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では早速…ず~みん先生よろしくお願いします!
ここ数年で、NetAppや他ベンダーでクラウドソリューションがすごく増えたと思うんですが、
やっぱりクラウドの提案依頼は増えていますか?
「間違いなく増えているね。『クラウドファースト』といって、『システム導入の際は第一にクラウドで検討しなさい』としている企業が業種問わず増えているからね。クラウドじゃなくオンプレミスで提案するのであれば、明確な理由がなければオンプレミスでの提案さえできない企業もあるという状態だよ。」
そりゃ各社こぞってクラウドソリューションをリリースしてくるはずですね!
ず〜みん先生のところには、具体的にはどういった依頼が多いですか?
「特に、DRサイトをクラウド化したいという依頼が多いかな。中でもONTAP CloudとAltaVaultの依頼が圧倒的に多いよ。DR案件の約3~4割はクラウドに流れている印象だね。もちろんシステム全てをクラウドへ移行したいという依頼もあるけどね。NetApp Private Storage(NPS)の案件はまだそこまで依頼は多くないかな。」
まずはDRサイトからクラウドに…ってことですね。
「クラウドでコスト削減」とはよく聞きますが、やっぱりクラウド化した方がコストを抑えられるんですか?
「一概には言えないね。当初クラウドでの依頼だったけど、最終的にオンプレミスで導入したお客様も多いよ。
その理由のほとんどは、コストが見合わなかったからなんだ。」
えぇ~、クラウドっててっきりオンプレミスより安く導入できるんだと思ってました。
どういう時にコストが見合わなかったんですか?
「特に難しいのはファイルサーバだね。クラウド移行に積極的なあるお客様の例だけど、過去にオンプレミスのファイルサーバ約30TBをAmazon Web Service(AWS)に移行したものの、停止やアクセス不能など問題が相次ぎ、クラウド上での運用が厳しいという結論に至ったんだ。
そこで今度は、本番環境はオンプレミスで導入して、DR環境のみをクラウドにするハイブリッドクラウド構成を検討したいということでネットワールドに依頼があったんだけど、コストが見合わず結局DR環境もオンプレミスでの提案になったんだ。」
ず~みん先生が一番よく提案しているとおっしゃっていた、
「DRのみクラウド」ってやつですね!それなのに、コストが合わなかったんですか?
「そう。ONTAP Cloudの場合、ストレージ領域はAmazon Elastic Block Store (Amazon EBS) を使用することになるんだけど、なにせその費用が正直言って高い。特に容量の大きいファイルサーバだと費用が跳ね上がってしまう。
試算の結果、お客様のコスト要件に合わず、最終的にDR側もオンプレミスのFASシリーズで導入したんだ。
FAS対FASのSnapMirrorによるベーシックなレプリケーション構成だね。」
クラウドだから安いって訳じゃないんですね。
でもオンプレミスより価格が高くなってしまうと、あまりクラウドのメリットってないような。
「結局は用途によりけりだね。さっきの例のような、ファイルサーバ等大きい容量が必要な用途だとクラウドには向かないことが多い。逆にそれ以外の用途であれば、やっぱりクラウド化によるメリットは大きいよ。機能面でAWSがオンプレミスに劣っている部分はほぼないしね。」
なるほど~。中でも特にクラウドでの提案が向く使い方や要件はありますか?
「一般的によく言われることだけど、繁忙期があってある時期だけ大量のリソースが必要になるシステムや、ユーザ数がどんどん増えるようなシステムだと、やっぱりクラウドによるメリットは大きいと思うよ。
単に『今オンプレミスで動いているシステムを、とにかく全部クラウドに移行したいんです!』という話もあるけど、正直な話、全てをクラウドに移行するメリットはそんなにないんじゃないかな。
クラウドに向く用途、向かない用途を見極めて、ハイブリッドクラウド構成で導入するのを僕はお勧めしたいね。」
今後すべてクラウドに置き換わるという話も聞きますけど、なかなかそうはならないってことですかね?
「置き換わってもいいとは思うけどね。ただ、さっきのお客様の例のように、実際にクラウドに移行したものの、運用してみると『やっぱりオンプレのほうが良かった』という結果になって、クラウドからオンプレミスに戻ってくるお客様も増えているという話も聞くし。
結局、クラウドが向くところはクラウド、オンプレが向くところはオンプレ、という適材適所の選択がベストだと思うよ。」
