Cisco VIC / Virtual Interface Card

UCSに搭載できるアダプタについて

Cisco UCS Bシリーズに搭載できるアダプタ

UCS Bシリーズのハーフサイズブレードには1枚、フルサイズブレードには2枚のメザニンアダプタカードを内臓する事でブレードサーバは外部と通信する事が可能です。
メザニンアダプタカードは大きく3つの種類があり、イーサネットとファイバチャネル(FC)の通信が可能な2つの10Gポートを持つConverged Network Adapter(CNA)、2つの10Gイーサネット通信が可能なネットワークアダプタ、1枚のアダプタでもあるにもかかわらずOSには複数のアダプタとして認識させる事が可能なCisco VICアダプタの3種類のラインアップとなっています。
M3ブレードにはメザニンアダプタカードとは別にmLOM(モジュラーLOM)タイプのアダプタカードも搭載sる事が可能です。
UCS Bシリーズにサーバに搭載するネットワークアダプタはブレードサーバの形状に合わせるためにUCS Bシリーズ専用となります。アダプタカードにはmLOM形状で1つ、メザニンカード形状で10モデルがあります。

Cisco UCS Bシリーズに搭載できるアダプタ一覧

モデル名製造
ベンダ
10G
ポート数
NIC数FC数iSCSI
ブート
対応
ファブリック
フェイル
オーバ対応
VM-FEX
対応
カード
形状
VIC 1280 Cisco 4 + 4 1 – 256 メザニン
VIC 1240 Cisco 2 + 2 1 – 256 mLOM
Port
Expander
Cisco 2 + 2 - - - - メザニン
M61KR-B Broadcom 1 + 1 1 – 8 2 - - メザニン
M73KR-Q Qlogic 1 + 1 2 2 - - メザニン
M73KR-E Emulex 1 + 1 2 2 - - - メザニン

Cisco UCS Cシリーズに搭載できるアダプタ

UCS Cシリーズサーバに搭載可能なネットワーク関連のアダプタカードは一般的なPCIeカード形状となっております。アダプタは大きく4つの種類があり、イーサネットとファイバチャネル(FC)の通信が可能な2つの10Gポートを持つConverged Network Adapter(CNA)、2つの10Gイーサネット通信が可能なネットワークアダプタ、1枚のアダプタでもあるにもかかわらずOSには複数のアダプタとして認識させる事が可能なCisco VICアダプタ、ファイバチャネル(FC)の通信に使用されるHost Bus Adapter(HBA)の4種類のラインアップとなっています。

Cisco UCS Cシリーズに搭載できるアダプタ一覧

モデル名製造
ベンダ
アダプタ
の種類
ポート数
(10G/1G
4GFC/8GFC)
NIC数FC数iSCSI
ブート
対応
VM-FEX
対応
イーサ
ネット
チーミング
VIC
1225
Cisco VIC 2
10G
SFP+
1 – 256 ハードウェア
(ドライバ不要)
VIC
1225T
Cisco VIC 2
10G
RJ-45
1 – 256 ハードウェア
(ドライバ不要)
OCe
11102-FX
Emulex CNA 2
10G
SFP+
2 2 - ソフトウェア
(ドライバ必要)
M61KR Intel CNA 2
10G
SFP+
2 ソフト
ウェア
- ソフトウェア
(ドライバ必要)
QLE8242 QLogic CNA 2
10G
SFP+
2 2 - ソフトウェア
(ドライバ必要)
57810 Broadcom CNA 2
10G
SFP+
2 2 - ソフトウェア
(ドライバ必要)
57712 Broadcom Ethernet 2
10G
RJ-45
2 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
X540 Intel Ethernet 2
10G
RJ-45
2 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
ET2 Intel Ethernet 4
1G
RJ-45
4 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
X520-DA2 Intel Ethernet 2
10G
SFP+
2 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
5709 Broadcom Ethernet 4
1G
RJ-45
4 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
57711 Broadcom Ethernet 2
10G
SFP+
2 - - ソフトウェア
(ドライバ必要)
LPe11002 Emulex HBA 2
4G
HBA
- 2 - - N/A
LPe12002 Emulex HBA 2
8G
HBA
- 2 - - N/A
QLE2462 Qlogic HBA 2
4G
HBA
- 2 - - N/A
QLE2562 Qlogic HBA 2
8G
HBA
- 2 - - N/A

SFP+のポートを有しているアダプタは別途SFP+モジュール又はTwinaxケーブルが必要です。

Cisco UCS Virtual Interface Card(VIC) 1280 / 1240

Cisco独自の第2世代UCS VIC 1200 仮想インターフェースカードシリーズはCisco UCS Bシリーズ専用にデザインされたFiber Channel over Ethernet (FCoE)対応のアダプタカードです。VIC 1280は各ファブリックへ最大4本の10G KRポートで接続します。このカードをUCSマネージャで設定する事で最大256のPCIe準拠インタフェイスのネットワークインタフェースカード(NIC)、ホストバスアダプタ(HBA)として利用する事が可能です。これらをそれぞれ、vNIC(Virtual NIC)、vHBA(Virtual Host Bus Adapter)と呼びます。

VIC 1280のアーキテクチャ

VIC 1280のアーキテクチャ

VIC 1240のアーキテクチャ

VIC 1240のアーキテクチャ

Cisco UCS Virtual Interface Card(VIC) 1225

Cisco独自のUCS VIC1225はCisco UCS Cシリーズ専用にデザインされた第二世代のFiber Channel over Ethernet (FCoE)対応PCIe 仮想インターフェイスカードです。VIC1225には2つの10ギガビット SFP+ポートを有しています。

