株式会社ベガルタ仙台経営企画部長兼 スタジアムパーク構想推進室長磯田 敦 氏株式会社ベガルタ仙台経営企画部 総務課主任金森 隼平 氏所在地:宮城県仙台市青葉区本町3-6-16URL:https://www.vegalta.co.jp/[AFTER]◆未知の脅威やファイルレス攻撃などにも対処できるセキュアな環境を実現◆クラウド型ソリューションへの移行により運用管理負荷の軽減に成功[BEFORE]◆現状のエンドポイント対策が適切かどうか不安が残る◆オンプレミスの管理サーバーの運用管理負荷が重いランサムウェアなどの脅威に備えるべくエンドポイントセキュリティの見直しに着手東北を代表するJリーグクラブとして地域貢献に向けた活動も意欲的に展開グローバルでの実績を評価しCrowdStrike Falconを採用ーお客様導入事例ー16 東北エリアを代表するJリーグクラブとして知られるベガルタ仙台。2024年に設立30周年を迎えた同クラブでは、地域のファン・サポーターの期待に応えるべく、日々熱い戦いを繰り広げている。 ベガルタ仙台 経営企画部長 兼 スタジアムパーク構想推進室長 磯田 敦氏は「発足にあたり約33万人もの署名が集まるなど、当クラブはまさに市民の思いから生まれたプロサッカークラブです。それだけに、勝利を目指すのはもちろんのこと、地域貢献に向けた活動も重要な使命だと考えています」と力強く語る。 そうした取り組みの一つが、現在推進中の「スタジアムパーク構想」だ。ここでは、ホームスタジアムであるユアテックスタジアム仙台を中心とした泉中央地区を舞台に、街のにぎわいを創出できる方法を模索中。磯田氏は「せっかくスタジアムという場があるわけですから、ゲームが無い日でも人々が集まるような環境を目指したい。様々な取り組みを通して、地域と一緒に盛り上がっていければ」と意気込みを語る。こうした同クラブの姿勢は、地域と共に歩むJリーグの理念を体現するものと言えるだろう。 このように多面的な活動を展開する同クラブだが、日常的な業務については一般企業とさほど大きな違いはないという。磯田氏は「プロサッカークラブと言えども、企業活動に必要な機能は他の会社と変わりありません。当部門が中心となり、総務や人事、財務などのバックオフィス業務全般を担当しています」と説明する。特に近年では、情報セキュリティの強化に力を入れているとのこと。磯田氏は「当クラブに限らず、プロスポーツチームには高い公共性/公益性が求められます。万一、重大なインシデントが発生するようなことがあると、ステークホルダーの方々にもご迷惑をお掛けすることになりますので、細心の注意を払ってセキュリティ対策に取り組んでいます」と続ける。 その一環として今回取り組んだのが、エンドポイントセキュリティの強化である。磯田氏はその背景を「サイバー攻撃の脅威は年々増しており、ランサムウェアによる被害なども数多く報道されています。そこで、現状のエンドポイント対策に問題はないか、今一度見直す必要があると考えました」と語る。 見直しにあたってのポイントとしては、まず社外で使われる端末の確実な保護が挙げられる。ベガルタ仙台 経営企画部 総務課 主任 金森 隼平氏は「Jリーグの試合は全国で行われますし、海外へ遠征するケースもあります。必然的にスタッフが外出先で端末を使う機会も増えますので、これをきちんと守れることが求められました」と語る。 もう一つのポイントが、運用管理負荷の軽減だ。金森氏は「当クラブには専任の情シス部門がありませんので、我々総務部門でIT関連の業務も行っています。しかし、既存のセキュリティ製品は、PC入れ替え時の設定作業などが煩雑な上に、管理サーバーを自前で運用する必要もありました」と続ける。 こうした課題を解消できる製品として、新たに採用されたのが、ネットワールドが提供するクラウドストライク社のセキュリティプラットフォーム「CrowdStrike Falcon」である。 「ITパートナーのイベントに参加した折に、CrowdStrike Falcon プラットフォーム で エンドポイントセキュリティを強化運用効率化とコスト削減に成功株式会社ベガルタ仙台
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