株式会社スチール

設   立:1990 年9月
資 本 金:27 億8,000 万円
U R L : http://www.fullcastholdings.co.jp/
業   種:人材サービス業
事業概要:人材サービス企業等を傘下に持つ純粋持ち株会社 短期人材紹介、給与計算代行、長期人材派遣など

導入前までの経緯

  • Windows 7への移行を契機に、様々な業務情報を安全かつ柔軟に活用できる端末環境を目指した。
  • 全国約106拠点・1,000名のユーザが、快適に業務を行えるデスクトップ環境が求められた。

導入後期待される効果

  • VMware Horizon Viewで全端末をVDI化。セキュリティ強化とワークスタイル変革に貢献。
  • VMware Virtual SANを新たに採用し、低コストで高い性能・信頼性・拡張性を確保。

プロジェクトメンバー

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株式会社フルキャストホールディングス
情報システム部 担当部長

日向野 渉 氏

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株式会社フルキャストホールディングス
情報システム部

森 雄二 氏

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株式会社フルキャストホールディングス
情報システム部

鎌田 昌樹 氏

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デル株式会社
東日本支社 
サービス営業統括本部
コンサルティング部
シニア・ソリューション・アーキテクト

酒谷 英希 氏

既存クライアントの更新に伴い仮想デスクトップへの移行を決断

人材総合サービスのリーディング・カンパニーとして、企業のあらゆる人材ニーズに応え続けているフルキャストグループ。「コンプライアンス」と「ブランド」をビジネスの柱に据え、多彩なサービスを展開中だ。フルキャストホールディングス 情報システム部 担当部長日向野 渉氏は「当社が実施している人材マッチングの規模は、1日あたり10,000名にも達します。我々情報システム部門としても、精度の高いマッチングをスピーディに行えるよう、ITインフラの整備・拡充に努めています」と説明する。
その同社において今回実施されたのが、全国約106拠点・1,000名のスタッフが利用するクライアントPCのVDI(仮想デスクトップ基盤)化プロジェクトだ。日向野氏は取り組みの背景を「直接のきっかけは、Windows 7への移行に伴う端末更新です。単純に物理PCを買い換える手もありますが、それではあまりビジネス面でのメリットがない。どうせ端末を刷新するのであれば、今後のワークスタイル変革やBCP対策にもつながるような環境を目指したいと考えました」と語る。
また、もう一つ重要なポイントとなったのが、情報セキュリティの強化である。日向野氏は「最近ではマイナンバー関連サービスなども手がけていますので、情報の安全性確保は最優先の課題。その点、端末内にデータを持たないVDIなら、情報漏えいリスクも最小限に抑えられます」と続ける。

パフォーマンス向上の切り札としてVMware Virtual SANを新たに導入

同社では今後の業務を支える最適なVDI環境を実現すべく、市場に提供されている様々なソリューションを比較・検討。その結果採用されたのが、「VMware Horizon View」( 以下、View) である。
日向野氏は選定の理由を「元々当社ではサーバ仮想化基盤としてVMware vSphereを利用しており、その実績や信頼性を高く評価しています。同じVMware社の製品であるViewなら、親和性の面でも保守の面でも安心できると判断しました」と語る。
もっとも、大量の端末からのアクセスが集中するVDIにおいては、ストレージのI/O性能についても十分な配慮が求められる。そこで、新たに採用されたのが、次世代型ハイブリッドストレージソフトウェア「VMwareVirtual SAN」(以下、VSAN)だ。これは仮想基盤を提供する各サーバ内蔵のSSD/HDDをプール化すると同時に、高速なSSDをリード/ライトバックキャッシュとして利用できるようにするソリューションである。高価な共有ストレージを導入することなく、高い性能と信頼性を確保できる上に、性能や容量が不足した場合も、サーバを追加していくだけで簡単にスケールアウトすることができる。 「導入にあたっては、SDSアプライアンスやオールフラッシュ・ストレージなどとの比較も行いましたが、コストパフォーマンスにおいて最も優れていたのがVSANでした。たとえば、共有ストレージを冗長構成で別途導入するとなると、それだけで約4,000万円程度の費用が掛かってしまいます。VSANならこのコストが浮く上に、容量増設の度にSI費用が嵩むような心配もありません」と日向野氏は語る。
同社にとっては今回が初導入のテクノロジーだが、その点についても特に不安などはなかったとのこと。フルキャストホールディングス 情報システム部 森 雄二氏は「VSAN自体は新しいソリューションですが、そこにはこれまでにも馴染みのある標準技術が数多く採用されています。実際の導入に際しても、特に難しさや特殊さを感じるような場面はありませんでしたね」と振り返る。

