市場での競争力強化やITインフラの最適化を図るべく、クラウドの導入・活用を推進する企業は一段と増加しています。ITプラットフォーム事業を展開する株式会社エクシード様(以下、エクシード)でも、顧客企業のビジネスを支える新たなプライベートクラウド基盤を構築しました。今回のプロジェクトにおいては、高い性能や信頼性を備えたインフラを低コストで実現することが課題に。
そこで採用されたのが、ネットワールドが提供するCisco+NetApp+VMwareソリューション「FlexPod(フレックスポッド)」です。あらかじめ検証済みの環境を適用することで、開発期間やシステムコストの削減に成功。また、「Cisco UCS」「Cisco Nexus」「NetApp FASシリーズ」などの機能もフル活用し、拡張性・柔軟性の確保や運用管理の効率化も実現しています。

プロジェクトメンバー

株式会社エクシード 片岡 哲也 氏

株式会社エクシード
カスタマー・サクセス・グループ

片岡 哲也 氏

株式会社エクシード 久松 実 氏

株式会社エクシード
ソリューション・サービス・グループ

久松 実 氏

株式会社エクシード 新田 智 氏

株式会社エクシード
ソリューション・サービス・グループ

新田 智 氏

株式会社エクシード

本  社 : 東京都渋谷区恵比寿2-36-13
設  立 : 2006年9月21日
資本金 : 7420万円
U R L : http://www.xseed.co.jp/
概 要 : ITプラットフォーム事業、ITプラットフォーム・アウトソーシング・サービス事業、パブリッククラウド「Libra」、プライベートクラウド「myDC」など、充実したソリューションを提供するIT企業。顧客のニーズや要件に応じて最適な環境を提供している。

高い技術力と運用力を活かしてITプラットフォーム事業を展開

 「最適なソリューションで快適な社会を実現すること」をミッションとして掲げ、ITプラットフォームに関わる多彩なサービス/ソリューションを展開するエクシード。パブリッククラウド「Libra(ライブラ)」やプライベートクラウド「myDC」、ITプロフェッショナルサービスや運用アウトソーシングなど、幅広い領域にわたるサービスを提供している。
「当社はエンジニアを主体として設立された企業ですから、サービスの柔軟さや使いやすさにはとことんこだわっています。また、お客さまのご要望に合ったインフラを確実に実現すべく、事前のコンサルティングや保守・運用のご提案なども積極的に実施しています」と語るのは、エクシード カスタマー・サクセス・グループの片岡 哲也氏。近年でこそ同種の事業を手がけるIT企業も増えているが、同社ではまだクラウドという言葉が一般的でなかった時代からこうしたサービスをいち早く提供している。その先見性と持ち前の技術力を活かし、多様なニーズにしっかりと応え続けているのである。

顧客向けプライベートクラウドを「FlexPod」で新たに構築

顧客企業のビジネスを支える取り組みの一貫として、同社では2012年春より新たなプライベートクラウド基盤の構築に着手した。片岡氏はその背景を「当社のお客さまより、自社構築した業務システムをクラウド化したいとのご相談を頂いたのがきっかけです。このシステムはお客さまの事業に利用される重要なものですが、運用管理に掛かる負担が非常に大きいなど様々な問題が生じていました。インフラや運用をサービスとして利用することで、こうした課題を解消したいと考えられたのです」と説明する。
同社ではこの要望を受けて、早速クラウド基盤の構築に着手。しかし、そこでは様々な要件をクリアする必要があった。エクシード ソリューション・サービス・グループの久松 実氏は「まず一つ目は、柔軟性と拡張性の確保です。当社としては、業務要件の変化や事業の成長などに合わせて、後から構成を自由に変えられるようなシステムにしなければ意味がないという強い意思がありました」と語る。また、顧客企業の事業を担うシステムだけに、高い信頼性や可用性、優れたパフォーマンスも強く求められた。
さらに大きな課題となったのがコストである。「お客さまからはシステムコストを抑えたいとの要望もあったため、サービスを提供する我々としてもインフラ構築に掛かる費用をできるだけ削減する必要がありました」と片岡氏は振り返る。
こうした数々の課題を解消するソリューションとして選ばれたのが、ネットワールドが提供する「FlexPod for VMware」(以下、FlexPod)である。これはCisco、NetApp、VMwareのアライアンスによって生まれたデータセンタ向けコンバージドインフラソリューションで、IAサーバ「Cisco UCS」やデータセンタスイッチ「Cisco Nexusファミリ」、ネットワークストレージ「NetApp FASシリーズ」、サーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」などの製品の動作検証をあらかじめ実施した上で提供される。これにより、クラウド環境に不可欠な高信頼で柔軟なITインフラを、スピーディかつ低コストに実現できるのだ。
「信頼性とコスト要件をどう両立させるか考えていたところ、ネットワールドから『FlexPod』の提案を受けました。元々はラックマウントサーバによる物理環境での構成を想定していたのですが、FlexPodならお客さまのご要望をすべて満たせる上に、動作検証などに掛かる工数も省くことができます。これは良いソリューションだと感じましたね」と久松氏は語る。

