日本アバカス株式会社

創業: 1984年6月
資本金: 5000万円
U R L : http://www.abacus.co.jp/
業種:情報通信業
事業概要: インフラ構築、受託開発、保守サポートなどの事業を展開するITソリューション企業。

導入前までの経緯

  • 老朽化した社内仮想化基盤を再構築し、新たな情報インフラを確立すること。
  • 顧客企業に対して先進的な仮想化ソリューションを提供していくこと。

導入後期待される効果

  • 高い性能の柔軟な拡張性を備えた新仮想化基盤を短期間で構築することに成功。
  • 自社実践で培った経験とノウハウを活かし、顧客企業の課題解決に貢献。

プロジェクトメンバー

斎藤修氏.png

日本アパカス株式会社
システム開発部
シニアマネージャー

斎藤 修 氏

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日本アバカス株式会社
システム開発部

森内 優太 氏

社内仮想化基盤の全面再構築に着手

山形県・山形市に本社を置く日本アバカス は、南東北三県および北関東エリアを中心に 事業を展開するI T企業である。同社システム 開発部シニアマネージャー斎藤修氏は「当社 では各種情報インフラの構築から受託開発、 保守サービスに至るまで、幅広い分野にわたる ソリューションを提供しています。特に仮想化 製品の導入については、10年以上に及ぶ経験 と実績を有しており、当社の大きな強みとなっています」と説明する。
さらにその他にも、物流業向け音声入力システムや倉庫管理システム、食品加工業向け業 務パッケージなど、多彩なソリューションを用意。これらをフル活用することで、顧客企業のビジネスをしっかりと下支えしている。
その同社において、今回実施されたのが、社内の基幹業務システムや開発環境、ファイル サーバーなどに活用されている仮想化基盤の再構築である。斎藤氏は今回の取り組みの背景を「ビジネスが成長を続ける中で、新たなシ ステムを立ち上げたいとのニーズも年々強まっています。しかし、旧仮想化基盤は既にリソー スが逼迫しており、こうした要望に対応してい くことが難しかった。新たな仮想化基盤を構築 することで、こうした課題を解消すると同時に、今後のソリューション提供にも活かしていきたいと考えたのです」と振り返る。

多彩な機能と高い柔軟性を評価しFlexPodを新たに採用

新仮想化基盤の構築にあたっては、性能・信 頼性・拡張性の全ての面において、大幅なレベ ルアップを図ることが目指された。
たとえば、旧仮想化基盤はブレードサーバー5台で構成されていたが、導入から相当の年数を経ていたこともあり、十分な性能を確保することが難しくなっていた。また、ストレージに関しても、従来利用していたSANストレージは容量増設などへの対応に多くの工数が掛かっていたため、よりシンプルに運用できるネットワーク・ストレージが求められていた。
同社では、このような課題を共に解消するIT パートナーとして、ネットワールドを選定。斎藤 氏はその理由を「当社では仮想化技術への取り組みを開始した当初からネットワールドと パートナーシップを組んでおり、その技術力や 支援体制を高く評価しています。今回の社内仮想化基盤についても、ネットワールドが持つノウハウを活かさせてもらいたいと考えました」と説明する。
ネットワールドでも同社の信頼に応えるべ く、様々な要件を考慮に入れた上で最適な提 案を模索。その結果、新たな仮想化基盤に採用されたのが、Cisco+NetAppのアライアンスに よる統合インフラ製品「FlexPod」である。
「まず魅力的に感じたのが、『Cisco Unified Computing System(UCS)』のパフォーマンス です。優れた性能を誇るUCSなら、これまでよ りも少ない台数でシステムの性能を高められま す。今後は当社でもUCSの拡販に力を入れたいと考えていますので、社内環境で実績を積んで おきたいと考えました」と斎藤氏は説明する。
同様にNetAppストレージについても、強い関心を持ったとのこと。斎藤氏は「ユニファイド機能を備えたNetAppなら、仮想化基盤用データストアはNFSで、ファイルサーバーはCIFSで構成することが可能。また、拡張が容易である 上に、『SnapMirror』や『SnapVault』などの データ保護機能が充実している点も決め手となりました」と続ける。

わずか10日間で移行を完了 運用管理の効率化にも成功

こうした個々のコンポーネントの優秀さに加えて、リファレンスアーキテクチャー型コンバージドインフラストラクチャー製品であるFlexPodには、各コンポーネントベンダー共同での事前相互検証済みという大きな特長がある。今回のプロジェクトにおいても、この特長が大いに役立ったとのこと。同社システム開発部森内優太氏は「バラバラの製品を組み合わせる手法だと、 梱包を開けて内容を確認するだけでも数時間掛かってしまう。その点FlexPodなら、そのままラックに組み込んで終了ですから、スピード感が全く違いますね」と語る。
しかも、事前検証によって品質が保証されているため、設計やテストの期間も大幅に短縮することができる。実際に今回の構築作業でも、旧環境からの移行も含めた全ての作業を10日間程度で終えられたとのことだ。森内氏は「お 客様へのソリューション提供を行う際にも、この点は大きなメリットとなりますね」と続ける。
UCSならびにNetAppの機能も、効率的なシステム運用に大きく貢献。「たとえば、UCSの『仮想KVM機能』を利用すれば、BIOSの設定作業などもリモートで行えます。私は郡山支店に勤務していますが、従来はこうした作業については本社側の担当者に依頼する必要が あったので大変助かっています」と森内氏。今後のソリューションビジネスにおいては、物理 /仮想ネットワークの統合管理を実現する「Virtual Interface Card」なども有効に活用していきたいとのことだ。
一方、NetAppについては、本番ボリュームに保存されたシステムやデータをSnapMirrorで 別シェルフに転送し、万一の障害などへの対応を図っている点が注目される。「以前はエージェ ント型のバックアップソフトで個別にバックアップを取得していましたので、相当シンプルな運用が行えるようになりましたね。ネットワールドからはクラウドへの遠隔バックアップも可能と聞いていますので、将来的にはこうしたソ リューションも活用して、BCP強化に役立てていきたい」と斎藤氏は語る。

アバカス構成図

VDI基盤にも新環境を活用 外販ビジネスも積極的に推進

FlexPodによる新仮想化基盤が稼動したことで、様々な業務改善効果も生まれている。
「サーバーの台数は5台から2台へと半分以下 になりましたが、パフォーマンスは以前よりも大幅に向上。リソース問題も完全に解消しましたので、新たな開発環境なども容易に立ち上げられます。また、環境が統合化・スリム化された ことで、運用管理負担やI Tコストの削減も図れました」と斎藤氏は満足げに語る。信頼性も非常に高く、本稼動開始以来「トラブルはゼロ」 (斎藤氏)とのことだ。
さらに同社では、今回の環境をベースとした新たな取り組みにも着手。斎藤氏は「FlexPod上にVDI(仮想デスクトップ)基盤を新たに構築し、セキュリティ強化やワークスタイル改革に役立てていきたいと考えています。社外でも安全に働ける環境を提供することで、会社の成長や現場の生産性向上に貢献していければ」と抱負を語る。
もちろん、こちらの取り組みも、将来的なソリューション提供を見据えたものだ。「自社実践で得た経験とノウハウを、お客様にも積極的にご提供していきたい。ネットワールドにも、引き続き手厚い支援を期待しています」と斎藤氏は語った。

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