プレスリリース
エイコー、全社仮想化基盤 / VDI基盤刷新で、 NutanixとCitrix XenAppを採用し、大幅な性能改善と運用効率化に成功
- Citrix
- Nutanix
2017.12.13
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代
表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社エイコー(大阪本社:大阪市中央区、代表取締役社長 山田 五十一)の全社仮想化基盤とVDI基盤の再構築プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するハイパーコンバージド・インフラ(HCI)の「Nutanix」と、アプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp(以下 XenApp)」が採用され、本番稼働を開始したことを発表します。
エイコーは、従来、主要業務システムをVMware vSphereで仮想化し、Citrix XenDesktopとiPadの導入により、業務を効率化してきました。両基盤を支えるサーバー / ストレージが更新時期を迎えたのを機に、今後のITインフラとして注目されるHCIに着目し、再構築プロジェクトに着手しました。
Nutanixは、設置スペースの大幅削減に加えて、新しい仮想サーバーを立ち上げる際にも、従来のような外部ストレージへのボリューム作成やOSインストール、仮想マシンの構築などが不要なため作業時間は1/4以下となり、また、専用管理ツールでサーバー / ストレージを一元管理できます。
今回のプロジェクトでは、最新インフラであるHCIはもとより、VMwareやCitrixに関する知見や経験が豊富なネットワールドの情報提供や技術支援が高く評価されました。
ドキュメントソリューションに加え、ITソリューションやオフィスソリューション、ビジュアルソリューション、環境ソリューションなど幅広い領域で事業展開するエイコーは、会計システムやワークフローなどの主要な業務システムをVMware vSphereで仮想化し、Citrix XenDesktopとiPadを早くから導入して営業担当者やサービス担当者の業務効率化を進めてきましたが、両基盤を支えるサーバー / ストレージが更新時期を迎えたことをきっかけとして、今回のプロジェクトがスタートしました。
同社は、IT分野では仮想化 / ネットワーク技術を強みとしており、説得力ある提案が行えるよう、社内でも積極的に仮想化製品を導入し情報システム部門と外販部隊が密接に連携してノウハウや経験の蓄積を図っており、今回も、単純にハードを入れ替えるだけなく、新しい試みにもチャレンジするという視点で、システムを選定しました。
まず、従来の仮想化 / VDI基盤は、国内ベンダー製のブレードサーバーと外部ストレージで構築されていましたが、今回、この環境をさらに進化させるべく、様々な角度から検討を実施した結果、今後ITインフラのシンプル化や最適化を進めていく上で不可欠となるHCI としてNutanixを採用することになりました。
旧環境では、2本のサーバーラックが共に約2/3埋まっている状態でしたが、コンパクトな2U筐体のNutanixは、従来のシステム環境をすべて収容して省スペース化できる上に、運用管理の効率化も図れます。また、無償のハイパーバイザーAcropolisが提供されることも評価されました。
また、VDI基盤は、毎年かかるMicrosoft VDAライセンス費用を削減することを目的に、Citrix XenAppへ移行。買い切りのRDS CAL(リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス)であるXenAppは、数年間で大きなメリットとなります。同社は、外出時の数分間だけアクセスして、顧客情報やメンテナンス情報の確認などを行う使い方がほとんどで、XenAppのライセンスは同時アクセス数分だけで済むため、約300台稼働しているiPadに対して、XenAppのライセンス数は60台分程度で充分です。