高い性能と信頼性を備えたシンプルなITインフラを実現

FlexPodの採用によって、クラウド基盤の構築は非常にスムーズに進んだ。エクシード ソリューション・サービス・グループの新田 智氏は「製品の組み合わせや動作確認で悩むようなポイントはありませんでしたし、何らかの問い合わせを行う時もFlexPodという大きな枠組みの中で対応してもらえます。細かな検証工程を省けるということは、お客さまに対して迅速なサービス提供を行う上でも役立ちましたね」と振り返る。構築開始から約5ヶ月後の2012年10月には、顧客企業での本番業務を無事スタートさせることができたとのことだ。
FlexPodを構成する個々の製品も、こうした成果に大きく貢献している。Cisco UCSはFabric Interconnectというサーバ、ネットワークを統合管理する製品を介する事でシステム管理者の大幅な工数削減につなげることが可能となる。さらに、VMware環境との親和性も高く、物理サーバが利用する仮想/物理ネットワークを統合管理することも可能だ。物理サーバに関する各種設定もサービスプロファイルで一括管理できるため、仮想サーバの管理や増設も容易かつスピーディに行える。「従来型のブレードサーバに比べて格段にケーブル類がスッキリした上、仮想サーバ群の管理にも手間が掛からない。構築完了後は運用管理チームにシステムを受け渡すのですが、そこでの引き継ぎも円滑に行えました」と新田氏は語る。
Cisco Nexusファミリの特徴であるFabric ExtenderやVirtual Port Channelも絶大な威力を発揮。「これらを活用することで、シンプルで耐障害性の高いネットワーク環境が実現できました。さすがに『データセンタスイッチ』を謳う製品だけのことはあると感心しました」(新田氏)。

構成概要

自社ソリューションの強化にもFlexPodの活用を積極的に推進

今回のクラウド基盤では、将来的な拡張性や発展性についても十分な配慮が払われている。「今後新たなビジネス要件が生じることも考えられるので、ストレージについても様々な用途に対応できる製品を選びたかった。その点、NetApp FASシリーズはマルチプロトコル対応のユニファイドストレージですから、新たな他ニーズにも柔軟に対応できます」と久松氏は語る。
将来的にはDR/BCP環境の構築も予定されているが、NetApp FASシリーズには多世代を保持してもパフォーマンスに影響が出ないスナップショット機能「Snapshot」やデータを遠隔地ミラーリングできる「SnapMirror」などの多彩なデータ保護ソリューションが提供されて、ビジネスを守るための環境も容易に構築することが可能だ。
構築を支援したネットワールドへの満足度も高い。久松氏は「複数のソリューションプロバイダに声を掛けたのですが、その中で一番レスポンスが速かったのがネットワールドでした。提案内容が適確だった上に、技術的なアドバイスなども受けられて大変助かりましたね。今後も同様のサポートを期待しています」とにこやかに語る。
同社では、今回構築したプライベートクラウドの適用領域をさらに拡げていくと同時に、他の顧客企業に対してもFlexPodを活用したソリューションを展開していく構えだ。片岡氏は今後の抱負を「今回のプロジェクトでFlexPodの有効性を実感できましたので、このメリットを他のお客さまに対してもご提供していきたい。当社のソリューションを強化する新たな武器として、積極的に活用していきたいですね」と語った。

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