NetApp FASシリーズ
ONTAP System Managerでは主に中小規模のストレージシステムにおける基本的な設定を実施できます。
ファイルやボリュームなどストレージ毎の構成情報、容量、CPU使用率、I/O使用率、エラー情報などのストレージ管理に必要な情報を一覧でき、またストレージ構成の設定・変更を実施可能です。
GUIによる使いやすい操作性と、画面上のアイコンで動作状況が常時把握できる監視機能により、複数台のストレージシステムの一元管理をだれでも簡単に行うことができるようになります。
All Flash FAS(AFF) 、ONTAP Select、ONTAP Cloudにも対応しています。
【ONTAP System Managerから実施できる主な設定】
- CIFS、NFS、iSCSI、FC、FCoE構成
- CIFS共有、UNIXエクスポート設定
- ネットワーク設定
- ディスクアグリゲート、ボリューム、Qtreeの設定
- ストレージのプロビジョニング設
- Snapshotの設定、運用
- 重複排除設定
- SnapMirror、SyncMirror、SnapLock設定
- SVM(Storage Virtual Machine)管理
- ユーザ、グループ設定
- AutoSupport設定
FASシリーズ標準搭載
ONTAP System Managerは、FASシリーズに標準搭載されており、個別インストール不要でご使用可能です。
※ONTAP 8.3以上。ONTAP 8.2以下の場合は、NetApp SupportSiteよりダウンロード・インストールが必要です。
画面イメージ
ストレージコンソール |
|
|
---|---|---|
プロビジョニング & クローニング | プロビジョニング |
|
クローニング ※ |
|
|
バックアップ & リカバリ ※ |
|
※印の機能については、VSC7.0以降では提供されず、SnapCenterに統合されました。
ストレージコンソール機能
VSCを使用すると、VMFSもしくはNFSデータストアを使用するVMについて、整合性のとれたSnapshotを瞬時に作成することが可能です。 SnapshotはESXサーバにはほとんど負荷をかけないため、1日あたりのバックアップ回数を増やしてデータ保護を強化することが可能です。
SnapRestoreの機能を使用することで迅速なリストアを実現し、かつバックアップの整合性がとれているため、リストアした時点ですぐに処理を再開することが可能になります。
仮想マシン単位でのリストアが可能
データストア単位のリストアだけではなく、1VM単位でリストアをすることが可能であるため、1つのデータストアに複数VMを載せる設計が可能です。
災害対策(DR)との連携も自動化
SnapMirrorと組み合わせることで、取得したSnapshotをリモートのセカンダリストレージに複製することが可能です。
レプリケーション操作もVSCで制御されるため、手動での複雑かつ面倒な操作を実施することなく、容易にディザスタリカバリを実現することが可能です。 詳細な動作イメージについては、下図「SMVI + Snapshot + SnapMirror動作イメージ」をご覧ください。
VMotionとの完全な相互運用性
VSCはVMotionとの完全な相互運用性を備えており、VirtualCenterと通信してVMotion実行後のVMの場所を把握します。VMotionアクティビティが完了するまで、VMをバックアップすることはできません。
VSC バックアップ&リカバリ機能動作イメージ
バックアップ・リカバリ・レプリケーション・DRを完全自動化したオンラインバックアップを実現
SnapDriveを使用すると、Microsoft管理コンソールまたはコマンドラインを使用した管理が可能になり、管理が簡略化されます。対話形式のウィザードやガイドに従って、管理タスクの実行や、操作の自動スケジュールを作成することが可能なので、管理者がNetAppの操作方法を知らなくても、ストレージ管理を容易に実施することが可能です。そのため、ストレージ資源を最大限に活用することが可能となるので、不要なディスクへの投資を削減し、コスト削減にもつながります。
LUN(NTFS)のオンライン拡張を実現
SnapDriveを使用すれば、仮想ディスクの追加、削除、マッピングおよびミラーリングをオンラインで実行することが可能です。アプリケーションやシステムのパフォーマンスに影響を与えず直ちに容量を拡張することができます。
スペース効率に優れた高速バックアップを実現
Snapshotとの統合によって、WindowsアプリケーションとNetAppストレージで整合性のとれたバックアップをオンラインで、瞬時に作成することが可能です。SnapDriveでは、作成したSnapshotを仮想ディスクとしてマウントすることで、Snapshotへのアクセスを可能にしています。
