Cisco UCS Bシリーズ 製品概要

UCS Bシリーズの概要

Cisco Unified Computing System(UCS)はブレードサーバシリーズ(以下UCS Bシリーズ)と、ラックマウントサーバーシリーズ(UCS  Cシリーズ)の2つの製品系列があります。
UCS Bシリーズは、ストレージ接続、ネットワーク接続の一元化と、あらゆるシステムリソースを仮想化することを前提として設計された新世代のブレードコンピューティングシステムです。
以下の大きく3つのメリットをもたらすことで、ビジネスをさせる理想的なクラウド型データセンターのサーバシステムを実現します。

シンプルなシステム構成

ネットワークとコンピューティングシステムをCiscoのユニファイドファブリックにより、シャーシ毎のLAN/SANスイッチ搭載を不要とし、さらにハードウェア管理モジュールも統合しました。これによりコンポーネント構成を簡素化して設計、構築、管理工数の負担を大幅に抑制することが可能となります。

バランスの取れたパフォーマンス

最新のIntel E5プロセッサー、独自のメモリ拡張技術の採用、10G FCoEインターフェースによりブレード毎に最大80GBの帯域を提供します。さらにこれらの高いキャパシティを実現しながらも、電力使用効率や冷却効率のバランスをとりながら設置面積あたりのリソース容量、パフォーマンスとスケーラビリティを最大化した設計を実現しています。

ジャストインタイムなリソース設定

UCS Managerを通じて、サーバ、ネットワークやストレージアクセスを含めたシステムリソースを一元的に管理し、さらにサーバ固有の情報であるハードウェアデバイスに関する情報やBIOS設定などをハードウェアから分離して管理する事が可能です。

UCS Bシリーズの特長

UCS Bシリーズのシステムは、1セットのファブリックインターコネクトと1台または複数のブレードサーバシャーシの組み合わせで構成されています。各ブレードサーバシャーシにはファブリックエクステンダが格納され、シャーシ内の各サーバはこのエクステンダを経由してファブリックインターコネクトと接続します。ファブリックインターコネクトはシャーシ間のネットワーク接続と、上位スイッチへのアップリンクを提供、SANに対するファイバチャネル(FC)や、FCoE接続もサポートしています。
ファブリックインターコネクトはシャーシ毎に2台まで接続でき、冗長性やスループットを高められます。1セットのファブリックインターコネクトには20までのブレードサーバシャーシを接続可能です。

UCS Bシリーズ システム全体接続概要

UCS Bシリーズ システム全体接続概要

UCS ファブリックインターコネクト
→ UCS ファブリックインターコネクトについて

UCS ファブリックエクステンダ
→ UCS ファブリックエクステンダについて

UCS ブレードシャーシ
UCS 5108ブレードシャーシは6ラックユニットサイズの高さで業界標準の19インチラックに搭載可能です。シャーシはホットスワップに対応する4つの単相電源ユニットを前面に搭載し、電源はN+!冗長構成やグリッド構成とする事が可能です。シャーシの背面にはホットスワップ対応の8台のファンと電源ケーブル端子、UCS 2200XPファブリックエクステンダシリーズを2台搭載するスロットがあります。シャーシ内のミッドプレーンとしてはサーバスロット毎に最大80Gbpsの帯域を提供します。   

UCS ブレードサーバ
UCS ブレードサーバはハーフサイズとフルサイズの2種類の形状で提供しています。 何れのブレードサーバも1台のシャーシに混在して搭載することが可能です。また、特に搭載スロットに制限事項などはありません。

アダプターカード
M2シリーズのハーフサイズブレードには1枚、フルサイズブレードには2枚のメザニンアダプタカードを搭載する事でブレードサーバは外部と通信する事が可能となります。
メザニンアダプタカードは大きく3つの種類があり、イーサネットとファイバチャネルの通信が可能な2つの10Gポートを持つConverged Network Adapter、2つの10Gイーサネット通信が可能なネットワークアダプタ、1枚のアダプタであるにも関わらずOSには複数のアダプタとして認識させる事が可能なCisco VICアダプタの3種類の製品があります。M3ブレードにはメザニンアダプタカードとは別にmLOMタイプにアダプタカードも搭載する事が可能です。
→ VICについて

