アクサス株式会社

本   社 : 徳島県徳島市山城西4-2
設   立 : 2006年4月3日
資本金 : 5億円
U R L : http://www.axas.co.jp/
業   種 : 卸売 / 小売
事業概要 : 徳島県を中心にドラッグストアや酒販店、スポーツ用品店、雑貨店などのチェーン展開を行っている。

導入前までの経緯

  • 東日本大震災をきっかけに重要業務デー タの保全が課題に。本社以外の安全な場所へデータをバックアップする仕組みが求められた。
  • 社内で稼働する物理サーバの台数削減を目指しVMwareの導入に着手。これに伴いネットワークストレージの導入が急務となった。

導入後期待される効果

  • EMC Data Domainを導入し、遠隔バッ クアップシステムを低コストで実現。重複排除機能を活かし保存データ容量を約 1/16に削減。
  • NetApp FAS2220Aを採用し、高い信頼性・可用性と柔軟な拡張性を確保。ユニファイド機能を活かしたファイルサーバ統合も実現。

プロジェクトメンバー

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アクサス株式会社
システム部 IT企画課
主任

前川 哲彦 氏

リコージャパン株式会社 渡邊 栄一郎 氏

リコージャパン株式会社
四国支社 徳島営業部
MA販売グループ
アシスタントマネージャー

渡邊 栄一郎 氏

リコージャパン株式会社 邉川 賢一 氏

リコージャパン株式会社
関西営業本部 ソリューションセンター
テクニカルソリューション営業部
ICTソリューショングループ
チーフ

邉川 賢一 氏

VMwareによる仮想化に着手 災害対策も大きな課題に

徳島県・徳島市に本社を置くアクサスは、医薬品、化粧品、雑貨、文具、スポーツ用品、酒類、DIY用品などの販売事業、並びに化粧品、酒類等の輸入・卸売事業を手がける企業である。現在では「ドラッグストアチャーリー」「アワーリカー」「アレックススポーツ」など12の店舗ブランドを展開。地元・徳島に加えて、香川県や関西地方にも店舗網を拡げている。
同社の前川 哲彦氏は「有望な商材を豊富に取り揃えられる仕入れ力が当社の強み。最近ではオンラインショッピングサイトなども開設しており、お客さまからご好評を頂いています」と語る。
戦略的な事業展開を実現するために、同社ではIT活用も積極的に推進している。システムの安定稼働維持はもちろん、最新テクノロジーの情報収集なども実施。ビジネス上の必要性が生じた際には、すぐに業務に適用できるよう務めている。
そうした取り組みの一貫として今回実施されたのが、社内で稼働するサーバ群の仮想統合プロジェクトだ。従来の物理環境からVMwareによる仮想環境への移行を図ることで、インフラ最適化やコスト削減を図るのが狙いである。
しかし、この取り組みを進める中で、一つの新たな要件が持ち上がってきた。それは大規模自然災害への対応である。「東日本大震災をきっかけに、当社でもIT資産の保全が重要な課題となりました。万一本社が被災してしまったら、事業にも大きな影響が生じ兼ねません。経営トップからも、システムやデータを確実に守れる仕組みを構築するよう指示がありました」と前川氏は語る。

