ITインフラを構築・運用する上で欠かせないさまざまなソフトウェア。その購入プロセスを大きく変えようとしているのが「AWS Marketplace」だ。そのメリットと今後の展開について、アマゾン ウェブ サービスの古田佳奈氏にネットワールドの猪原が聞いた。継続的な機能強化を推進しさらなる成長を目指す日本語化でわかりやすいAWS Marketplaceのホームページ17す。これにより、AWSの各種クラウドサービスウェア製品の支援も同じパートナーさまにれは、パートナーさまの公式サイトや会員のまま組み込んでしまおうというものです。も、AWSを次の柱にしていきたいと考えてMarketplaceを扱ってくれるパートナーさパートナーさま経由で販売を行う独自の仕組みもご用意しています。さらに今回、「Des-ignated Seller of Record(DSOR)」という新しい提供モデルもご利用いただけるようになりました。これは国内のAWS認定ディストリビューターでは初の取り組みとなります。古田 DSORとCPPOの最大の違いは、現行のディストリビューター商流をAWS Marketplaceの販売に組み込める点にあります。DSORであればこれまでの既存商流の購入と同様、お付き合いのあるパートナーさまを通じてご購入いただけまもAWS Marketplace経由で購入したソフト一括してお任せできるようになります。猪原 ISVの方々にとっても、DSORには大きな利点がありますね。古田 日本参入を目指す海外ISVにとって、一番のネックがカスタマーサポートや営業活動のリソースをどう確保するかという点です。体力のある企業ばかりではないので、製品開発以外の業務にまでなかなか手が回りません。その点、DSORでは、こうした部分にチャネルパートナーの力を借りられます。当社にもDSORに関する問い合わせが多数寄せられており、市場からの需要の大きさを感じています。猪原 エンドユーザー、パートナー、ISVのすべての皆さまがWin-Winになれる仕組みですので、当社でも頑張って盛り上げていきたいと思います。猪原 今後の展望についてもうかがえますか。古田 AWS Marketplaceでは、Webサイト表示の日本語化や消費税/適格請求書への対応など、日本市場に向けた機能改善を実施してきました。今後もこうした活動を継続すると同時に、お客さまがより簡単に製品をご購入頂けるようなスキームも強化していきます。たとえば、現在進めている「Buy with AWS」という取り組みもそのひとつ。こサイト上に、AWS Marketplaceの機能をそ猪原 なるほど。当社のビジネスにおいています。そのためにも、一緒にAWS/AWS まをどんどん拡大していきたいと思います。古田 日本市場でさらなる成長を目指す上では、やはりチャネルパートナーとのパートナーシップが欠かせません。今後のネットワールドとの協業にも、大きな期待を寄せています。Dialogue Navigator猪原 伯光販売形態がまもなくネットワールドで始動DSORについての最新情報はこちらをチェック!ネットワールドは、DSOR(Designated Seller of Record)を活用し、ISV製品の再販体制を強化します。これにより、日本市場におけるクラウドサービスのさらなる普及と活用を推進してまいります。本件に関する最新情報は、Webサイトにて随時更新しております。詳細については、以下のURLよりご確認ください。ネットワールド「はじめてのAWS移行」はこちらからhttps://www.networld.co.jp/product/amazon-aws-hajimete/株式会社ネットワールドマーケティング本部クラウド推進部部長
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