越智建設株式会社

設   立 : 1981年11月
資本金 : 9,400万円
U R L : http://www.ochikensetsu.co.jp/
業   種 : 建設業
事業概要 : 地盤調査/補強、生コンクリート製造・販売、リサイクル等の事業を手がける建設会社

導入前までの経緯

  • 大量の業務データをビジネスに活用できる高性能・高信頼インフラが求められた。
  • 広域自然災害などが発生した際にも、確実な事業継続が行える環境作りが課題となっていた

導入後期待される効果

  • VSPEXを新たに採用。事前検証済みのメリットを活かして高い性能と信頼性を確保。
  • VMware vCenter Site Recovery Managerの導入により、簡単な操作で 迅速な業務復旧が可能に。

プロジェクトメンバー

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越智建設株式会社
代表取締役
社長

飯坂 一男 氏

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越智建設株式会社
常務取締役

大野 裕之 氏

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越智建設株式会社
業務部 OS担当
係長

飯坂 泰基 氏

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越智建設株式会社
経理部

民部 葵 氏

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リコージャパン株式会社
北海道事業本部
ソリューションセンター
ソリューションコーディネート部
SIプロデュースグループ
マネージャー

鈴木 雅敏 氏

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リコージャパン株式会社
北海道事業本部
ソリューションセンター
ソリューションコーディネート部
NIプロデュースグループ
リーダー

小野 大介 氏

地盤関連から生コンまでトータルに事業展開

北海道・苫小牧に本社を置く越智建設は、住宅などの建設工事に欠かせない地盤調査・補強事業を手がける企業である。同社 代表取締役社長飯坂 一男氏は「当社では大手住宅メーカーや地域の工務店など、数多くのお客様に軟弱地盤に対する地盤補強工事を行っており、1990年代からは生コンクリートの製造・販売事業も展開しています。また、最近では環境ニーズの高まりに対応すべく、建設廃材のリサイクル事業にも力を入れています」と説明する。 
こうした取り組みが高く評価され、2012年には北海道グリーンビズ制度の認定を取得。さらに同社では、女性が働きやすい職場作りも積極的に推進しており、事務部門だけでなく生産・輸送部門などでも、多くの女性社員が活躍しているとのことだ。

事業継続対策強化を目指し情報インフラを全面刷新

その同社において、近年の大きな課題となっていたのが事業継続対策の強化である。同社 常務取締役 大野 裕之氏は「当社では社内業務の効率化やデータの有効活用を図るべく、数年前から情報インフラの再整備を進めてきました。その結果、数万件に及ぶ業務データを集中管理できるようになりましたが、逆に障害や広域自然災害に対するリスクは以前より高まってしまいました。もし本社が被災するようなことがあれば、ビジネスの生命線である大事なデータも一緒に失いかねません。万一の事態に対しても、確実に対処できる仕組みを構築する必要があると感じていました」と振り返る。 
同社の本社は海岸線からそう遠くない場所に立地しており、背後には活火山である樽前山もそびえている。しかもこの周辺では、落雷による停電がしばしば発生する上に、以前は交通事故による電柱倒壊で通信障害が発生したこともあった。この時には本社へのアクセスが行えなくなったため、全国約50ヶ所の拠点の業務が大きな影響を受けてしまったという。 
「大きな工事では数十億円分の建設資材が使われます。もし業務が完全に止まって工事をやり直すことになったら甚大な損失を蒙ってしまいます。事業継続対策の強化は、企業経営そのものにとっても非常に重要な課題でした」と飯坂社長は語る。 
こうした状況を改善すべく、同社では情報インフラの刷新に着手。その結果採用されたのが、サーバ・ストレージ・ネットワーク機器・ハイパーバイザなどの各種コンポーネントを検証済みの状態で提供する統合インフラ製品「VSPEX」、「VMware vCenter Site RecoveryManager」(SRM)などの製品群であった。 
システム構築を担当したリコージャパンの小野 大介氏は、提案のポイントを「今回はコストや復旧時間に応じて3パターンの提案を行いましたが、その中で最も高レベルの災害対策が行えるソリューションとしてご用意したのがVSPEX+SRMの組合せです。あらかじめ検証済みの状態で提供されるVSPEXなら、高性能・高信頼なインフラを短期間で構築できます。また、SRMは非常に簡単な操作でシステムの切り替えが行えますから、万一の際にも短時間で業務を復旧できます」と説明する。 
この提案は、同社からも好感を持って受け入れられた。同社 業務部 OS担当 係長 飯坂泰基氏は「災害時には混乱も予想されますので、我々ユーザー企業としてもあまり複雑な操作を要求されるようなソリューションは導入しにくい。その点、簡単な手続きで確実な業務復旧が行えるSRMは非常に魅力的でしたね」と語る。

