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空調設備工事大手の高砂熱学工業株式会社様(以下、高砂熱学工業)では、業務のIT化を積極的に推進している。より効率的な業務基盤を構築することで、現場が働きやすい環境を実現するのが狙いだ。もっとも、様々なシステムが構築されるに従って、サーバやストレージの台数が急速に増加。リソースが有効に活用されないなどの課題が生まれてきた。そこで同社では、業務サーバ群の統合プロジェクトに着手。ネットワールドが提供するサーバ仮想化ソリューション「VMware Infrastructure 3」を導入し、サーバ数の削減や運用効率化、コスト削減など様々なメリットを実現している。
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高砂熱学工業株式会社
情報システム本部
システム管理部
主任
島田 健章 氏 |
高砂熱学工業株式会社
情報システム本部
システム企画部
主査
中嶋 規雅 氏 |
日本情報通信株式会社
法人営業本部
主査
金敷 克典 氏 |
日本情報通信株式会社
製品システム事業部
波潟 由布子 氏 |
高砂熱学工業株式会社
本社:東京都千代田区神田駿河台4-2-5
創業:1923年11月16日
資本金:131億3400万円
売上高:2174億8200万円(2007年度3月末連結)
従業員:1,660名(2007年4月1日現在)
URL:http://www.tte-net.co.jp/
業務内容:日本における空調技術のパイオニアとして、ビル・工場・各種施設などに対して最先端の空調設備を提供。企画・設計・施工のみならず、稼働後のメンテナンスや設備管理に至るまで、多彩なサービス/ソリューション群をトータルに展開している。
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日本情報通信株式会社
本社:東京都中央区明石町8-1
設立:1985年12月18日
資本金:40億円
売上高:430億円(2006年度実績)
従業員:657名(2007年6月1日現在)
URL:http://www.NIandC.co.jp/ |
高い技術力を誇る空調業界のリーディング・カンパニー
ビルや工場、各種施設などに対し、高性能・高品質な空調設備を提供している高砂熱学工業。創業80年以上の歴史を誇る同社だが、現在は一般空調、作業環境空調、プロセス空調、電気・計装・通信技術・DHC(地域冷暖房)などの領域でビジネスを展開中だ。
同社の大きな強みとなっているのは、業界屈指の技術力だ。これまでに取得した特許件数は、業界内でもトップクラス。実用新案や意匠・商標なども含めた有効工業所有権の件数は、実に500件近くにも上る。同社が
数多くの顧客企業の信頼を獲得しているのも、こうした高い技術力・ソリューション力があればこそだ。
また最近では、業務のIT化に向けた取り組みも積極的に推進している。高砂熱学工業情報システム本部システム企画部の中嶋規雅主査は「会計系や管理系のシステムは従来から存在していましたが、当社では人員の約7割が技術系のスタッフです。彼らの活動を支援する仕組みを整備することが、今後の重要なテーマとなっています」と説明する。業務のIT化を推進する上で、特に注意しているのがシステムの使いやすさだ。高砂熱学工業情報システム本部システム管理部の島田健章氏は「これまではホスト中心にシステムを構築してきたため、使いやすさの面ではまだまだ改善の余地があります。システムのWeb化を図るなど、現場のユーザーが利用しやすい環境を目指しています」と続ける。
業務のIT化に伴って
サーバ台数が大幅に増加
システム環境の整備を進めていく中で、一つの課題が持ち上がってきた。様々な業務をIT化したことで、サーバやストレージの台数が次第に増加。中にはシステムリソースをフルに使い切っていないものも、見受けられるようになってきたのだ。「最近はハードウェアの高性能化・大容量化が進んでいますので、それほどリソースを消費しないシステムでもかなりのスペックが備わっています。各システムの空きリソース状況を見る度に、あまり効率的ではないと感じていました」と中嶋氏は振り返る。さらに新システムの構築に伴って、サーバラックなどの占有スペースも一段と増加。この点も問題になっていた。
もちろん同社としても、状況を改善するための手を何も打たなかったわけではない。ブレードサーバを導入して、集約化・省スペース化を図るなどの対策は施していた。「しかしブレードであっても、物理的にサーバが増えていく以上、根本的な解決にはつながりません。たとえばストレージを外付けにして各サーバから共有する
といった技術のように、更に効率化が図れる仕組みがあればと感じていました」(島田氏)
同社ではこうした課題を解消すべく、長年のITパートナーである日本情報通信株式会社(以下、日本情報通信)に相談。そこで提案されたのが、ネットワールドが提供するサーバ仮想化ソリューション「VMware Infrastructure 3」(以下、VMware)であった。日本情報通信法人営業本部の金敷克典氏は「VMwareへの仮想統合を行えば、新たなシステムを構築する際にも物理サーバが増える心配がありません。お客様の課題を解消する上で、最適なソリューションだと考えました」と語る。
同社では既に基幹ホスト上で仮想化機能を利用していたため、仮想化技術に対する抵抗感などもなかったとのこと。「またVMware ESX Serverなら、ディスクだけではなくCPUやメモリも共用することができます。これは是非導入したいと考えました」と島田氏は語る。
高信頼・高可用性システムをVMware Infrastructure 3で実現
実際のシステム構築作業には、2006年10月末より着手。ここで要件として挙げられたのが、システムの信頼性・可用性確保である。「従来はサーバハードウェアの障害からシステムダウンを招くケースがあったので、障害時にも業務を止めない環境を実現したかった」と島田氏は語る。
そこで今回のシステムでは、ハードウェア障害時に別の仮想サーバ上でシステムを起動する「VMware HA」を採用。また稼働中のOSやアプリケーションを無停止で別の仮想サーバへ移動させる「VMware VMotion」や、空きリソースを活用してサーバ負荷の平準化を図る「VMware DRS」などの機能も導入した。
開発プロジェクトのリーダーを務めた日本情報通信製品システム事業部波潟由布子氏は「完成度の高いシステムを短期間で構築すべく、お客様の業務や製品を熟知しているエンジニアを投入しました。またネットワールドの支援も得られましたので、スムーズに構築作業を進められました」と振り返る。
当時は複数のシステム構築プロジェクトが走っていたため、それらのインフラとなるVMwareの導入は遅延が許されなかった。そこで、豊富な実績とノウハウを持つネットワールドと日本情報通信が、検証から本番稼動まで技術支援を行った。日本情報通信では、進捗管理を徹底するなどの取り組みも実施。すぐにスムーズな運用ができるよう、ネットワールドがオンサイトトレーニングを実施した。作業開始から2ヶ月後の2006年末には、早くもVMwareによる業務システムが本稼働を開始した。
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