株式会社トキワ

創   業 : 1948年7月23日
資 本 金 : 7,670万円
U R L : http://www.tokiwa-corp.com/
業   種 : 製造業
事業概要 : 国内トップクラスのシェアを誇るメイクアップ 化粧品のOEM専業メーカー

導入前までの経緯

  • 出張先や外出時でも自在に情報を活用できる環境作りが急務となっていた。
  • 柔軟な運用管理性と高い性能を備えたストレージ基盤を低コストで構築すること。

導入後期待される効果

  • VMware Horizon (with View)と EMC VNXe3200を導入し、時間や場所 を問わない情報活用を実現。
  • EMC Unisphereによるシンプル運用 を実現。FAST Cacheで今後の負荷増大 にも対応。

プロジェクトメンバー

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株式会社トキワ
名古屋本社
経営企画本部
企画部 
部長代理

長谷川 晶一 氏

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株式会社トキワ
名古屋本社
経営企画本部
企画部
主任

鷺山 太 氏

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株式会社トキワ
名古屋本社
経営企画本部
企画部
主任

佐藤 真二 氏

より柔軟な情報活用を目指し仮想デスクトップ基盤の構築に着手

女性の生活に欠かせないアイテムである化粧品。市場には様々なブランドの商品が提供されているが、そうした化粧品のOEM専業メーカーとして、国内トップクラスのシェアを誇るのがトキワである。
創業時には鉛筆の軸板製造を主力事業としていた同社だが、大手化粧品メーカーから『鉛筆の製造技術を活かした化粧品が作れないか』と相談を受けたことをきっかけに化粧品事業への参入を決断。ペンシルアイライナーなどの新たな製品を次々と生み出していった。さらに現在では、マスカラ、口紅、ファンデーションなど、幅広い領域へビジネスを拡大。国内外約300社の化粧品メーカーに対し、高品質な製品群を供給している。他の化粧品OEMメーカーと異なり、内容物から外装まで一貫して提供できるのが同社の大きな強みだ。
その同社において、今回実施されたのが仮想デスクトップの導入である。同社 名古屋本社 経営企画本部 企画部 部長代理 長谷川晶一氏は、取り組みの背景を「OEMメーカーである当社にとって、情報セキュリティの強化は最優先の課題。また、その一方で、国内や海外の拠点を飛び回る社員の情報活用も重要なテーマです。この相反する要件を同時に満たすためには、クライアントPCの仮想デスクトップ化が不可欠と判断したのです」と説明する。

低コストで多彩な機能を備えたEMC VNXe3200を新たに採用

元々同社では先進ICTの導入に意欲的に取り組んでおり、業務サーバー群については数年前からVMwareによる仮想化を実施している。また、外出時の情報活用についても、自席PCにVPN回線経由でリモートアクセスできる仕組みを用意していた。 
「とはいえこの方法では、自席PCの電源を入れておかなくてはならない点がネックになります。出張で名古屋本社に来た社員が、電話でPCの立ち上げを頼む光景などもしばしば目にしていましたので、早急な改善が必要と感じていました」と語るのは、名古屋本社経営企画本部 企画部 主任の鷺山 太氏。同主任 佐藤 真二氏も「従来の環境では、社内で稼働するクライアントPC約500台の運用保守やサポート対応にも多くの時間と工数を費やしていました。今回の仮想デスクトップ化によって、こうした点の効率化を図りたいとの思いもありました」と続ける。
仮想デスクトップ基盤を構成する中核製品には、導入のしやすさや設定の容易さを評価して「VMware Horizon (with View)」を採用。ユーザーにできるだけ快適な業務環境を提供するとの観点から、高性能CPUと大容量メモリを搭載した最新サーバーも新たに導入している。そして、さらに注目されるのが、大量のデスクトップ環境を収容するストレージとして、ネットワールドが提供するEMC社製ハイスペック・エントリー・ストレージ「EMC VNXe3200」を採用している点だ。 
長谷川氏は製品選択のポイントを「VNXe3200はリーズナブルな価格帯の製品でありながら、非常に多彩な機能を備えています。たとえば、従来は上位機種向けの機能だったMCx(マルチコア最適化)まで実装しており、将来的な発展性も十分に確保されています。しかも他社製品のように、機能追加の度にライセンス費用が嵩んだり、コントローラなどが別に必要になったりする心配もありません。また、当社では以前から10Gbpsネットワークを構築していますので、10GBase-Tポートを標準で4ポート装備する点も魅力的でしたね」と語る。

運用管理の効率化に大きく貢献 ユニファイド機能も威力を発揮

VNXe3200は、エントリークラスを超える機能・性能・信頼性を大きなアドバンテージとしているが、もう一つ見逃せないのがシンプルで効率的な運用管理を実現できる点である。標準で付属する専用ストレージ管理ソフト「EMC Unisphere」で一元的な管理が行える上に、ボリュームウィザードやVMwareウィザードなど各種のウィザードもあらかじめ用意されている。 
「EMCストレージを利用するのは今回が初めてですが、あまりに簡単に構築や設定が行えるので驚きました。他社ストレージのようにコマンドを叩いたりしなくとも、GUIだけで必要な操作がほぼカバーできてしまう。作業に必要なアイコンが大きく、見やすく表示されているのも、使う人のことをきちんと考えていることの証ですね。当社では、これまでにもいろいろなストレージを導入していますが、使いやすさ、分かりやすさについてはまさに群を抜いています」と佐藤氏は語る。
また、VNXeシリーズ最大の特長であるユニファイド機能も威力を発揮。鷺山氏は「今回は移動ユーザープロファイル方式を採用しているため、構築にあたってはユーザープロファイルをどこに格納するかが課題となりました。別にNASを用意することなども考えましたが、事前検証の結果、VNXe3200内に作成したCIFS領域を利用することでこの問題を解決。仮想デスクトップ環境用のiSCSI領域とは10Gbpsで接続を行っていますので、将来的な負荷増大にも問題なく対応できます」と説明する。 
プロジェクトを支援したネットワールドへの満足感も高い。「技術的な問い合わせや質問にも、迅速・的確に対応してもらえましたので大いに助かりました。ぜひ今後も同様のサポートをお願いしたい」と鷺山氏はにこやかに語る。

株式会社トキワ 構成図

将来的な負荷増大にもFAST Cacheで対応

VNXe3200による仮想デスクトップ基盤は、2015年5月末より本番稼働を開始。当初は約100ユーザー程度で利用をスタートし、段階的に300ユーザー程度まで規模を拡大していく予定だ。デバイスや場所を問わず情報が活用できるようになることで、業務効率化や生産性向上にも大きなメリットがもたらされることと期待されている。
VNXe3200の性能に対する評価も高く、佐藤氏は「Unisphereでパフォーマンスをチェックしてみたところ、1Gbps接続の状態でも約25,000IOPS以上の性能が確保できました。一部残っているXP端末なども以前より高速に動作していますので、ユーザーにも安全かつ快適な業務環境を提供できることと確信しています」と力強く語る。VNXe3200の多彩な機能群についても、さらなる活用を進めていくとのこと。「もしパフォーマンス不足が生じた際にも、ストレージ搭載のSSDをキャッシュとして利用できる『FAST Cache』機能が用意されているので安心です。また、シン・プロビジョニングや圧縮、重複排除などの機能も利用し、リソースの最適活用に役立てていきたいですね」と長谷川氏。さらに将来的には、仮想デスクトップだけでなく業務サーバーの収容先としてもVNXe3200の活用を検討していきたいとのことだ。

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