株式会社彫刻プラスト

本  社: 大阪府寝屋川市葛原2-1-3
設  立: 1956年10月
資本金: 3200万円
U R L: http://www.chokokuplast.co.jp/
業  種: 製造業
事業概要: プラスチックフィルム製パッケージを中心に多彩な包装材の企画・製造・販売を手がける

導入前までの経緯

  • 全社のビジネスを支える生産管理システム/VDI基盤の性能問題を解決すること
  • インフラの信頼性・可用性向上と事業継続対策の強化を図ること

導入後期待される効果

  • ディスク性能を従来の約3倍に向上システムのレスポンスも大幅に改善
  • 耐障害性に優れたNutanixをデータセンターに移設し安全なインフラを確立

プロジェクトメンバー

彫刻プラスト 辰川 氏

株式会社彫刻プラスト
管理部 情報システム担当
課長

辰川 悟志 氏

エイコー 目片 氏

株式会社エイコー
ITソリューション事業本部
西日本IT部 システム営業三課
主任

目片 信之 氏

社内の生産業務を支えるインフラ環境の刷新に着手

大阪府・寝屋川市に本社を置く彫刻プラストは、食品の包装等に用いられる包材、容器等の製造を手がけるパッケージメーカーだ。同社管理部 情報システム担当 課長の辰川 悟志氏は「パッケージの企画・デザインから印刷、製造、納品に至るまで、すべてのプロセスを自社内で完結できる一貫生産体制が当社の強み。各分野に精通した熟練スタッフも数多く、多種多様なお客様ニーズに柔軟にお応えできます」と説明する。
高い技術開発力と豊富なノウハウを有する同社では、これまでにない新しい包材の開発にも取り組んでいる。たとえば、電子レンジ加熱用「せいろパック」では、蒸気孔の開孔に全く新しい原理の方法を採用。ふきこぼれしにくい、包装機の改造不要などの利点が評価され、大手食品メーカーの商品でも数多く採用されている。
もう一つ注目されるのが、先進ICTの活用にも積極的に取り組んでいる点だ。今でこそ仮想化やクラウド化に取り組む企業は少なくないが、同社では既に十数年前から、生産管理システムの仮想統合や社内クライアントのVDI(仮想デスクトップ)化を実施している。「当社では、基本的に私が『ひとり兼任情シス』として全システムの管理を担当していますので、仮想化技術の活用によって運用効率化を図りたいと考えたのがきっかけです」と辰川氏。そして、今回同社では、この仮想化/VDI基盤の3度目の更新に挑むこととなった。

高性能・高信頼環境をシンプルに実現できるNutanixに着目

今回の更新対象となった生産管理システムは、顧客からの受注や工場への生産指示、納品書発行など、同社の生産/販売業務を司る極めて重要なシステムだ。また、VDI 基盤を利用するユーザーも本社や各拠点に広がっており、日々の業務に欠かせないインフラとなっている。
旧環境における課題としては、まず性能問題が挙げられる。「以前はサーバー、スイッチ、ストレージによる3層構成でしたが、iSCSIの帯域が1Gbpsしかなく性能が頭打ちの傾向にありました。ストレージのLUNを分けるなどいろいろ手を加えましたが、できることにも限りがあります。新しい仮想マシンを作ると性能が劣化するようなケースも見られましたので、抜本的な改善を図りたいと考えました」と辰川氏は語る。
もちろん、事業活動の根幹を担うインフラだけに、信頼性や耐障害性についても高いレベルが要求されたとのこと。こうした課題を解決する製品として、同社のITパートナーであるエイコーから提案されたのが、ネットワールドが提供するハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(以下、HCI)製品「Nutanix Enterprise Cloud OS」である。
エイコーの目片 信之氏は、Nutanixを提案した理由を「彫刻プラスト様は先進テクノロジーの導入にも意欲的な企業ですので、高性能・高信頼環境を容易に実現できるHCIがベストと考えました。中でもNut ani xについては、当社でも自社導入を行っており、性能向上や運用効率化など数多くのメリットを実現しています。これならお客様に対しても、自信を持ってお勧めできると判断しました」と説明する。
実は今回の更新では、BCP強化の観点からデータセンターへの移設も重要な要件となっていた。大量のシステム群をコンパクトに集約できるNutanixなら、この点でも大きな効果が期待できる。

優れた耐障害性に高評価 システム移行も自前で実施

長年にわたり同社のインフラを作り上げてきた辰川氏にとっても、Nutanixは非常に魅力的な製品だと感じたとのこと。「たとえばNutanix Enterprise Cloud OSは、各ノードに配置されるController VM(CVM)で分散ストレージを構成するアーキテクチャーを採用していますが、この方法なら耐障害性に優れた環境をシンプルに実現できます。他のHCI製品と比較しても、非常に大きなアドバンテージだと感じましたね」と辰川氏は語る。新仮想化/VDI 基盤にはNutanix Enterprise Cloud OS搭載の3ノードからなる「Nutanix NX-1065」が導入され、2018年8月より本番稼働を開始している。
システム構築面の工夫としては、ネットワールドが提供するMella nox Technolog ies社製10 GbEスイッチを採用した点が挙げられる。「MellanoxスイッチはNutanixとの親和性が高い上に、ハーフサイズなので1Uスペースに2台並べて配置できます。データセンターの設置スペースを削減する上でも大いに役立っていますね」と辰川氏は続ける。
ちなみに、旧環境からの移行については、まず本社内にNutanixを設置して仮想サーバー/仮想デスクトップのコピーを行い、その後データセンターへ移設するというステップを踏んでいる。ここで驚かされるのが、この一連の作業を辰川氏が自分で実施したという点だ。辰川氏のようなエキスパートの技術力と、Nutanixのシンプルさを活かせば、こうしたユーザー企業自身での移行も十分実現可能なのである。

株式会社彫刻プラスト 構成図

性能を従来の約3倍に向上 リソースの有効活用も実現

Nutanixを導入したことで、旧環境での課題も大きく改善された。「まず、インフラのパフォーマンスが大幅に向上。ディスクアクセスのスピードは以前の約3倍にアップしており、システムのレスポンスも格段に違います。また、インライン圧縮/重複排除の効果も大きく、容量を約1/2程度にまで削減できました。VDIに圧縮/重複排除は効くと言われますが、確かにその通りだと感じましたね」と辰川氏は語る。
現在は7台の業務サーバーと約50台の仮想デスクトップがNutanixに集約されているが、スイッチ等を含めても1/4サイズのラックに余裕をもって収まっているとのこと。これにより、データセンターへのロケーションコストも最小限に抑えることができた。
プロジェクトを支援したネットワールドへの評価も高い。「Nutanixに関する技術的なサポートに加え、各種セミナーやハンズオンなどの教育プログラムも大いに役立ちました。今後は当社のお客様である中堅・中小企業でもHCIの導入を検討されるケースが増えてくると思われますので、当社でも積極的にご提案していきたいですね」と目片氏は語る。
「Nutanixはマイグレーションも容易ですから、次期更新はもっと手が掛からず実施できることと期待しています。これまで目指してきた理想的なインフラ環境をようやく実現できたので、今後はその活用に力を注いでいきたい」と抱負を語る辰川氏。ネットワールドとエイコーも、その取り組みをしっかりと支えていく。

パートナー概要

株式会社エイコー

株式会社エイコー

本 社:大阪市中央区南船場2-5-2
設 立:1974年1月18日
資本金:9000万円
U R L:http://www.eicoh.com/

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