高品質なシステムの実現にネットワールドの支援が貢献

View+VSANによる新たなVDI環境は、2015年5月より段階的に本番稼動を開始。2015年中には全端末の完全移行が予定されている。
インフラの中核となるサーバには、「DELLPowerEdge R720xdラックサーバ」を11台導入。予備機1台を除く10台のサーバに各100人分の環境を収容し、合計1,000ユーザ分の環境を賄っている。また、オフィス利用向けにゼロクライアント端末を800台導入したほか、社外で働くことも多い営業担当者に対しては、「Windows Thin PC」を搭載したノートPC200台を提供している。
こうした環境を構築する上では、ネットワールドの支援も大いに役立ったとのこと。今回のソリューション提供を担当したデルの酒谷 英希氏は「当社では、以前から様々な案件をネットワールドと協働で手掛けており、その技術力を高く評価しています。今回もVDIやVSANに精通したエンジニアがしっかりとサポートしてくれましたので、安心して構築作業に臨めました」と語る。
ネットワールドが培ってきた知見が、構築時の問題解決に活かされた場面も少なくない。「たとえば、出張先の拠点などで印刷を行う際のプリンタ設定がうまくいかない場面があったのですが、これもネットワールドのアドバイスによって無事解消しました。豊富な構築実績に基づくノウハウを提供してもらえるのは、我々ユーザ企業にとっても非常にありがたい」と森氏。また、フルキャストホールディングス 情報システム部 鎌田 昌樹氏も「その他にも、後々のVDI運用に手間が掛からないようにするためのコツなど、業務効率化に役立つ実践的なテクニックを伝授してもらい、大変助かっています」とにこやかに語る。

フルキャストホールディング構成図.jpg

セキュリティと運用管理性を向上 ワークスタイル変革にも寄与

新たなVDI環境が稼働を開始したことで、課題であったセキュリティ強化が実現。万一PCが盗難・紛失被害に遭うようなことがあった場合にも、情報漏えいなどのリスクを心配しなくて済むようになった。運用管理工数も大幅に削減されており、1,000台のうち800台は、リンククローン方式を採用することで、端末の展開にかかる作業が以前の約1/5程度の時間で行えるという。VSANの導入メリットも大きく、性能・信頼性には全く問題がないとのことだ。
さらにその他にも、様々なメリットが生まれている。「デスクトップ環境がデータセンタ側に移行したことで、ファイルサーバへのアクセスなども速くなったと好評です。また、もう一つ大きいのが、ワークスタイルやBCP面での効果です。自宅からでも安全に業務環境を利用できるとなれば、隙間時間の活用や女性の活躍推進、自然災害への対応などにも大きな効果が期待できます」と日向野氏は力強く語る。
今後はVDI環境のマイクロセグメンテーション化を実現する『VMware NSX』などの導入も検討し、さらなるセキュリティ強化を図りたいとのこと。ネットワールドのソリューションが活かされる場面も、ますます広がっていきそうだ。

パートナー概要

デル株式会社
本 社:神奈川県川崎市堀川町580
設 立:1989年6月
資本金:3億500円
U R L:http://www.dell.com

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