Equalizer管理・運用マニュアル





5.Equalizer−HA運用時の機器交換、アドレス変更作業手順


【Equalizer機器交換の手順】

※下記手順はシステム停止時間を最小化したい場合の推奨手順です。


・設定のバックアップ・リストアを行う場合
(1) 交換を実施するEqualizerの設定情報をバックアップします。

E250i
「Equalizer」→「configure」→「Backup/Restore Configuration」
→「Download backup fileをクリック」

E350/450
「Equalizer」→「Backup/Restore」→「Download backup fileをクリック」

(2) 交換を実施するEqualizerをネットワークから切り離します。

※PrimaryのEqualizerで実施する場合は、切り離した時に自動的にFailoverが行われます。Backupステータスへの切り替わりに約30秒〜1分強のサービス停止時間が発生します。

(3) バックアップした設定情報を新しいEqualizerにリストアし、ネットワークへ参加させます。

E250i
「Equalizer」→「configure」→「Backup/Restore Configuration」
→「Restore fileを参照ボタンから選択し、Goボタンをクリック」

E350/450
「Equalizer」→「Backup/Restore」
→「Restore fileを参照ボタンから選択し、Goボタンをクリック」

(4)HAの同期が正しく行われているか確認します。

(5)Equalizerの機器交換作業の終了です。

・バックアップ・リストアを行わずマニュアルで再設定を行う場合
設定情報のバックアップができなかった場合(バックアップを行っておらずに突然のH/W障害に見舞われた場合など)は、交換するEqualizerから既存のクラスタ設定を全て削除したあと、マニュアルでIPアドレスを設定しネットワークヘ参加させて下さい。その後、Redundancyの設定を行って下さい。

※交換するEqualizerが工場出荷時の状態であれば、クラスタの設定を削除する必要はありません。


(注意)
・Equalizerが同期を行った際にサービスに瞬断が発生する可能性があります。
・交換機をネットワークに参加させた際に2台ともPrimaryの場合は、Default Backup側が自動的にリブートします。そのため、ActiveなPrimary機がDefault Backupであった場合は、Failoverが発生してしまいます。


※詳細は弊社WEBのCoyoteサポートページをご参照願います。
Failoverを行わせたくない場合は、交換機をネットワークに参加させてすぐ、交換機のリブートを行って下さい。
または、バックアップ・ファイルを使用する場合は、リストア時のリブートの最中にネットワークに接続する、バックアップ・ファイルを使用しない場合は、Redundancyを設定しない状態「No Backup」で交換機をネットワークに参加させ、その後Redundancyの設定を行って下さい。交換機はRedundancy設定後、自動的にリブートを行い、起動後はBackupとしてネットワークに参加します。この際、交換機のクラスタの設定を行わない(または全て削除の)状態でネットワークに参加させて下さい。


【Equalizerのアドレス変更時の手順】

※下記手順はシステム停止時間を最小化したい場合の推奨手順です。

UNIT1: 現在のステータスがPrimaryのEqualizer
UNIT2: 現在のステータスがBackupのEqualizer

(1) まず、いざという時に設定のリカバリができるよう、Equalizerの設定情報をバックアップして下さい。

E250i
「Equalizer」→「configure」→「Backup/Restore Configuration」
→「Download backup fileをクリック」

E350/450
「Equalizer」→「Backup/Restore」→「Download backup fileをクリック」

(2) UNIT2をネットワークから切り離します。

※UNIT2(BackupステータスのEqualizer)を切り離した時に、瞬断が発生する可能性があります。

(3) UNIT2のクラスタの削除、Redundancyの設定を変更します。

・GUIの場合
1) 既存ネットワーク経由でなく、クローズしたネットワークでWEB管理画面にアクセスしてください。(クロスケーブルでInternal、ExternalインターフェイスにPCを直結するなど。)

2) クラスタの設定を削除しRedundancyを「No Backup」へ変更します。
 Redundancyの設定変更
 FailoverRole: No Backup

・コンソールから行う場合
下記操作を実施して下さい。

この操作はコマンドラインでの作業になります。設定ファイルを直接上書きすることになるので、十分ご注意ください。

※この作業はrootユーザによる作業ですが、弊社のサポート対象です。

1) rootでログオンします。
2) 下記コマンドによりクラスタ、redundancy設定情報を初期化します。

 #cp /usr/local/equalizer/eq.conf /etc/
 #cp /usr/local/equalizer/eq.static /etc/

3) コンソールからリブートを行います。
 #shutdown ‐r now

※ コンソールから作業を行うことが困難な場合は、GUIからRedundancy、クラスタの設定を削除して下さい。アドレス変更を行って下さい。その場合は、アドレス変更を行った後、クラスタ設定情報の同期がまれに上手くいかない場合があります。

