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2004年5月17日更新

株式会社大塚商会
iDC の社内業務でVMwareを有効利用セキュリティ強化と業務の効率アップを実現


詳細な資料はこちらから (PDF:1.08MB)

株式会社大塚商会インターネットデータセンターSE 主任

最新鋭の設備と万全なセキュリティ体制を備えた大塚商会 iDC (インターネットデーターセンター)では、セキュリティ管理のより一層の強化と、大塚商会の社内業務を円滑に行うため、新たに VMware を導入しました。1 台のマシンで複数の OS を同時に利用できるVMware のメリットを活かし、通常はホスト OS 上で iDC 仕様のシステムを動かし、社内業務を行うときは、ゲスト OS に切り替えるという活用方法を実現しています。

万全なセキュリティ環境のiDCVMware でより一層の強化を図る

 今やインターネットは、EC(電子商取引) などに代表される次世代の情報システムとして定着しつつあり、利便性だけでなく経営を支える戦略的活用が求められるようになっている。企業にとっては、高度なインターネット利用環境をいかに早く低コストで構築できるかが重要な課題である。また、IT 活用は企業活動にとっての重要なテーマだが、その一方で、専門技術者の養成、システム管理者の負担、投資コストの増大、セキュリティ対策など運用管理のための課題も多い。
 大塚商会の iDC は、こうした難題を解決するサーバアウトソーシングの拠点として、安定したネットワークインフラで多彩なハウジングやホスティングサービスなどを提供。企業のe-ビジネスへの本格的な参入を支援し、さまざまなビジネスチャンスを広げる手助けをしている。

 iDC の収容可能サーバは約 2,000 台。いずれも特殊錠付きのラックに収納し、管理者以外が手を触れることはなく、外部の目にも触れぬよう細心の注意が払われている。そのうえ、システム稼動状況は、専門スタッフによる 24 時間 365 日の運用監視体制で見守られ、もしものときも迅速な対応を行っている。さらに、巨大地震に耐えうる免震構造で自家発電システムを完備、堅牢な設備によって、あらゆる障害から顧客の大切なサーバを守り、最新の入退出セキュリティシステムと監視カメラ、有人監視による厳しいチェックで外部からの侵入をシャットアウト。防衛システムも万全である。安全性と信頼性が求められる 21 世紀のインターネットビジネスを、まさに鉄壁ともいえる体制で強力にサポートしている。

社内  そして 2002 年初頭には、より一層のセキュリティ管理と、大塚商会の社内業務を円滑に行うため、Intel プロセッサが稼動する 1 台のマシンで Windows や Linux などの複数の OS が同時に利用できるソフトウエアVMware を導入。1 台のクライアントで複数のOS を同時に稼動させることで、対外的なネットワークと大塚商会の社内ネットワークを物理的に分断する形で利用することが可能となり、上記の目的を見事に実現している。



iDC 用と社内仕様が異なる課題を VMware の導入で解消

 大塚商会iDC SE 主任の稲葉正毅氏は、今回新たにVMware を導入した狙いについて、次のように述べている。

 「一般的に VMware は、開発環境で使用されるケースや、既存の OS から新たな OS へとマイグレーションする際の移行ツールとして利用されるケース、あるいはユーザー・サポートなどで使われるケースが多いと思いますが、今回、iDC では、社内の業務利用に有効活用しています。もともと iDC には、ファイアーウォールなどで遮断されている対外的なネットワークと、大塚商会の社内業務で利用しているネットワークがあります。いずれも、厳正なるセキュリティポリシーに則って運用されていますが、iDC と社内用の仕様が異なるため、これまで不都合な面もありました。そこで、両方のネットワークを利用しているスタッフのクライアントに、新たにVMware を導入し、通常はホスト OS 上で iDC 仕様のシステムを動かし、社内業務を行うときは、ゲスト OS 上で社内仕様のシステムを動かすという方法を採用しました。これにより、それぞれのネットワークを実質的に分断することでセキュリティ管理をより一層強化するとともに、OS を切り替えるだけで両方のシステムが稼動するため、社内業務がこれまで以上に円滑に行えるようになると考えたのです」

 さらに、稲葉氏は、VMware を選定するに至った経緯について、「当初は、対外的なネットワークと社内用のネットワークを完全に分断し、ひとり1台ずつ別個にマシンを用意しようという話もありました。というのも、iDC のメンバーは、それぞれ特殊な OS 環境でマシンを使っているので、社内標準である Windows を使っていない人も多かったからです。そのため、社内業務用に新たに Windows マシンを導入しようということになったのです。しかし、当然のことながら、導入コストがかかりますし、2 台のマシンで日常業務を行うのはとても不便です。それに対して、VMware はソフトウエアをインストールするだけでふたつの OS を同時に利用できるので、コスト面と管理面の両方において大きな効果があると判断しました」と語り、VMware の導入メリットに注目した。



1 台で同時稼動のメリットセットアップも簡単・便利

 今回、大塚商会iDC では、VMware Workstation 3.1 for Linux × 3セット、VMware Workstation 3.1 for Windows × 11 セットを導入。iDC のネットワーク運用や構築に携わり、日常的に大塚商会の社内業務システムを利用しているスタッフのクライアント上で効果的に稼動している。

 「iDC では、独自のネットワークを運用していますが、それに加えて、工数管理の入力や物品購入などを行うためには、Windows ベースの社内業務システムを利用しなければなりません。そうした社内業務を行うときに、VMware によって OS を切り替えるだけで、1 台のマシンで行えるようになったことは非常に大きな導入効果です。逆に、VMware を導入していなければ、ひとり 2 台のクライアントを用意しなければならかったと思います。おそらく、iDC の仕事をするときは右のマシンを使い、社内業務を処理するときは左のマシンを使うといった環境になっていたでしょうね。それが 1 台のマシンで両方のシステムが使えるのですから、これほど便利なことはありません」と稲葉氏は語る。

 さらに、VMware は、各クライアントへのセットアップも非常に楽だったという。「VMware の利点は、クライアントごとに環境設定する必要がないことです。マスターデータを作成して、それをそれぞれのクライアントにコピーしていけばいいのです。その後、アドレスを変更するだけでアプリケーションが動きますから、とても便利です。おかげで、時間をかけずスムーズにVMware を導入することができました」と機能面も評価している。

 今後は、Linux や Windows といった複数の OS 環境におけるアプリケーションやサービスの開発テストなどにも VMware を積極的に活用していく考えだ。


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