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2004年12月6日更新
群を抜くカバーエリアを誇るASPサービス「ViselLS」
安定的なサービス提供を「Equalizer」で実現

I Tソリューション本部担当部長●株式会社ダイケイ
テレデータ/地図データベース構築などを手がける株式会社ダイケイは、地図ASPサービス「Vise(ヴィセ)」シリーズ、Web対応電話番号・居住者検索サービスなどのサービス群を提供。自社サイトで地図データを活用したいと考える多くの企業に採用されている。24時間・365日稼働が前提となるサービスだけに、システムには万全の信頼性が求められる。そこで同社ではネットワールドのロードバランサ「Equalizer」を導入。サービスの安定稼働に役立てている。





上流から下流まで対応できる一貫した体制を用意地図分野のリーディング・カンパニーとして知られるゼンリンのグループ企業として、電話帳データベース、地図データベース、CAD・CAE形状入力、ソフトウェア開発などのビジネスを手がける株式会社ダイケイ(以下ダイケイ)。ゼンリングループ商品の多くの製造を担当するなど、その技術力の高さには定評がある。
「もちろんグループ企業以外のお客様にも、様々な形で当社の製品をご利用頂いています」と語るのは、ダイケイ 営業本部 ネット事業担当 尾崎 英隆氏。たとえば最近のカーナビには、入力された電話番号から該当する地図を表示する機能が備わっているが、こうしたものも同社の技術をベースに実現されている。
「地図という移り変わりの激しい商品を扱うだけに、データの正確性と鮮度には非常に気を遣っています。今後も精度の高さを追求することで、お客様の信頼に応えていきたい」と尾崎氏は力強く語る。
インターネット地図配信サービス「Vise ILS」公開サイト(左上)。2003年3月よりデザインも一新。詳細地図も3000地域を超えた。さらに2003年3月より一方通行表示サービスも開始(右上)。
http://dmap2000.daikei.co.jp/viseILS/vise.jsp

また同社の大きな強みの一つとなっているのが、ベクトル形式の地図データを提供していることだ。
当社の地図データであれば、分析・解析といった高度な要求にも十分に適用できます」と尾崎氏は胸を張る。



成長するシステムを確実にサポート地図データをビジネスで活用したいと考える企業は少なくない。しかしそのためには大きな課題が立ち塞がっていた。それはシステム構築に必要となるコスト。「ベクトル形式の全国地図データだけで数千万円。これに構築費用やメンテナンス費用を足していくと、総コストが数億円単位になることも珍しくなかった」(尾崎氏)のである。
いくら業務効率化に効果があるとはいえ、地図にこれだけのコストを掛けられる企業は限られている。結局は多くの企業が導入をあきらめざるを得なかった。
しかしブロードバンド環境の急速な普及が、こうした状況を変えるまたとないチャンスとなった。ダイケイ システム開発グループ 開発課 チーフ 北嶋 政博氏は「お客様の要件をよく伺ってみると、ベクトルデータを使った大がかりなシステムでなくても、ビットマップ地図で十分なケースがしばしばありました。また、更新がはげしく、かつ新鮮さが要求される地図ならASPサービスにするのが一番ではないかと考えたのです」と説明する。
そこで同社では新たな地図ASPサービスの開発に着手。開発にあたって念頭に置いたのは、「できるだけサービスコストを抑えること」である。「すべてのシステムを当社で開発するとなると、それなりにコストが掛かってしまいます。そこであくまでも地図と住所や電話番号などの検索機能部分だけをご提供し、これをお客様側のシステムから利用して頂くスタイルを採りました。これにより、我々は最小限の人員でViseの運用と技術を高めることに専念でき、お客様は公開された機能を使って自由に開発できるというスタイルが生まれました」と北嶋氏は語る。
この結果、月額わずか十数万円からという、従来の常識では考えられないほどの低価格が実現したのである。


Equalizerを導入してサービスの安定稼働を実現現在同社のサイトでは、業界トップのカバーエリアを誇るインターネット地図配信サービス「Vise ILS」、高精度座標振付サービス「Vise IGS」、電話番号・居住者データ検索サービス「AddressNavi+.NET」の3種類のサービスをASPで提供。損保会社、地方自治体、不動産関連会社など、様々な企業で活用されている。顧客側にも開発力を備えたIT部門が存在していることも多く、その場合は自分たちでシステムを自由に構築したいということもあり、エンジン部分だけの提供という方式もかえって好意的に迎えられることとなった。
「自社の公開Webサイトで店舗の位置を表示するといった使い方から、本格的な業務支援に至るまで、幅広い用途にご利用頂いています。業務支援用にも耐えうる精度を備えた地図ASPは、他にないと自負しています」と尾崎氏は語る。
同社ではインターネットの黎明期にオンライン地図サイトを開設していたことがあり、その経験も十分に活かされている。ただ商用サービスである以上、不用意なシステムダウンなどは絶対に許されない。また大量のアクセスが集中した場合の安定性確保も大きな課題となる。
そこで導入されたのが、ネットワールドが提供するロードバランサ「Equalizer」である。北嶋氏はEqualizerを選択した理由を「様々な製品を候補に挙げて検討しましたが、いずれも多機能な反面、価格が高い点がネックでした。当社としてはロードバランシングを適切に行ってくれれば良いわけで、使わない機能のために余分なコストを掛けるのではムダが多い。その点Equalizerはコスト的にも機能的にも非常にリーズナブルでした」と語る。
もっとも最初は本当に商用サービスに適用できるか不安もあったという。  「しかしネットワールドから評価機を借りてテストを行ってみたところ、かなりの負荷を掛けてもまったく問題なく動作してくれました。これなら大丈夫だと確信し、システムへの採用を決断しました」(北嶋氏)。



最適なソリューションを提供し顧客の信頼に応えるEqualizerの導入によって、サービスの信頼性は大幅に向上。またそれ以外にも様々なメリットが生まれている。
「まず大きいのがメンテナンス性の向上です。以前はサーバメンテナンスのために数分程度システムを計画停止させていたのですが、現在ではシステムを止めることなくメンテナンスが行えます。また作業を夜間や休日に行う必要もなくなりましたので、人件費の削減にも役立っています」と語る尾崎氏。北嶋氏も「負荷が高まった際にも、システムをスケーラブルに拡張することができる。これもEqualizerを導入したメリットの一つですね。

地図エンジン部分の提供だけでなく、お客様システム全体の構築を受託し、専用サーバを設置するケースもありますが、こうした際にもEqualizerを推奨しています」と続ける。
同社のサービスは単に高精度・低価格なだけでなく、他には見られない先進的な機能も数多く備えている。たとえばVise IGSでは、CSVの漢字住所や電話番号から一括で緯度経度を付与でき、さらに、周辺に存在する駅やコンビニといった施設情報も取得することが可能。同社ではこの機能によって特許を申請中である。「今後もより多くのお客様にご利用頂くべく、内容の充実を図っていきたい」と抱負を語る尾崎氏。地図ASPによる新たなビジネス展開を、Equalizerが支えていくのである。


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