VMware vRealize Operations 製品概要
仮想インフラ全体のヘルスチェック、トラブルの事前予測
vRealize Operationsは、仮想インフラ全体を俯瞰表示して監視でき、異常やボトルネック箇所も一目で発見できる管理ツールです。上位のエディションでは外部ストレージの状況も一元管理できるようになるほか、将来的なリソース不足の予測、コスト削減のシミュレート、仮想マシンにインストールされているアプリケーションを含めた構成チェックなども可能になります。
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機能
運用概要ダッシュボード
仮想環境の情報が表示され、監視対象であるデータセンター全体の仮想マシンの状況を確認することができます。
キャパシティと使用率ダッシュボード
稼働している仮想マシンのCPU、メモリ、ディスク、ネットワークのリソースを大量に消費し、過負荷となっているホストを特定することができます。管理者は、過負荷状態のホストから余裕のあるホストへ仮想マシンを移動するなどの対処が可能で、当該ホストに対する物理リソース追加の必要性を検討できます。
トラブルシューティングダッシュボード
ダッシュボードに表示されるステップを追いながら、現在の仮想基盤の課題を把握することができます。トラブルが発生している場所と関連情報が紐づけて可視化されるため、迅速なトラブルシューティングすることが可能です。
物理キャパシティの将来のワークロードを予測
現在の仮想環境の稼働状態から、物理キャパシティの需要予測を行うことは容易でありませんが、 VMware vRealize Operations Managerを使用することにより、物理キャパシティの将来的なワークロードの変化を予測することが可能になります。
再利用可能なリソースをリスト化
VMware vRealize Operations Managerのレポート機能を使用すると、再利用可能な仮想マシンのリソースをPDFまたはCSVファイル形式で出力することができます。再利用可能なリソースがわかりやすくリスト化されるため、今後のリソースの割り当ての見直しなどに役立てる上での有効な情報を確認することができます。
カスタムダッシュボード
仮想マシンを管理するために必要な標準的なダッシュボードが豊富に用意されていて、 管理用途に応じたカスタマイズしたダッシュボードを作成することも可能です。
vSANのサポートが開始されました!!
ストレージ利用状況の最適化を図ることが出来ます。
ライセンス
製品 | ライセンス販売単位 |
---|---|
vRealize Operations | 管理対象にする仮想マシン25VMごと ※Advanced以上は物理環境も管理できるため、「OSインスタンスごと」と便宜上区別されていますが、考え方はVM数と同じです。 |
vRealize Suite | [vSphere環境上で利用する場合] vSphereがインストールされている物理1CPUごと [クラウドサービスや他社製ハイパーバイザ上の仮想マシンを管理する場合] 管理対象にする仮想マシン15VMごと |
エディション
Standard | Advanced | Enterprise | |
---|---|---|---|
ライセンス | CPUまたは 25 VM毎 |
CPUまたは 25 OS インスタンス毎 |
25 OS インスタンス毎 |
プラットフォーム | |||
運用プラットフォームのスケールアウト | 〇 | 〇 | 〇 |
シングル・サインオン | 〇 | 〇 | 〇 |
リモートコレクター | 〇 | 〇 | 〇 |
可視化:詳細設定なしですぐに使えるダッシュボード、ビュー、レポート、ヒート マップ、パフォーマンス チャート | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタマイズ可能なダッシュボード、レポート、ビュー | 〇 | 〇 | |
カスタムVMプロファイル | 〇 | 〇 | |
パフォーマンスの継続的な最適化 | |||
ガイド付きの修正機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
パフォーマンスの監視と分析 | 〇 | 〇 | 〇 |
vRealize Log Insightの連携 | 〇 | 〇 | 〇 |
vSANの概要と移行ダッシュボード | 〇 | 〇 | 〇 |
手動でのワークロード最適化 | 〇 | 〇 | 〇 |
ワークロード バランシングの自動化とスケジューリング | 〇 | 〇 | |
プラットフォーム ノードの自動フェイルオーバー | 〇 | 〇 | |
スーパーメトリック | 〇 | 〇 | |
ホストベースの配置 | 〇 | 〇 | |
自動化アクション(エンド ユーザー使用許諾契約書で制限) | 〇 | 〇 | |
vSANのパフォーマンス、容量、トラブルシューティング | 〇 | 〇 | |
効率的なキャパシティとコスト管理 | |||
リアルタイムのキャパシティ予測管理(トレンド分析、測定、適切なサイジング、最適化) | 〇 | 〇 | 〇 |
データセンター全体のコスト管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
VMを追加/削除するWhat-Ifシナリオ | 〇 | 〇 | 〇 |
Predictive DRS と DRS の管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
パブリック クラウドのプランニング、コスト分析 | 〇 | 〇 | |
ハードウェア調達、VMware Cloud on AWS、AWS への移行を計画するWhat-if シナリオ | 〇 | 〇 | |
複数の What-If スタックシナリオ | 〇 | 〇 | |
vSAN対応ワークロードバランシング | 〇 | 〇 | |
変更・構成・コンプライアンス管理 | |||
vSphereのセキュリティとコンプライアンス | 〇 | 〇 | 〇 |
OSリソース(CPU、ディスク、メモリ、ネットワーク)の監視 | 〇 | 〇 | |
SDDCおよびCloudPod 健全性管理パック | 〇 | 〇 | |
vRealize Orchestrator 管理パック | 〇 | 〇 | |
カスタムコンプライアンステンプレート | 〇 | 〇 | |
コンプライアンスドリフトの自動修復 | 〇 | 〇 | |
サービスの検出とアプリケーションの依存関係のマッピング | 〇 | 〇 | |
サードパーティ製インフラストラクチャ管理パック | 〇 | 〇 | |
検出、監視、トラブルシューティングパッケージ化されたアプリケーション | 〇 | ||
マルチクラウドおよびコンテナ監視管理パック:AWS、Azure、OpenStack、Kubernetes | 〇 | ||
ケアシステム分析管理パック | 〇 | ||
サードパーティのデータベース、ミドルウェア、アプリケーション管理パック | 〇 | ||
統合 | |||
ServiceNowの統合 | 〇 | 〇 | |
VMware Skylineの統合 | 〇 | 〇 | |
Wavefront統合 | 〇 | 〇 | |
高度なAPI:リソース/データの追加、レポート生成など | 〇 | 〇 | |
初期配置および進行中の配置のvRealize Automationとの統合 | 〇 | 〇 |