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導入事例

esxRanger Professional(現vRangerPro) 導入事例
持田製薬株式会社 様

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esxRanger Professional

23台の業務サーバを「VMware ESX Server」に統合。
「esxRanger Professional(現vRangerPro)」を導入し仮想サーバの一元的なバックアップを実現

増えすぎたサーバの最適化を図る手法として、仮想環境への統合が注目を集めています。医療用医薬品メーカーの持田製薬株式会社様(以下、持田製薬)でも、「VMware ESX Server」を導入し、長年活用してきた業務システム群を新たなサーバ・プラットフォームへと移行しました。ここで課題となったのが、仮想サーバのバックアップです。システムには重要な業務データも含まれるため、万一障害が発生した場合にも、確実に復旧できることが求められました。そこで同社では、ネットワールドが提供する「esxRanger Professional(現vRangerPro)」を採用。大量の仮想サーバ群の効率的なバックアップに成功しています。

持田製薬株式会社
情報システム部 情報企画
主事
志波 俊雄 氏

目次

創業100年近い歴史を誇る医療用医薬品のエキスパート

大正2年の創業以来、100年近くにわたって様々な医薬品を提供し続けてきた持田製薬。独創的な医薬品を創出する総合健康関連企業として、今なお第一線で活躍を続けている。

現在の事業の柱となっているのは、医薬品事業・医療機器事業・ヘルスケア事業の3事業だ。まず医薬品事業では、長年の経験をフルに活かせる分野を重点領域として設定。具体的には循環器、産婦人科、皮膚科、救急の4領域に対し、オリジナリティの高い医療用医薬品を提供している。2点目の医療機器事業では、超音波診断装置・産婦人科関連装置・半導体レーザ治療器など、先端技術を駆使した各種の機器を、医療機関向けに販売。3点目のヘルスケア事業では、低刺激性の基礎化粧品や石鹸、シャンプーなど、高品質なヘルスケア製品を取り扱っている。

近年では製薬業界においても、合併や提携が相継ぐなど大きな変化が生まれている。今後も発展を続けていくためには、自社の強みをさらに発揮できる事業環境が不可欠だ。そこで同社では2003年に医療機器事業、2004年にヘルスケア事業を分社化。総合健康関連企業グループとして、新たな飛躍を目指そうとしている。



VMware ESX Serverによるシステム統合を実施

医療用医薬品の営業形態は、他の業界とは少し異なる面がある。社員の主な役目は病院や調剤薬局から受注を取ることではなく、自社の医薬品に関する情報提供だ。営業ではなく「MR(Medical Representative:医薬品情報担当者)」と呼ばれるのはこのためである。持田製薬 情報システム部 情報企画 主事 志波 俊雄氏は「MRの活動を情報面で支援することが、情報システム部門の重要なミッションです。情報化に対する要求は年々高度になっていますが、これにしっかりと応えるべく、IT環境の整備に取り組んでいます」と語る。

業務にITを活用する上では、新規システムの開発だけでなく、既存システムの安定運用も重要な課題となる。そこで同社では、2005年初頭より業務システムの統合プロジェクトに着手した。志波氏はその背景を「長年使い続けている業務システムの中には、サーバの老朽化が目立つものも現れてきました。今後も安定的なサービスを提供していくためには、こうした古いサーバ群を新しいプラットフォームへと移行させる必要があったのです」と説明する。

各システムが導入された当時と比較すれば、サーバ製品のパフォーマンスも格段に向上している。複数のシステムを統合しても、性能問題が起きる心配はあまりない。その上、サーバ台数が減ることによるコスト削減効果も見込めるというわけだ。

システム統合を行う上ではいくつかのアプローチが考えられるが、同社が選んだのは「VMware ESX Server」(以下VMware)による仮想統合であった。「業務システムの中には、Windows NT 4.0 Serverなど、古いOS上で稼動しているものも少なくありません。最新のサーバ製品では、こうしたシステムがうまく動かない可能性も考えられます。その点VMwareによる仮想統合なら、既存の環境に手を加えることなく、そのまま移行することができます」と志波氏は説明する。

