アズワン株式会社

創業: 1962年6月1日
資本金: 50億7500万円
U R L : https://www.as-1.co.jp/
業種 : 卸売業
事業概要: 研究用機器・機材、介護・看護用品などを手がける理化学機器の総合商社。

導入前までの経緯

  • 時間や場所に捉われることなく柔軟に働ける環境を社員に提供すること
  • インフラ構築・運用に掛かる工数を削減し、ビジネスへの貢献を果たすこと

導入後期待される効果

  • 全社員分のデスクトップ環境を収容可能な高信頼VDI基盤を実現
  • 構築期間と運用管理負担を大幅に削減。新たなニーズへの迅速な対応も可能に

プロジェクトメンバー

アズワン株式会社 箱田 真一 氏

アズワン株式会社
IT推進部
マネージャー

箱田 真一 氏

アズワン株式会社 藤田 晃輔 氏

アズワン株式会社
IT推進部

藤田 晃輔 氏

富士通ネットワークソリューションズ株式会社 鈴木 秀和 氏

富士通ネットワークソリューションズ株式会社
セールス&ビジネスイノベーション本部
関西支社 関西支店

鈴木 秀和 氏

働き方改革を支えるVDI基盤の強化に着手

「革新と創造」の経営理念の下、科学機器、産業機器、医療・介護の3分野で卸売事業を展開するアズワン。約2, 800社に上る調達先と業界最高水準のロジスティクス体制を活かし、実験・研究用機器や計測機器、各種消耗品、医療介護用品など、多彩な商品群を顧客に供給している。
IT推進部マネージャーの箱田真一氏は「従来はカタログを中心とした販売活動を展開してきましたが、現在ではこれに加えて約140万点のアイテムを取り扱うWebショップ『AXEL(アクセル)』も開設。全国約10,000拠点の販売網を通して、お客様が必要とする商品やサービスを迅速にご提供しています」と説明する。
また、「商品」「物流」と並んで、「情報」を事業戦略の根幹に据えているのも同社の大きな特長だ。近年ではICTがビジネスに果たす役割も大きくなっているだけに、IT部門から提案を行うケースも多いという。
そうしたシステムの一つが、全社の働き方改革を支えるVDI(仮想デスクトップ)基盤だ。箱田氏は「いつでも・どこでも仕事ができるようになれば、育児や介護などの事情を抱えた社員も自らの力を最大限に発揮できます。また、広範なエリアを担当する地方拠点の営業担当者なども、わざわざオフィスに戻って作業する必要がなくなります」と語る。さらに今回同社では、この社内VDI基盤の強化・拡充に着手することとなった。

Cisco HyperFlexを新たなインフラに採用

このVDI化の取り組みは当初、東京・大阪の拠点を中心に営業担当者約40名を対象として、検証をスタート。最初はそれほど規模も大きくなかったため、社内で稼働中のブレードサーバーの一部領域を利用して動かしていた。「しかし、社内クライアントPCの更新時期も間近に迫っていたことから、全社員分の端末を全面的にVDI化する方針が決定。その第一弾として、営業担当者約100名+社内業務従事者150名分の環境を移行することになったのです」と箱田氏は振り返る。
VDI環境が一気に大規模化するとなれば、当然それに見合った能力を持つインフラが必要になる。既存ブレードサーバーでの拡張も検討してみたものの、構築作業に相当の手間と時間が掛かることが判明。IT推進部の藤田晃輔氏は「旧環境では、同時接続台数が増えるとレスポンスが低下するなどの問題もありましたので、全社展開にあたっては別の方法を模索する必要があると感じました」と語る。
このような課題を解消する製品として新たに採用されたのが、ネットワールドが提供するハイパーコンバージドインフラ「Cisco HyperFlex」だ。箱田氏はその経緯を「新たなVDI基盤を短期間で構築する必要に迫られる中、ちょうどベンダー各社からコンバージド製品の発表が相次いでいました。当社ではDBシステムでも同様の統合化製品を導入してメリットを体感していましたので、VDI基盤もコンバージドで構築してはどうかと考えたのです」と語る。
もちろん、市場にはHyperFlex以外にも様々なコンバージド製品が提供されているため、同社では綿密な調査や比較検討も実施。箱田氏は最終的な決め手を「サーバーとストレージを一体化した製品は多いですが、ネットワークも含めた真の統合が実現できるのはHyperFlexだけ。しかも当社では、シスコ社のネットワーク機器を以前から活用しており、品質面でも絶対的な安心感があります」と語る。
また、藤田氏も「ネットワールドのセミナーにも参加したのですが、構築スピードが非常に速い、十分なレスポンスも確保できるという説明を聞いて懸念を払拭できました。実際の構築の様子も見せてもらいましたが、60分くらいで作業が終わってしまうので衝撃的でしたね」と続ける。