EMC+NetAppの組み合わせでストレージ環境を刷新

このプロジェクトを支えたのが、同社のITパートナーであるリコージャパンである。「今回のプロジェクトにおいて、一番のカギとなったのがストレージでした。サーバ仮想化の取り組みでは、高機能・高信頼なネットワークストレージが不可欠です。特に今回はWindowsベースで構築されていたファイルサーバも統合したいとのご要望があったため、こちらのニーズも満たす必要がありました。また、災害対策については、シンプルかつ低コストなソリューションをお望みでしたので、この要件に合うストレージをご提案したいと考えました」と渡邊栄一郎氏は説明する。
こうした要件を全て満たせる製品として選ばれたのが、ネットワールドが提供するEMC社製重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」と、NetApp社製ネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」である。
リコージャパンの邉川賢一氏は、その理由を「まず仮想化基盤用のストレージについては、耐障害性の高さを重視しました。アクサス様のシステムは24時間稼働に近いため、ストレージにも極めて高い信頼性・可用性が要求されます。その点、NetAppにはディスク二重障害からもデータを保護する『RAID-DP』や『Snapshot』などの機能が用意されており、ローカルサイト内での耐障害性を格段に高められます」と語る。
また、遠隔バックアップについては、多額の費用や運用負担を掛けることなくデータ保全が実現できるという観点からData Domainを選択。邉川氏は「Data Domainは既存のテープ運用を変えないで済むなど導入が容易な製品ですし、今回採用した『DD160』は価格面でもリーズナブル。それに最大の特長である重複排除機能も大きな魅力でしたね」と語る。
EMC+NetAppの組み合わせという珍しいパターンだが、リコーITソリューションズと両社製品に精通したネットワールドの支援も得られたため、その点での不安などは特になかったとのこと。邉川氏は「お客さまにとって最適な環境を追求した結果がこの構成です」と胸を張る。

ユニファイド機能を有効活用 バックアップデータ容量も1/16に

Data Domain DD160+NetApp FAS2220Aによる新たなストレージ環境は、2012年11月より本番稼働を開始した。現在はアンチウィルスサーバや資産管理サーバ、ドメインコントローラなどのシステム群を仮想化してFAS2220AのNFS領域に集約。また、NetAppのユニファイド機能を活かしてCIFS領域も確保し、ファイルサーバとして活用している。
「ネットワークストレージの導入は今回が初めてですが、FAS2220Aのパフォーマンスと信頼性には大いに満足しています。導入以来レスポンスや安定性に不足を感じる場面は全くありませんし、万一障害などのトラブルが発生した場合も、Snapshotで簡単にデータを復元できます。こうした機能が標準で利用できるのも大きなメリットですね」と前川氏。NetAppの自動診断・監視ツールである「Auto Support」も、運用管理負担の軽減に役立っているとのことだ。
また、これらの仮想マシンイメージや業務データについては、前者はイメージバックアップを、後者はNDMPバックアップを利用してData Domainに保存。さらにリモートレプリケーションツールである「EMC Data Domain Replicator」を用いて、遠隔地のデータセンタに設置されたもう一台のData Domainへコピーしている。これにより万一本社ビルが被災した場合も、重要業務データを保全することが可能になった。
「懸案であった遠隔バックアップが実現できたことで、経営トップの要請にも確実に応えられるようになりました。また、Data Domainについては、重複排除機能の優秀さが非常に印象的ですね。本稼働開始から現在までのバックアップデータ容量は約10TBに達しますが、Data Domain上では600GB程度と約1/16にまで削減できています」と前川氏は満足げに語る。

アクサス株式会社 構成図

仮想化/遠隔バックアップの適用領域を今後もさらに拡大

同社では今回構築した環境を活用し、インフラの最適化をさらに推進していく構えだ。「メールサーバや各事業部門で稼働しているファイルサーバなど、今回のプロジェクトに含まれていない業務システムは他にも存在します。今後は費用対効果や利便性なども見極めた上で、こうしたものの集約・統合化を進めていきたい。NetApp上のシステム/データは、Data Domainによる遠隔保全の対象になりますから、ビジネスの安心・安全を守っていく上でも大きな効果が期待できます」と前川氏は語る。
ネットワールドのサービス・サポートにも、大きな期待が掛けられている。「ネットワールドは幅広い製品を取り扱っている上に、技術レベルも非常に高い。当社とは人的な交流も深いので、今回のようなマルチベンダ構成のソリューションではとても心強いパートナーとなります。お客さまに最適な環境をご提案することが我々の使命ですから、ぜひ今後も同様の支援をお願いしたいですね」と渡邊氏は語った。 

パートナー概要

リコージャパン株式会社 / リコーITソリューションズ株式会社

本   社 : 東京都中央区銀座8-13-1
徳島事業所 : 徳島県徳島市金沢2-3-60
設   立 : 1959年5月2日
資本金 : 25億円
U R L : http://www.ricoh-japan.co.jp

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