株式会社ネットワールド

ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、技術情報やプレゼンテーション資料などの大容量業務データをセキュアに社内外で共有可能な環境を実現するために、モバイル情報共有基盤を構築し、本格稼働開始したことを発表します。
新しいシステムは、2014年に構築した「Citrix XenMobile (以下、XenMobile)」によるモバイルアクセス環境に、企業向けデータ同期・共有ソリューション「Citrix ShareFile (以下 ShareFile)」を追加したものです。これにより、外出時にお客様から資料を要求された時など、iOS版の専用アプリで手軽にファイル操作し、その場で迅速に対応することが可能となりました。
ShareFileでは、データを保存するストレージはパブリッククラウド / 自社データセンターなどを選択可能ですが、自社ポリシー(コンプライアンスなど)によりクラウド上で運用できないデータを含むため自社内の「NetApp FAS2240A」に保存。NetAppの最新ストレージOS「clustered Data ONTAP 8.3 (以下 cDOT8.3)」を採用し、ShareFileとの連携用プラグイン「NetApp Recovery Manager for Citrix ShareFile(NRM-CS)」を利用することで、ShareFile内のオブジェクトデータを簡単にユーザファイル形式に変換できるため、通常のファイルサーバと同様の操作性で、目的のファイルの確認やリストア作業などが瞬時に行えます。また、cDOT8.3の新機能「Advanced Disk Partitioning(ADP)」により、従来と比較して、性能・容量効率共に1.5倍の改善を実現しました。
ネットワールドは、今回のシステム構築・運用の経験と実績を、お客様向けのソリューション提供にも活かしていきます。

導入の背景

ネットワールドは、パートナーやユーザ企業に最適なソリューションを提供するために必要な情報共有・活用基盤として、2014年にXenMobileによるモバイルアクセス環境を導入し、会社支給のiPhoneからメール送受信や業務情報の確認が可能となり、外勤の営業/技術スタッフが、よりスピーディなアクションを起こせるようになりました。XenMobile によるモバイルアクセス環境の利用を進めるにつれ、技術情報やプレゼンテーション資料をはじめとする大容量業務データを共有できる環境、さらに、社内だけでなくパートナーやユーザなどの社外の方々とも、提案中・構築中の案件に関するデータを安全に情報共有が行える環境が求められるようになりました。
昨今は、各種のファイル共有・転送サービスが提供されていますが、セキュリティや保存容量制限、運用管理の煩雑さなどが問題になるケースも少なからずあり、こうした課題を解消する新たなモバイル情報共有基盤の構築に取り組むことになりました。
今回のプロジェクトで想定した用途は以下の3つですが、いずれもセキュリティが最重要ポイントとなります。
・テクニカルサポート/保守サービス部門でのソフトウェア/バイナリ提供
・システム構築案件に関わるパートナー企業またはお客様とのデータ共有フォルダ
・数千社に及ぶメーカー/パートナーとの情報共有サイト
ネットワールドは、以前から、一部ユーザを対象にセキュアな企業向けデータ同期・共有ソリューション ShareFileの試験導入を行っており、その利便性の高さを実感していたことから、今回全社展開することになりました。

システムの特長と導入成果

アカウント/アクセス管理をクラウド上で、データ保存は自社内のNetAppストレージに
クラウド型のデータ共有ソリューションShareFileは、アカウント管理やアクセス制御などの管理作業はクラウド上で提供されるユーザインターフェース「コントロールプレーン」で実施しています。実際にデータを保存するストレージは、Citrixが管理するAWS, Microsoft Azureや、自社データセンター内の装置などを選択可能ですが、自社ポリシー(コンプライアンスなど)によりクラウド上で運用できないデータを含むため、自社内に設置した「NetApp FAS2240A」にデータを保存しています。
ファイル操作はiOS版の専用アプリで手軽に行えるため、外出時にお客様から資料を要求された時なども、その場ですぐに対応することが可能。一般的なデータ共有サービスのようにファイル容量制限もなく、アクセス権限付与などの管理操作も容易です。ShareFileはマルチデバイス対応のため、Windows PC、Mac/iPad、Android端末などはもちろん、XenDesktopの仮想デスクトップ環境上からも利用可能です。
NetApp最新ストレージOS「clustered Data ONTAP 8.3」を採用
データを保存するストレージには、NetAppの最新ストレージOSであるclustered Data ONTAP 8.3を採用しています。ShareFileをはじめとしたオブジェクトデータ管理型のサービスでは、一般的なファイルサーバのようにCIFSやNTFSでファイルを認識できないため、管理者が過去のデータを探してリストアすることは不可能でした。これに対して、cDOT8.3は、ShareFileとの連携用プラグイン「NetApp Recovery Manager for Citrix ShareFile (NRM-CS)」を利用することで、ShareFileのWeb UIを通じて、目的のファイルの確認やリストア作業などが瞬時に行えます。
また、cDOTの従来バージョンでは、OS領域が数十GB程度でも、ディスク1本分の容量を丸ごと占有し、パリティ用やスペア用の領域が必要なため、ディスク使用効率に課題がありました。最新のcDOT8.3に搭載された新機能「Advanced Disk Partitioning(ADP)」により、ディスク内部を論理的に分割してOS領域を最小限に抑え、ディスク領域をより有効活用できるようになっただけでなく、データディスクのスピンドル(ディスク本数)が増えたことでパフォーマンスも向上しました。今回のネットワールドのShareFile環境でも、従来と比較して容量効率・性能共に約1.5倍の向上を実現しました。

XenMobileとShareFile、cDOT8.3によるネットワールドの新しいモバイル情報共有基盤は、2015年5月より本稼働を開始し、セキュアで利便性の高い情報共有・活用環境が実現できたことで、業務効率化や生産性向上にも大きな効果が見込まれます。
モバイルでの情報活用が重要なビジネス課題となる中、ネットワールドは、今回のような環境を必要とされるお客様もますます増えると考えており、NRM-CSに関するノウハウや、cDOT8.3導入を効率化する独自のコマンド生成ツール、ShareFileのセキュアな運用手法に関するノウハウなど、今回の経験と実績を顧客向けのソリューション提供にも活かしていきます。

システム構成図

20150821Networldシステム構成図

株式会社ネットワールドについて

株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。

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