もっとも、仮想サーバ環境を導入するのは、同社としても今回が初の試みである。そこで2005年夏よりテスト環境を構築して検証を開始。問題がないことを確認した上で、2006年4月より本格的なシステム統合を実施した。



仮想サーバのバックアップを 「esxRanger Professional」で実現

統合作業を開始した直後は、慎重を期して1週間に1システム程度のペースで移行を進めていった。しかし特に大きなトラブルなども発生しなかったため、その後は数システムをまとめて移行。2006年5月末には、23システムがVMware上で稼働することとなった。「各システムの担当者は、サーバ移行にあたってある程度の作業が必要なのではと構えていたようです。しかし現実にはほとんど手間が掛からない上、サーバ名もIPアドレスもそのままでいい。本来は統合対象ではなかったシステムの担当者がこのことを知り、『自分のシステムも加えてくれ』と依頼してくることもありました」と志波氏は振り返る。

もっとも、システム統合に際して、まったく課題がなかったわけではない。特に問題となったのが、バックアップをどうするかという点だ。「今回統合対象となったシステムは、更新時期が近いネットワーク系システムや、既に終了した治験データの管理システムなど、それほど頻繁にアクセスが発生しないものが多い」と志波氏。しかしだからと言って、バックアップを取らないわけにもいかない。「もし業務で必要になった時に使えないと、現場のユーザーに迷惑を掛ける可能性がある」(志波氏)からである。

こうした時に出会ったのが、ネットワールドが提供するVMware ESX Server向けバックアップソフト「esxRanger Professional」(以下、esxRanger)だ。esxRangerは、OSやアプリケーション、データなど、稼働中の仮想サーバ全体のディスクイメージをそのままバックアップする機能を装備している。障害発生時にはバックアップデータを別のサーバにリストアすることで、スピーディに業務を再開することができるのだ。しかも各仮想サーバ上に、エージェントを入れたりする必要も一切ない。

「esxRangerを利用すれば、23台の仮想サーバのバックアップを一元的に行うことができます。我々のニーズにピッタリの製品でしたので、早速導入を決めました」と志波氏は語る。



大幅に向上した運用効率、コストの安さも大きな魅力

esxRangerの導入効果として、志波氏はまず使いやすさを挙げる。「事前にネットワールドから簡単に使える製品だと聞いていたのですが、実際に使ってみてその通りであることが実感できました。バックアップもリストアも、非常に簡単な操作で行えます」(志波氏)。

同社ではシステム構築・運用作業のほとんどを自社で行っているため、運用管理の効率化が重要なテーマとなっている。その点、esxRangerを導入したことで、バックアップ運用に要する作業負担を引き下げることができた。「しかもesxRangerは、優れた製品でありながら導入コストが非常に安い。これも大きなメリットと言えますね」と志波氏は満足げに語る。

現在は週末ごとに手動でバックアップを行っているが、こうした運用も今後見直していく予定である。「これまでは比較的利用頻度の低いシステムを統合してきましたが、日常的に業務に活用しているシステムも、VMwareへ統合したいとの要望が出ています。今後はスケジュールを組んで、自動的にバックアップが行えるようにしていきたい」と志波氏は説明する。esxRangerは他のバックアップソフトと組みあわせて利用することもできるため、週末はesxRangerで仮想サーバ全体をバックアップ、平日は他のバックアップソフトで差分データをバックアップといった災害対策を含めた運用も容易に実現可能だ。「第一線のMRが、特別な意識を持つことなく自然に活用できるIT環境を目指したい。今後のネットワールドの提案にも、大いに期待しています」と志波氏は語った。


VMware ESW Server-esxRanger Professional構成図


持田製薬株式会社
創業: 1913年4月16日
設立: 1945年4月28日
資本金: 72億2,993万円
売上高: 616億1,100万円
従業員: 1,374名(2006年3月末現在)
URL: http://www.mochida.co.jp
事業内容: 大正2年創業の老舗医薬品メーカー。現在は医薬品事業、医療機器事業、ヘルスケア事業の3事業を柱に、独自の強みを生かしたビジネスを展開している。また新規分野へのチャレンジも積極的に行っており、健康補助食品を販売する健康関連事業も展開している。
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