株式会社ネットワールド

設   立 : 1990年8月1日
資本金 : 5億8500万円
U R L : https://www.networld.co.jp/
業   種 : 情 報・サービス
事業概要 : 先進的なIT製品/サービスを提供するITソリューション・ディストリビューター。

導入前までの経緯

  • クライアント環境をLIBRA+VMwareThinAppで仮想化し、基幹システムの継続利用を実現。
  • アプリケーション本体への改修作業を不要とすることで、移行コストの大幅削減が可能に。

導入後期待される効果

  • PernixData FVPを導入し、繁忙期の大量処理にも余裕を持って対応できる高性能仮想化基盤を実現。
  • 仮想化基盤への集約率を高めることで、運用管理工数や電力コストを低減することに成功。

プロジェクトメンバー

石崎-太一

株式会社ネットワールド
情報システム室
次長

石崎 太一

吉田-崇-氏

ジャパンシステム株式会社
システム基盤事業本部
システム本部 第二ソリューション部
部長

吉田 崇 氏

IE8サポート終了への対応が大きな課題に

旧来のクライアント・サーバ型アプリケーションに代わるアーキテクチャとして、急速な普及を遂げたWebアプリケーション。ブラウザだけで利用できる利便性の高さから、様々な業務システムで広く用いられてきた。
しかし、時代の移り変わりに伴って、このWebアプリケーションも大きな課題に直面している。それはクライアント側で利用されるInternet Explorer(以下IE)のサポート終了問題だ。市場に提供されているWebアプリケーション製品の中には、その動作を特定のバージョンのIEや関連する他のコンポーネントに深く依存しているものも多く、バージョン間の互換性を保持していないために、最新版のIEでは表示が崩れたり、動作異常が生じたりするケースが珍しくない。しかも2016年1月には、かつての主力ブラウザであったIE8を含む全ての旧バージョンのIEが、ついにサポート終了を迎えてしまう。その対応に頭を悩ませている企業も多いことだろう。
業界をリードする「Value Added Distributer」 として、幅広い領域にわたるICTソリューションを提供するネットワールドでも、この問題への 早急な対応が課題となっていた。情報システム室 次長 石崎 太一は「当社の基幹システム 『C U V E 』は、株式会社OSK が提供する 「SMILE ie」というERPパッケージをベースに構築されていますが、クライアントがIE8までの対応となっていました。社内限定でIE8の利用を継続することも検討しましたが、外部アクセスが可能なブラウザを用いることはやはり問題が大きい。かといって、CUVE本体を改修するには、数千万円の費用が掛かってしまうので、何かいい手はないかと考えていました」と明かす。

基幹システムの延命にLIBRA+VMware ThinAppを活用

基幹システムそのものの機能や動作には問題がないのに、最新ブラウザ対応のためだけに多額のコストを投じるのはあまり望ましいこととは言えない。移行の費用をできるだけ抑えつつ、従来通りの業務環境を維持できる方策が求められるところだ。
こうした課題を解決するソリューションとして今回採用されたのが、ネットワールドが独自開発したIE互換ブラウザ「LIBRA(ライブラ)」であ る。元々このブラウザは、Windows XP/IE6のサポート終了に伴うWebアプリケーションの延命対策を支援するために開発されたもの。IEのレンダリングエンジンを利用すると共に、互換モ ードも積極的に利用することで、旧バージョンのIEをターゲットに開発されたWebアプリケー ションを最新のOS/IE上でも動作可能にする。
「もちろん自社製品なのでLIBRAの存在は 知っていましたが、現在はIE8もサポートされているため、CUVEの延命にも使えるのではと考 えたのです」と石崎は説明する。
もっとも、単純に画面表示だけの問題であればLIBRA単体でも解決できるが、実際のWebアプリケーションではJavaやActiveXで作られたプログラムが動作するケースも多い。 CUVEでも元々のERPパッケージに様々なカスタマイズが加えられていたため、ブラウザだけでなく、これらのプログラムにおける互換問題 も解決する必要があった。これを解決するための方法として取られたのが、VMwareのアプリケーション仮想化ソリューションである VMware ThinApp(以下ThinApp)によるアプリケーション仮想化だ。
しかし、前述の通り個別のカスタマイズや複数のアプリケーションが複雑に連携していたことやサポート切れまでの対応が急がれたため、 今回のプロジェクトでは、ネットワールドのパートナー企業であり、アプリケーション開発で豊富な実績を誇るジャパンシステムとの協業を実 施した。同社の吉田 崇氏は「当社ではThinApp のノウハウも数多く有していますし、LIBRAのビ ジネスでもすでにネットワールド社とは協業を 進めていたので、早速LIBRA+ThinAppでの解決に向けて、LIBRAのカスタマイズを含めた検証を提案しました」と語る。

移行コストを約1/10に低減 迅速な社内展開も実現

ネットワールドとジャパンシステムでは、現状環境のどこに不具合の原因があるのかを究明すべく、徹底した分析作業を実施。その結果、Vi sual Basic(以下VB)6ベースで開発されたOCXやActiveXコンポーネントに互換性の問題が生じており、これが正常動作の妨げになっていることが判明した。
「今回はVB6の互換性が主な原因でしたが、その他にはJavaのバージョン違いが原因になることも多いですね。特にブラウザの中でJavaア プレットが動くようなものは、これで引っかかってしまうケースが多く見受けられます」と吉田 氏は説明する。
この問題を解消するために、今回はLIBRAと VB6のランタイム、ActiveX、IEコンポーネント などをThinAppで一つのexeファイルにパッケージング。これを利用することで、最新版のIEにバージョンアップしてもこれまでと同じようにCUVEを利用できるようになった。
「CUVE本体には全く手を加えずに済みましたので、移行コストは全面改修を行う場合の約 1/10に収まっています。システムのレスポンス なども以前と変わりなく、日々の業務にも全く問題はありません。構築期間も約2ヶ月程度でしたので、スピーディな対応が行えました」と 石崎は満足げに語る。
さらに見逃せないのが、クライアントアプリケーションの管理・配布工数を大幅に抑制で きた点だ。「販売、調達、会計などの基幹業務 を行うユーザには、ThinAppで作成したexeフ ァイルをファイルサーバからダウンロードしてもらうだけ。当社でも情シス部門の人員がそれほど多いわけではないので、展開に手間が掛からないのは非常にありがたい」と石崎は続け る。

株式会社ネットワールド 構成図

顧客の業務課題を解消すべくソリューション提供も推進

CUVEの継続利用に無事成功したネットワールドだが、社内には他にもIE8ベースの業務システムが存在するため、今後はこちらの移行も順次進めていく予定だ。石崎は「実際に自社システムへの適用を行ってみて、改めてLIBRA+ ThinAppのメリットを体感できました。同様の 悩みを抱えていらっしゃるお客様にとっても、極めて有効な解決策となることと確信しています」と強調する。
ネットワールドとジャパンシステムでは、今回 のプロジェクトで得た知見を、今後のソリュー ション提供にも積極的に活かしていく考えだ。 吉田氏は「当社ではネットワールドとのパートナーシップに基づいて、LIBRAのカスタマイズ にも対応できますので、お客様の幅広いニーズ にお応えできます。また、事前動作検証のためのPoCサービスなども無償でご提供していますので、ぜひお気軽にご相談頂きたいですね」と語った。

パートナー概要

九電ビジネスソリューションズ

ジャパンシステム株式会社

本 社:東京都渋谷区代々木1-22-1
設 立:1969年6月
資本金:13億259万円
URL:http://www.japan-systems.co.jp/

 

 

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