さらにSnapRestore を組み合わせて使用することで、データの復元も数秒で実施することが可能になります。
高可用性クラスタにも対応
SnapDriveは、Microsoft Cluster Serverをサポートしており、ミッションクリティカルなアプリケーションにおいて最高レベルの信頼性を提供します。クラスタリソース、仮想ディスクおよびSnapshotの管理が大幅に簡略化されているので、フェイルオーバーが完全に透過的に行われます。
WindowsサーバとNetAppの連携
SnapManager for SQL Serverは、使いやすいグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を通じて、バックアップ、リカバリ、データ複製などの日常的なデータ管理タスクを自動的に実行することができます。ルーチンタスクを自動化することで、ストレージ管理者は付加価値提供のためのタスクにより多くの時間を割り当てることが可能になります。
Snapshotによる瞬時のバックアップと迅速なリストアを実現
SQLServerと連携した Snapshot機能によって、高速かつ整合性のとれたバックアップを可能にし、バックアップに要する時間を数時間から数秒にまで短縮できます。Snapshotのコピーをベースにしているため、データベースのサイズや数に関係なく、同時かつ瞬時にバックアップが行え、必要となるディスクスペースはフルバックアップとの差分だけですみます。
同様にSnapRestore機能によって、 数時間~数日を要していたリストアについても、数分にまで短縮することが可能なので、アプリケーションのダウンタイムを最小限におさえ、可用性を向上することが可能です。
オンラインでの拡張・縮小が可能
Microsoft SQL Server やNetApp ストレージをオフラインにすることなく、ストレージ容量を容易に拡張・縮小可能です。
災害対策(DR)を容易に実現
SnapMirrorと組み合わせることで、取得したSnapshotをリモートのセカンダリストレージに複製することが可能です。
手動での複雑かつ面倒な操作を実施することなく、容易にディザスタリカバリを実現することが可能です。
SQLサーバとNetAppの連携
SnapManager for Oracleは、使いやすいグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を通じて、バックアップ、リカバリ、クローニング作業などの日常的なデータ管理タスクを自動的に実行することができます。
これらのルーチンタスクを自動化することで、ストレージ管理者はチューニング、キャパシティプランニングといった付加価値の高いタスクにより多くの時間を割り当てることが可能になります。
スペース効率に優れた高速バックアップを実現
Oracleと連携した Snapshotによって、高速かつ整合性のとれたバックアップを可能にし、バックアップに要する時間を数時間から数秒にまで短縮できます。Snapshotのコピーを ベースにしているため、データベースのサイズや数に関係なく、瞬時に、スペース効率の高いバックアップを行うことができます。
また、SnapManagerによる定期的な自動バックアップはSnapManager for Oracleに付属のグラフィカルなスケジューラを使用して、スケジュールを容易に作成・変更することが可能です。
迅速なリストアとデータベースのリカバリ
SnapRestore機能を使用することで、ある時点のバックアップの状態にまでデータを瞬時に戻すことを可能にしています。データベースのリストア・リカバリを数分で完了することが可能なので、アプリケーションのダウンタイムを最小限におさえることが可能です。また、SnapRestore処理の開始およびバックアップ後に 発生したトランザクション・ログの適用は、SnapManager for Oracleが自動的に実行し、また数分程度で完了するため、可用性および生産性が大幅に向上します。
また、データベース全体、表領域のサブセット、データファイル等、様々な単位でのリストアを可能にしています。
柔軟なデータベースクローンの作成
SnapManager for Oracleでは、FlexClone機能を活用することで、ホット/コールドバックアップデータから素早くクローンを作成することができ、品質保証/開発/検証などの用途で利用可能です。また、クローン作成はウィザードベースのツールを使用して容易に実行することができます。
OracleサーバとNetAppの連携