VIC 1225のアーキテクチャ

VIC 1225のアーキテクチャ

ファブリックフェイルオーバー機能jについて

VICシリーズの独自機能の一つとしてファブリックフェイルオーバー機能があります。
ファブリックファイルオーバー機能はVICとファブリックインターコネクトが連携し、OSからは1つのネットワークインターフェースカード(NIC)として認識されたインターフェイスにおいて、使用中のファブリックインターコネクトと上位との接続経路に障害が発生した場合に、自動的にNICの接続経路をもう一方のファブリックエクステンダへ変更する機能です。具体的にはActive-StandbyのチーミングとTrunk Failoverの機能をハードウェア側で自動的に行います。これにより、OSには1つのインターフェイスとして認識されているためインターフェースを冗長化する様な特別なドライバやユーティリティは必要ありません。通常、チーミングはOS上のソフトウェアで行いますが、VICのファブリックフェイルオーバーはハードウェア側で行うため、サーバリソースを抑える事が可能です。特にWindows Server のHyper-V環境でもネットワークインターフェイスの冗長化が可能となります。
また、これらの機能は各vNICごとに冗長の経路を設定することができます。

VICのファブリックフェイルオーバー機能

VICのファブリックフェイルオーバー機能

VM-FEX機能について

VICシリーズの独自機能の一つとしてVM-FEX(Virtual Machine Fabric Extender)があります。
VM-FEXは仮想サーバまでユニファイドファブリックを拡張する機能です。VM-FEXによってUCS Bシリーズ ブレードサーバ上の仮想サーバは直接ファブリックインターコネクトへ接続することが可能です。

VM-FEX機能jについて

VM-FEX では、ブレードサーバに搭載するVIC によって仮想サーバに対して vNIC を割り当てます。そして、vNIC を接続するためのインターフェイスとしてファブリックインターコネクトに vEth (virtual Ethernet Interface) を割り当てます。これにより、仮想サーバは vNIC と vEth でポイントツーポイント接続されることになります。そして、仮想サーバに対するセキュリティやトラフィックなどのさまざまなポリシーは UCS マネージャで サービスプロファイルを設定することで実現することが可能です。

VM-FEXの特長・メリット

柔軟でダイナミックなポリシー制御が可能

仮想サーバとファブリックインターコネクトがpoint-to-pointで接続されます。そして、仮想サーバに対するポリシーは UCS マネージャのサービスプロファイルで仮想サーバごとに設定できます。また、仮想サーバが別のブレードサーバに移動しても同じポリシーを適用できます。仮想サーバに対するポリシー制御 を柔軟かつダイナミックに行うことができます。

仮想サーバのネットワーク接続の可視化が可能

仮想サーバ間の通信が発生する場合は、ファブリックインターコネクトを経由します。そのため、仮想サーバ間のトラフィックフローも明確に識別して制御可能です。

サーバとネットワークの運用境界が明確

VM-FEX ではサーバとネットワークの運用境界が明確です。サーバ担当者は仮想サーバの管理を行い、仮想サーバのネットワーク周りはネットワーク担当者が管理できます。

パフォーマンスの向上

仮想スイッチを排除することにより、仮想化レイヤのオーバーヘッドによる I/O のボトルネックを排除することができます。

仮想スイッチの設計や運用の負荷を削減

仮想スイッチを必要としない為、ネットワークのアクセスレイヤをファブリックインターコネクトに集約することができます。これにより、仮想スイッチの設計や運用の負荷を削減することができます。
VM-FEX は仮想サーバのネットワーク接続をシンプルな構成にするとともに、柔軟性や拡張性、管理のしやすさを提供するとても特徴的な仕組みといえます。VM-FEX によって、仮想サーバを利用したシステムの構築を効果的に行えるようになるでしょう。
※ Cisco UCS での VM-FEX はハイバーバイザーに依存しませんが、連携したソリューションが可能なのは、現在 VMWare 社の vSphere (ESX/ESXi) です。Red Hat 社の KVM でもサポート予定です。

VM-FEXの特長・メリット

仕様説明
X16 PCIe
第2世代インタフェイス
高いスループットの実現に貢献
8×10-Gbps
ユニファイドIO
サーバの80Gbpsの帯域を提供。(1240単体では40Gbps)NIC/HBAのハードウェア数量、それに伴う結線数量を抑制し、TCO削減に寄与
iSCSIブート対応 UCSマネージャよりiSCSIブートパラメータの設定が可能
256までの
動的仮想アダプタ・
インタフェイス
OSやハイパーバイザのSD-IOV(single-root I/O virtualization)対応を必要とせず、完全に独立したPCIeアダプタカード・インタフェイス(NIC又はHBA)としてOSから認識可能
・作成された仮想インタフェイスやアダプタはOSから独立した物理インタふぇしうとして管理、利用可能
・1つのカードでも様々なI/O構成の環境へ柔軟に対応可能 ※VIC 1200シリーズはSR-IOV準拠ハードウェアのため、主要なOSでSR-IOVがサポートされた場合にはSR-IOV機能が利用可能となる予定
Cisco VM-FEX
テクノロジ
・仮想/物理ネットワークを1つのインフラに統合
・仮想マシンに対して物理的な可視化により、物理・仮想双方のサーバを統合管理が可能
・IEEE 802.1Qbhポートエクステンダ標準仕様実装
ファブリックフェイルオーバ ハードウェアベースのフェイルオー場機能によりファブリックインターコネクトへの経路を物理レベルで冗長化
900,000 I/O
オペレーション / 秒
(IOPS)
アプリケーションに対して高い I/O パフォーマンスを提供
ロスレスイーサネットサポート Cisco ユニファイドファブリックでFCoEに対応するためのプライオリティフロー制御(PFC)を実装
PAGE TOP