わずか一日で初期構築を完了 将来の拡張性にも不安ナシ

HyperFlexには複数の構成パターンが用意されているが、今回のプロジェクトでは「CiscoUCS 6248UP Fabric Interconnect」+「CiscoUCS C220M4」をベースとする「HX220c」を採用。Cisco Unified Computing System(CiscoUCS)×3ノードの構成で環境を構築している。「あらかじめ用意された構成から選ぶ方式なので、細かい機種選択で悩まずに済むのは便利ですね。ノード増設なども容易に行えますから、後々の拡張性についても心配はしていません」と箱田氏は語る。
新VDI基盤は2017年1月より本稼動を開始しているが、実際の構築作業も極めてスムーズに進んだ。同社のITインフラ構築を一手に引き受ける富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)の鈴木秀和氏は「従来型の製品だと、インフラ部分の初期構築だけで約2週間掛かることも多かった。ところがHyperFlexでは、ネットワールドによる初期構築と当社への引渡しがわずか1日で完了。おかげで、VMware層以上の構築や旧環境からの移行を、余裕を持って進められました」と語る。
また、物理PCから移行するユーザーが快適に利用できるよう、仮想デスクトップ廻りの構築にも細心の注意が払われているとのこと。藤田氏は「当社ではリンククローン方式を採用しているため、各ユーザーの設定情報の引継ぎなどにはかなり気を遣いました。また、今後営業部門以外への展開が進むと、映像・音声や他の業務アプリなども利用することになりますので、新たなマスター管理の手法なども検討しているところです」と語る。

アズワン株式会社 構成図

シンプルな運用管理を実現サーバー基盤への展開も視野に

同社では今回の250台に加えて、残りの約250台も2017年度中にHyperFlexへの移行を進めていく予定だ。全社展開が終わった際には、システムにも相当な負荷が掛かることが予想されるが、HyperFlexには、各サーバー搭載のSSD/HDDを仮想的なプールとして利用する「SpringPath」や、高効率を誇るインライン圧縮・重複排除機能が搭載されているため、性能・信頼性面での不安は特に感じていないとのことだ。
また、運用管理のシンプル化にも寄与。箱田氏は「当社では以前から『VMware vCenter 』を利用しているため、別の管理ツールなどを使わずに済むのはかえってありがたい。ハードウェア監視やCisco UCSのサービスプロファイル管理などを行う『Cisco UCS Manager』も一体的に利用できますので、大規模VDI環境を効率的に運用できます」と語る。
また、今回のVDI基盤構築が予想以上にスムーズだったことから、今後はサーバー用の基盤としてもHyperFlexの活用を検討していく考えだ。「それによりインフラに掛かる工数をできるだけ減らし、ビジネスへの貢献に注力していきたい」と力強く語る箱田氏。ネットワールドとFNETSも、その取り組みをしっかりと支援していく。

パートナー概要

富士通ネットワークソリューションズ株式会社

富士通ネットワークソリューションズ株式会社

本   社 : 神奈川県横浜市西区高島1-1-2
関西支店 : 大阪府大阪市西区江戸堀1-5-16
設立 : 1989年3月1日
資 本 金 : 39億4215万円
U R L : http://www.fujitsu.com/jp/fnets/

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