果です。安定して2000MB/sは出ています」
Networld SE 小野さん
「Average Latencyも変わりませんね。安定して5ms前後をキープしています」
Networld野田
「さあ、検証結果も出たところで、さっそく現役SEお二人に評価してもらいたいところですが!最後に石山さん、メーカーとしてお伝えしたいポイントはありますか?」
Dell EMC石山さん
「山元さんが仰ったとおり、今回の検証結果でフォーカスしていただきたいポイントは、ReadとWriteが混在している部分なんですね」
Networld野田
「ふむふむ」
Dell EMC石山さん
「Read100%:Write0%の状態から、Writeの値が上がったとしてもIOPS値が一気に下がることはありませんでした。つまり、HOST側からいかなるワークロード要求がきても、安定的なパフォーマンスを提供できるというのが、PowerStoreの売りなんです」
Networld野田
「なるほど、最近ではSMB市場でもデータ量の急激な増加が問題視されてますもんね」
Dell EMC石山さん
「そうですね。システムのパフォーマンスが低下すると、当然企業の生産性が低下してしまいます。10万前後の高いIOPSパフォーマンスを安定的に出せるということは、企業の生産性を向上させるという意味でも、評価していただけるポイントだと思いますね」
Networld野田
「うーん、たしかに」
Dell EMC石山さん
「500Tひとつで十分なパフォーマンスを出せるということは、電力コストや設置スペースコストなどの削減にもつながります。コストの面から見ても、やはりエントリーモデルとして優秀といえるんじゃないかなと。小野さん、山元さん、かなりの検証量のおかげでよい結果となりました(笑)ありがとうございます」
Networld野田
さあ!いよいよ現役SEのお二人にPowerStore500Tを評価してもらいましょう!」
Networld野田
「ドゥルルルルルルル…………」
Networld野田
「デン!!!」
Networld野田
「デデン!!!」
…と、いうわけで!現役現場SEのお二人によるPowerStore500T点数評価は、ぜひ動画でチェックしてみてください!点数の内訳など、30分でもっとわかりやすくPowerStoreエントリーモデルについて解説しています。
ストレージ製品、あれもこれもあってどれを選べばいいの!?とお悩みの皆さん、まずはPowerStoreエントリーモデルを候補に選んでみてはいかがでしょうか。
また、今回の検証結果を見て、「ウチはPowerStore500Tじゃ物足りないかも…」という方は、上位レンジの5000Tと500Tを比較検証したこちらの後半戦動画もご確認ください!