株式会社ネットワールド

設   立 : 1990年8月1日
資本金 : 5億8500万円
U R L : http://www.networld.co.jp/
業   種 : 情報 /サービス
事業概要 : 先進的なIT製品/サービスを提供する ITソリューション・ディストリビューター

導入前までの経緯

  • 外出先や移動中でも安全に社外とのデータ共有だけでなく送受信が行える環境が求められていた。
  • 通常のファイルサーバと同様の操作性やリソース最適活用を実現する必要があった。

導入後期待される効果

  • XenMobile+ShareFileで、セキュアなモバイルデータ共有環境を実現。
  • ファイルの確認やリストアも容易に実行。性能・容量効率を1.5倍に改善。

プロジェクトメンバー

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株式会社
ネットワールド
情報システム室
係長

清水 俊幸

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株式会社
ネットワールド
ストラテジック プロダクツ営業部
課長

高田 悟

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株式会社
ネットワールド
ストラテジック プロダクツ営業部
課長代理

守屋 昭洋

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株式会社
ネットワールド
SI技術本部 ストレージ基盤技術部
ストレージソリューション1グループ
課長

重原 智幸

社外との安全な情報共有をいかにして実現するか

タイムリーなビジネス活動を展開する上では、業務に関わる情報を、いつでも・どこでも有効に活用できる環境が欠かせない。業界をリードする「Value Added Distributor」として、幅広い領域にわたるソリューションを提供するネットワールドでも、その状況は全く同じである。パートナー/ユーザー企業に最適なソリューションを提供するために、これまでも様々な情報共有・活用基盤を導入してきた。
情報システム部 係長 清水 俊幸は、「その一環として2014年に導入したのが、『CitrixXenMobile』によるモバイルアクセス環境です。メールの送受信や業務情報の確認が会社支給のiPhoneから行えるため、外勤の営業/技術スタッフがよりスピーディなアクションを起こせるようになりました」と説明する。
もっとも、XenMobileだけでは解決できない課題もあった。それは技術情報やプレゼンテーション資料をはじめとする大容量業務データの共有だ。ストラテジック プロダクツ営業部 課長 高田 悟は「情報共有を行う相手は、何も社内だけとは限りません。提案/構築中の案件に関するデータをお客様とやりとりするケースも多いので、社外の方々とも安全に情報共有が行える環境が求められていました」と振り返る。
もちろん、近年では各種のファイル共有/転送サービスなども提供されているが、こうしたものでは、セキュリティや保存容量、運用管理の煩雑さなどの点が問題となるケースも少なくない。そこで今回ネットワールドでは、こうした課題を解消できる新たなモバイルデータ共有基盤の構築に取り組むこととなった。

Citrix ShareFileによるデータ共有基盤を構築

今回のプロジェクトの実施にあたり、想定された利用用途は「テクニカルサポート/保守サービス部門でのソフトウェア/バイナリ提供」「システム構築案件に関わるデータ共有フォルダ」「数千社に及ぶメーカー/パートナーとの情報共有サイト」の3点。いずれの用途においても、社外との安全な情報共有が求められる点は同様だ。そして、こうしたニーズに最適な製品として選ばれたのが、セキュアな企業向けデータ同期・共有ソリューション「Citrix ShareFile」である。 
「実は以前から、一部ユーザーを対象にShareFileの試験導入を行っており、その利便性の高さを実際に体感していました。各種ファイルの閲覧や共有、メールでの転送などがXenMobile経由で非常に簡単に行えますので、これを全社展開しない手はないと考えたのです」と高田は説明する。  ShareFileはクラウド型のデータ共有ソリューションであり、アカウント管理やアクセス制御などの管理作業はクラウド上で提供されるコントロールプレーンで実施する。その一方で、実際にデータを保存するストレージについては、Citrixが管理するAWS、Microsoft Azureや自社内の装置でも構わないという特長を備えている。
ストラテジック プロダクツ営業部 課長代理 守屋 昭洋は「今回は自社ポリシー上、クラウドに配置できないデータも含まれる為、データは社内の『NetApp FAS2240A』に保存しています。ファイル操作はi OS版の専用アプリで手軽に行えるため、外出時にお客様から資料を頼まれた際などもその場ですぐに対応することが可能。一般的なデータ共有サービスのようにファイル容量制限に悩まされることもなく、アクセス権限付与などの管理操作も容易です。一時的なファイルの受け渡しから恒久的なデータ共有基盤まで、幅広い用途に利用できるのがShareFileの良さですね」と語る。 
ShareFile自体はマルチデバイス対応のため、WindowsPC、Mac/i Pad、Android端末などからも利用可能。さらにXenDesktopの仮想デスクトップ環境上でも利用が可能だ。

株式会社ネットワールド 構成図

cDOT8.3で性能・容量効率を改善ファイルのリストア操作も容易

システム構築面での工夫点としては、NetAppの最新ストレージOS「clustered DataONTAP 8.3」(cDOT8.3)を採用している点が挙げられる。ストレージ基盤技術部 課長代理重原 智幸は、その理由を「オブジェクトデータ管理型のサービスには、一般的なファイルサーバのようにCIFSやNTFSでファイルを認識できないという特性があります。このため、管理者はリストア対象のフォルダやファイルを、バックアップ領域からデータを探してリストアするといったことが非常に困難でした。その点、cDOT8.3には、ShareFileとの連携用プラグイン『NetApp Recovery Manager for CitrixShareFile』(NRM-CS)が用意されています。これを利用すれば、ShareFileのWeb UIを通じて、スナップショット領域にバックアップしたオブジェクトデータからリストア作業を瞬時に行うことができます」と説明する。
さらに、もう一つ見逃せないのが、cDOT8.3の新機能である「Advanced DrivePartitioning」(ADP)だ。スケールアウト対応など多くの長所を備えるcDOTだが、従来バージョンではディスクの使用効率がネックになる場面もあった。たとえばOS領域が数十GB程度あっても、ディスク一本分の容量を丸ごと占有していた。
「ADP(ディスクのパーティションを論理的に分割)を適用したことで、OS領域を最小容量で抑えることが出来た為に、データ領域として効果的に利用出来るようになりました。ディスク領域をより有効活用できるということは、結果的にデータディスクのスピンドル(ディスクの本数)が増えてパフォーマンス面での効果も大きい。実際に同モデルによる社内のストレステストでも、容量・性能共に約1.5倍の向上を実現しています。」(重原)。

社内実践で培ったノウハウをソリューション提供に活かす

ShareFile+cDOT8.3による新モバイルデータ共有基盤は、2015年5月より本稼働を開始。セキュアで利便性の高い情報共有・活用環境が実現できたことで、業務効率化や生産性向上にも大きな効果が見込まれている。
さらにネットワールドでは、今回培った経験を顧客向けのソリューション提供にも活かしていく考えだ。「当社ではNRM-CSに関するノウハウや、cDOT8. 3導入を効率化する独自のコマンド生成ツールなどもご提供できます。これらをフル活用することで、お客様の取り組みをご支援していきたい」と重原。清水も「情報システム部門でもShareFileのセキュアな運用手法などのノウハウを蓄積していますので、こうした情報も大いにお役立て頂けるはず」と続ける。
「モバイルでの情報活用が重要なビジネス課題となる中、今回のような環境を必要とされるお客様もますます増えてくることでしょう。当社でもそうしたニーズにしっかりとお応えしていきたい」と高田は抱負を語った。

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