国立大学法人 九州工業大学情報統括本部情報基盤センター 副センタ―長ICT利活用教育研究基盤運用室長教授林 豊洋 氏12所在地:福岡県北九州市戸畑区仙水町1-1URL:https://www.kyutech.ac.jp/さらなる強化が必要に予算内に収まらない[AFTER]◆高性能オールフラッシュ・ストレージの活用でパフォーマンスを大幅に向上◆仮想化プラットフォームに「Proxmox」を採用することでコスト削減に成功[BEFORE]◆学内仮想化基盤の用途変更に伴い、インフラ環境の◆ハードウェアやソフトウェアの費用が高騰し所定のIT製品の価格高騰により予算内での調達が困難に一世紀以上の長きにわたり先進技術人材の育成に邁進HCIベースの旧環境をNetApp+Proxmoxで刷新ーお客様導入事例ー その同大学において今回実施されたのが、学内の教育研究活動を下支えする仮想化基盤のリプレースである。元々同大学では、学内の講義室に教育用端末を設置しており、日々の講義などに利用していた。この端末を動かすための各種サービスや、Learning Management System(以下、LMS)などのシステムを収容するのが本仮想化基盤の役割であった。「しかし本学では、コロナ禍をきっかけに端末の廃止を決定。その代わりに、学生の個人持ちPCによるBYOD方式へ移行しました。これに伴い、本仮想化基盤も以前とは違う役割を受け持つことになったのです」と林氏は説明する。 まずその一つが、LMS関連システムの集約だ。林氏は「本学も多くの大学と同じく『Moodle』をLMSに利用していますが、旧環境では容量不足の関係で一部のMoodle関連サーバーやデータを本仮想化基盤とは別の環境に置いていました。新仮想化基盤では、こうしたものをすべて集約し、全学向けの教育サービスはすべてここから提供するようにしたいと考えました」と続ける。 さらにもう一つの新たな役割が、学内に散在している教育研究データの一元管理である。「教員が保有する教育研究データは貴重な資産ですので、これをきちんと保存・管理しなくてはなりません。また昨今では、データレイクに蓄積したデータをBIツールやAIで分析・活用する動きが進んでいますが、こうした取り組みを進めていく上でも、まずは 明治40年(1909年)に設立された私立明治専門学校を起源とし、一世紀以上にわたり日本の技術人材の育成に邁進してきた九州工業大学。現在も「九州工業大学は、わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成します。」の基本理念の下、最先端の教育研究活動を展開している。 テクノロジーを専門とする工業大学だけに、学内の情報インフラ整備にも抜かりはない。九州工業大学 情報基盤センター 副センター長 教授 林 豊洋氏は「本学の情報基盤センターは情報システム・ネットワーク・セキュリティ等を研究課題とする部門であり、今後の情報化やDXについての企画・戦略立案を担っています。学内の教育研究システムやネットワークに関しても、各教員の専門的な知見を活かしつつ環境整備を推進。その時点で最新のテクノロジーやコンセプトを取り入れるようにしています」と語る。データを集めておかなくてはなりません」と林氏は語る。 しかし、この新仮想化基盤の導入を阻む大きな壁となったのが「コスト」である。「コロナ禍以降、ハードウェアやソフトウェアのライセンス費用が著しく高騰しました。旧環境で利用していたハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(以下、HCI)製品も、値上がりでとても今回の予算に収まりません。とはいえ、新たな用途に適用するためには性能・容量をアップさせる必要がありますので、困り果ててしまいました」と林氏は明かす。 そこでこの難題を解決する立役者となったのが、ネットワールドが提供するNetApp社製オールフラッシュ・ストレージ「NetApp AFF C250」、並びにオープンソースソフトウェアを基盤とする仮想化プラットフォーム「Proxmox」であった。 新仮想化基盤をNetApp+Proxmoxで構築することになった経緯について、林氏は「旧HCI製品に代わるハイパーバイザーをいろいろ探す中で、候補として浮かび上がってきたのがProxmoxでした。実際に学内で動かしてみたところ、十分実用に耐えそうとの感触も掴めました。とはいえ、本番環境の構築や管理については、やはり専門のSIerの手を借NetApp AFF C250+Proxmox で教育研究用仮想化基盤を再構築性能向上とコスト削減の両立に成功九州工業大学
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