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IPv4+IPv6

IPv6への対応問題、人ごとだと思っていませんか?低コストでスムーズなIPv6対応はSLB活用がカギを握る

ネットワールドが提供する米コヨーテポイントシステムズ社製の「イコライザー」は、
日本市場で10年以上の歴史を持ち、累計出荷台数5000台を超えるSLBである。
そして2012年、米コヨーテポイントシステムズ社は同製品向けに、
クラウド時代を見据えてアーキテクチャをゼロから組み直した
新OS「EQ/OS10」をリリースした。EQ/OS10が次世代のSLBにふさわしいOSたる所以は、
2つの大きな特徴に集約される。
その1つめがIPv6対応だ。

IPv4枯渇は今そこにある危機

「澗」(かん)という言葉をご存じだろうか。なにやら三国志の武将名に出てきそうな言葉だが、実はコレ、数の単位のひとつ。億、兆、京、垓から杼、穣、溝と続き、ようやく登場するのが、この澗である。具体的には10の36乗だが、とにかくトンデモなく大きな数を表すことだけは理解できたであろう。

なぜ「澗」というマニアックな単位が登場したかというと、これから解説するIPアドレスの枯渇問題にかかわってくるからだ。インターネット上の“住所”として、通信に欠かせないIPアドレス。いくつかバージョンがあり、現在の主流である「v4」では、約43億個のユニークなIPアドレスを利用できる。

IPv4の仕組みが開発された当時は、約43億個もあれば十分と考えられていた。ところが、1990年代のパソコンおよびインターネットの普及、そして近年のスマートフォンの台頭によって、約43億では足りなくなってきたのだ。これまで、ネットワーク・アドレス・トランスレーション(NAT)技術を中心に、なかば無理矢理やりくりして、しのいできたが、そろそろ限界を迎えつつある。

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この問題を解決するために登場したのがIPv6である。IPv4より桁数を増やすことで、利用可能なIPアドレスの数を飛躍的に増やした。ちょうど、かつて携帯電話の番号が足りなくなり、10桁から11桁に増やしたのと同じイメージである。そのIPv6の最大数が約340澗--そう、最初に紹介した澗という単位に達するのだ。

IPv4の枯渇問題はいよいよ切実さを増しており、IPv6導入待ったなしの状況は、スグそこまで迫っているのである。

えっ、IPv6は下位互換性ないの!?「イコライザー」で載せ替え

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今あるWebサイトの環境をIPv6へ実際にイザ移行しようとすると、IPv6はIPv4と下位互換性がないため、実はそう簡単には行かない。一気に移行することは実質不可能であり、優先順位を付けて対応することになる。

多くの企業のWebサイト環境の中で、いちはやくIPv6に対応させるべきなのは、一般ユーザーがインターネットから自由にアクセスできるように公開されたサーバ群だ。主にWeb サーバ、DNSサーバ、Mailサーバである。しかし、それらすべてを一度にIPv6対応へアップグレードするのは、予算的にも不具合発生リスクの面でも非現実的。

そんな時に活用したいのがIPv6に対応したSLBだ。特にネットワールドが提供する米コヨーテポイントシステムズ社製のSLB「イコライザー」はお勧めだ。

同製品の大きな特徴は、IPv6で運ばれてきた外部からのWebアクセスをいったん受け付け、バックエンドの複数サーバに振り分ける際、対象となるサーバがIPv6未対応のままなら、IPv4に載せ替えて送ることができる点だ。同機能はファームウェアの無償アップグレードだけで対応できる。 同機能の活用によって、バックエンドのサーバ群はIPv4のまま運用しつつ、IPv6でのアクセスに対応できるため、既存サーバの継続利用および段階的なIPv6対応が可能となる。したがって、ユーザーは無理のないIT投資のもと、IPv6対応を効率的に進められるというわけだ。

3通りのIPv6対応方式でさまざまなケースに対応

IPv6への対応における「イコライザー」のメリットはおわかりいただけただろうか。ここで、同製品のIPv6対応の具体策をもう少し詳しく解説しよう。@「デュアルスタックネットワーク」、A「トランスレーション」、B「トンネリング」の3方式に対応している。

@デュアルスタックは、IPv4とIPv6を共存させて運用するための方式だ。バックエンドのサーバがIPv6およびIPv4のネットワークでそれぞれ動作している環境において、IPv6およびIPv4のトラフィックを適切なサーバに振り分ける。確かに理想的だが、IPv4とIPv6両方に対応させる必要があるため、お金も手間もかかるのが難点だ。

AトランスレーションはIPv6とIPv4を相互変換する方式である。内部ネットワークの一部がIPv4しかサポートしていない、またはアプリケーションの一部がIPv4接続しか受け付けない場合に必要となる。IPv6ユーザーに対して、バックエンドのIPv4の既存サービスを継続して提供しつつ、IPv6への段階的な移行を可能とするのがメリットだ。

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BトンネリングはIPv4パケット内にIPv6パケットを、またはIPv6パケット内にIPv4パケットをカプセル化する方式だ。例えば、IPv4しか利用できないユーザーでも、IPv4パケット内にIPv6パケットをカプセル化することで、既存環境そのままでIPv6のサービスを利用できるようになる。

イコライザーは環境や今後の計画に合わせて柔軟に選択できるのが強みだ。次はIPv6対応と並ぶイコライザーの強みである「バーチャルアプライアンス化」について見ていこう。