(4) UNIT2のネットワークアドレスを変更します。

(5) UNIT2で新しいクラスタの設定を行います。

※ネットワークアドレスが変わっても既存のクラスタと設定が変わらない場合は、再度同じクラスタの設定をマニュアルで行います。

(6) UNIT2を新しいネットワークへ接続します。

(7) Redundancyの「Configuration Type:」の設定、クラスタの追加などを行って下さい。Redundancyの「Failover Role:」の設定は「No Backup」のままにしておいて下さい。

(この時点で新ネットワークへサービスを移行可能です。)

(8) UNIT1をネットワークから切り離します。(この時点から既存ネットワークのサービスは停止します。新ネットワークへサービスを移行して下さい。)

(9) UNIT1のクラスタの削除、Redundancyの設定を変更します。

手順はUNIT2の時と同様です。

(10) UNIT1のネットワークアドレスを変更します。

(11) UNIT1を新しいネットワークへ参加させます。

※この際、クラスタの設定は行わないで下さい。

(12)UNIT1、UNIT2のRedundancyの設定を行います。
UNIT1の設定後、UNIT2を設定します。設定後、自動的にリブートします。

(この時点でサービスは停止します。)

(13)HA間の同期がとれているか確認します。

この時点でUNIT1がPrimary、UNIT2がBackupステータスになっているはずです。

(14)Primary、Backupのステータスを変更したい場合は、PrimaryステータスのUNIT1をリブートします。

(15)作業の完了です。(サービスが復旧します。)


(注意)
・手順(9)を、GUIから行った場合、Equalizerはクラスタ、Redundancyの設定を完全 に初期化できないため、(13)のHA同期時にクラスタ情報が上手く同期できない場合があります。その場合は、2台のEqualizerdでコンソールよりクラスタ設定情報を初期化します。

#cp /usr/local/equalizer/eq.conf /etc/
クラスタ設定情報の初期化後、Equalizerを一度リブートして、再度同期が正しく行われたかを確認して下さい。

・E250iのファームウェアv6.0〜v6.04aでは、Redundancyを
 Configuration Tyep: Single Network
 FailoverRole: No Backup

で設定してある場合、FailoverRole:を「Default Primary」や「Default Backup」へ変更しようとするとエラーが表示されるという不具合がございます。そのため、SingleネットワークでHAを構成する場合は、下記手順で設定を行ってください。(3)、(9)の設定をコンソールから行った場合(クラスタ、Redudancyの設定情報の初期化の実施)この手順は必要ありません。(エラーは表示されません。)

1)GUIのWEB管理画面上から
 Configuration Tyep: Dual Network
 FailoverRole: No Backup
で設定してから、Redundancyの設定変更を行う

2)コンソールから
 #cp /usr/local/equalizer/eq.static /etc/
Redundancy設定情報を初期化して、リブート後、Redundancyの設定変更を行う。

※詳細は弊社WEBのCoyoteサポートページより、FAQなどをご参照下さい。


【Equalizerのファームウェア・アップグレード時の手順】

 UNIT1: 現在のステータスがPrimaryのEqualizer
 UNIT2: 現在のステータスがBackupのEqualizer

(1) UNIT2をシャットダウンします。

(2) UNIT1でファームウェア・アップグレードを実施します。

(3) アップグレード後、UNIT1をシャットダウンします。

(4) UNIT2をブートします。(Primaryにステータスが変更になります。)

(5) UNIT2(この時点ではPrimaryステータス)のファームウェア・アップグレードを実施します。

(6) UNIT2のアップグレード後、UNIT1をブートします。

(7) HA間の同期がとれているか確認します。この時点でUNIT2がPrimary、UNIT1がBackupステータスになっているはずです。

(8) Primary、Backupのステータスを変更したい場合は、PrimaryステータスのUNIT2をリブートします。

(9) ファームウェアアップグレードの終了です。


(注意)
・作業実施中は必ずサービス停止が発生します。作業時間はv5.x〜6.xのファームウェアの場合、2台で10〜20分程度かかります。
・v6.0〜6.04のファームウェア・バージョンへアップグレードを行う場合、クラスタ設定情報が保存されずに一旦初期化されてしまいます。設定情報を再設定されるか、設定のバックアップ/リストアを行って下さい。



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