高い性能・信頼性をVSPEXで確保 SRMによる迅速な切り替えも実現

今回新たに構築されたシステムでは、データセンタと本社サーバルームの2ヶ所にそれぞれVSPEXを設置。VSPEXに採用されているEMC社製ストレージ「EMC VNX」の遠隔レプリケーション機能を利用し、両拠点間でのリアルタイム・レプリケーションを行っている。これにより、もしメインシステムがダウンしたとしても、待機側のシステムに切り替えてそのまま業務を継続することが可能だ。また、より確実なデータ保全を図るために、データセンタ内にはEMCの重複排除バックアップストレージ「Data Domain」も導入されている。
データレプリケーションについてはVMwareの機能を利用して行うこともできるが、今回はサーバに負荷を掛けることなく確実なレプリケーションが行えるという点から、ストレージ側の機能で実施する方法を選んでいる。
「ただし再構築にあたって一点だけ気になったのが、業務システムのレスポンスです。今回からデータセンタ側のシステムをメインで利用していますので、社内サーバを利用していた時と同じように使えるかどうかが少々心配でした」と飯坂係長は語る。 しかし、この点についても、SRMのサイト切り替え機能が威力を発揮。リコージャパンの鈴木 雅敏氏は「全社展開に先立ち、事前に本社とデータセンタのVSPEXを何度か切り替えてチェックしてみました。その結果、両者のレスポンスに差がないことが確認できたので、業務に適用しても大丈夫との確信が得られました。こうしたテストが容易に行えるのも、SRMの良さですね」と語る。 
VSPEXに採用されている高性能サーバ「Cisco UCS」も、業務効率化に大きく貢献。同社 経理部 民部 葵氏は「月末の締めの時期などには大量のデータ処理を行いますが、以前よりも快適に作業が行えていますね。性能・信頼性の面でも、不満は全くありません」とにこやかに語る。

株式会社トキワ 構成図

自然災害リスクを無事解消 ネットワールドの支援も貢献

高度な災害対策機能と高い性能・信頼性を兼ね備えた情報インフラを確立できたことで、同社のビジネスにも様々な効果が期待されている。「万一の障害・自然災害リスクを大幅に軽減できただけでなく、社内に蓄積された大量の業務データをより有効に活用できるベースが整いました。拠点からのレスポンスも改善されていますので、今後はこの能力をフルにビジネスに役立てていきたい」と大野氏は力強く語る。そこではVNXの圧縮・重複排除機能やCisco UCSの管理ツール「UCSManager」など、VSPEXの機能群も積極的に活用されていく予定だ。特に、サーバ・ネットワークの統合一元管理や、サービスプロファイルによる迅速なサーバ導入などの特長を備えたUCS Managerは、効率的なシステム運用に大きく寄与するものと期待されている。 
今回のプロジェクトを支援したネットワールドに対しても、高い評価が寄せられている。「仮想化やストレージについての豊富な知見を持つ上に、導入に際しての技術サポートまで提供してもらえるのは非常にありがたい。今回もVNXのデータ同期やSRMの切り替え、導入前のキッティングなど、幅広い分野でネットワールドの力が役立ちました」と小野氏、鈴木氏は口を揃える。 
「最近ではマイナンバー制度なども話題になっていますが、今回のインフラはこうした社会環境変化への対応にも有効です。先手・先手で物事を進めるのが当社の社風ですので、今後も新たなインフラを活用して時代のニーズに即応していきたいです」と抱負を語る飯坂社長。その取り組みを、ネットワールドとリコージャパンのソリューションが支えていくのである。

パートナー概要

リコージャパン株式会社
本   社 : 東京都港区芝3-8-2
北海道事業本部 : 北海道札幌市北区北7条西2-8-1
設   立 : 1959年5月2日
資本金 : 25億円
U R L : http://www.ricoh.co.jp/

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