ハードウェアコンポーネントの詳細

ブレードシャーシ

UCS 5108はAC電源ユニットを搭載するモデルとDC電源ユニットを搭載するモデルがあります。シャーシ構成を実現するために必要な検討項目は電源ユニット(PSU)の冗長化方式とその個数だけになります。

UCS 5108 ブレードシャーシとスロット番号

下図の通りブレードシャーシに搭載されたブレードサーバは8つのスロット番号で管理され、フルサイズブレードの場合は奇数番号で認識される形となります。1つのブレードシャーシへ異なる種類のブレードサーバの混載が可能になります。

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とハーフブレード搭載例

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とハーフブレード搭載例

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とフルブレード搭載例

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とフルブレード搭載例

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とブレード混載例

UCS 5108 ブレードシャーシのスロット番号とブレード混載例

電源冗長化構成と電源ユニット数

UCS  5108 ブレードシャーシに必要な電源ユニット(PSU:Power Supply Unit)の数量はブレードサーバの搭載数は関係なく、電源冗長化方式により決定されます。電源冗長化方式とPSUの必要数については以下の通りです。

UCS 5108 PSUの冗長化方式の違い

No Redundant(冗長化なし)方式

  • 電源供給源(以下PDU)が1系統しかない場合
  • テスト環境など最低限のコスト構成を希望する場合

No Redundant(冗長化なし)方式

N+1 方式

  • PDUが1系統しかない場合
  • PSU障害発生時にブレードが停止するリスクの回避を希望する場合

N+1 方式

Grid 方式

  • PDUが2系統以上の場合

Grid 方式

方式名説明必要PSU数量
No Redundant
(冗長化なし)
電源冗長化の設定を無効とした最小限の構成 2
N+1 必要最低限数量の2とともに予備を1つ定義し、使用中の1台のPSUが故障した場合、予備で代用する設定 3
Grid 2台ずつPSUのペアを構成する設定 4

搭載したPSUと同時の電源ケーブルをそれに対応する位置の背面に結線する必要があります。

UCS 5108 シャーシの物理使用

UCS 5108 シャーシの物理仕様は以下の通りです。

項目数値
高さ 26.7cm = 6RU
44.5cm ;標準19インチラックにラックマウント可能
奥行き 81.3cm
ブレードサーバスロット 8(ハーフサイズブレードの場合)、4(フルサイズブレードの場合)
ファブリック
エクステンダスロット
2
電源(ACの場合) 4 x 2500W、208V(220V)単相、50 – 60Hz、IEC-320 C20 コネクタ、ホットスワップタイプ
電源(DCの場合) 4 x 2500W -48V DC、ホットスワップ対応
ファン 8 x ホットスワップ対応

サーバブレードのポートフォリオ

UCS サーバブレードは5種類を提供しています。その種別と書く項目の比較、搭載可能な最大CPUコア数とメモリ容量による位置づけは以下の通りです。

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 B200 M3B200 M4B260 M4B420 M3B460 M4
プロセッサ Xeon E5
E5-2600/v2
Xeon E5
E5-2600/v3
Xeon E7
8800v2/v3,
4800v2/v3,
2800v2
Xeon E5
E5-4600 v2
Xeon E7
8800v2/v3, 4800v2/v3,
2800 v2
ブレード幅 ハーフサイズ ハーフサイズ フルサイズ フルサイズ フルサイズ
(ダブル高)
最大コア数 2P/24C 2P/36C 2P/36C 4P/48C 4P/72C
DIMM
スロット数
24 24 48
(メモリキット)
48 96
(メモリキット)
最大メモリ
GB
768GB 768GB
(1.5TB Future)
3.0TB 1.5TB 6.0TB
ディスク数 2 x 2.5” 2 x 2.5” 2 x 2.5” 4 x 2.5” 4 x 2.5”
Raid 0/1 0/1 0/1 0/1/5/6 0/1
メザニン
スロット
1月1日 1月1日 1月2日 1月2日 2月4日

UCS B200M3 の内部

UCS B200M3 の内部

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