なるほど!じゃあクラウド向きかオンプレ向きか、
迷った時はず~みん先生に相談させてもらいますね!
でもぶっちゃけ、ず〜みん先生の立場だったらハードウェアのほうが売りたいんじゃないですか~?
「ぶっちゃけね(笑)ONTAP Cloudなんか特に、お客様が直接AWSのマーケットプレイスからも買えるし、そうされちゃうと僕の数字にならないしね(笑)
まあでも今はそんなことも言ってられないよ。なにせ『クラウドファースト』が今のスタンダードだからね。クラウドもオンプレミスも、要件に合わせて最適なものを提案するのが僕の使命だからね!(キラーン)」
お~カッコイイー!ここからはNetAppのクラウドソリューションについてもう少し聞いてみたいです。
まず、他社と比較した、NetAppのクラウドソリューションの強みと言うとなんでしょう?
「やっぱりなんといってもONTAP Cloudでしょう。誰でもすぐに、ONTAP環境を使うことができる!これまではちょっとONTAPで試したいことがあると、まずFASシリーズの検証機を技術部から借りてきて、結線して・・となると、時間も労力もかかるじゃない?
でもONTAP Cloudなら、AWSのサイトからちょちょいとデプロイしてやれば20分もあれば使い始めることができる。
しかも営業の僕でも簡単に!まさにクラウドの良さだよね。こういった製品は、おそらくまだNetAppにしかないんじゃないかな?」
それは強みですね。でもONTAP Cloudって、さっきの話でも出てきましたが、
AWS側の費用がお高くつくって話でしたよね・・・?
「まあね。ただ僕はさっきの例のような大容量を使うことはないからね。そうそう、Amazon EBSの費用はもちろん高いんだけど、ONTAP Cloudを使うと重複排除が使えるから、多少はEBSの使用量を減らすことができるのはポイントだよ。」
へえ~、ONTAP Cloud、良さそうですね!AltaVaultはあんまり好きじゃないんですか?
「そんなことないけど(笑)まぁAltaVaultはSnapMirror対応で提案しやすくはなったとはいえ、SnapCenter Advanceの設定やカタログサーバ作成、AltaVault側の容量サイジングが難しかったりと、トータルのコストや導入のハードルを考えるとなかなか…。
提案しやすさという意味でも、やっぱり個人的にはONTAP Cloudが好きだね。もちろんAltaVaultの提案依頼があれば飛んでいきますけど!」
お手軽なのが一番ってことですね!
ラストに1問いいですか?
ず〜みん先生が今後提案したいクラウドソリューションってあります?
「ONTAP Cloud+FabricPoolの組み合わせかな。FabricPoolというのは、ONTAP 9.2から使用可能になった新しい機能なんだけど、これによってオブジェクトストレージにONTAP Cloudのデータを保存することができるようになるんだ。そして、AWSには低コストのオブジェクトストレージ・S3がある。ということは、ONTAP CloudのストレージにEBSじゃなくてS3を使用することでコストを抑えられるようになるよね。
これまでEBSが高くてコストが合わなくてクラウドでの提案を諦めた案件も、クラウドで提案できるようになるかもしれないね。あくまで僕の感覚だけど、AWS部分の費用が少なくとも半額くらいにはなるんじゃないかな。」
それはますますクラウドでの提案が増えそうですね!ず~みん先生、
最後に何か一言頂けますか?
「クラウドを検討しているお客様も、ちょっと話を聞いてみたいというお客様も、ネットワールドまでお問合せください!飛んでいきます!」
ありがとうございました!
NetAppやクラウドソリューション、
その他お問合せもお待ちしてます!
株式会社ネットワールド
ストラテジック・プロダクツ営業部
「ず〜みん先生」こと 福住 遊
スペシャルインタビューおしえて!ず~みん先生 ~クラウド編~ネットワールド支援内容ご紹介

株式会社ネットワールドについて

社名 株式会社ネットワールド
設立 1990年8月1日
代表者 代表取締役社長 森田 晶一
所在地 [本社] 東京都千代田区神田神保町2-11-15 住友商事神保町ビル
事業内容 ネットワーク製品のソリューション・ディストリビュータ
Microsoft社を始めとする様々なネットワークベンダー(メーカー)の主要ディストリビュータであり、300以上のベンダー、3万点以上の商品を取り扱い、どんなユーザーにも、最適なシステム構築を提供できる製品を品揃えしています。

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