宮銀コンピューターサービス株式会社

本   社 : 宮崎県宮崎市高千穂通1-5-14
設   立 : 1988年4月1日
U R L : http://www.miyagin-cs.com/

導入前までの経緯

  • 宮崎県内の自治体・関連団体でもBCP強化に向けた取り組みが進んでおり、住民情報などの重要データを確実に保全するための仕組みが求められていた。
  • 宮崎市全域にわたる広域自然災害などが発生した場合に備え、遠隔地のデータセンターにもデータを二重に保管する仕組みを用意する必要があった。

導入後期待される効果

  • 堅牢な設備を誇る自社データセンターに「EMC Avamar」を導入し、大量データの安全かつ効率的な転送・保管が行える環境を実現。
  • 県外のデータセンターに設置したもう1台のEMC Avamarとの間で遠隔レプリケーションを実施することで、万一の際にも確実な業務復旧が可能になった。

プロジェクトメンバー

宮銀コンピューターサービス株式会社 篠原 康久 氏

宮銀コンピューターサービス株式会社
IT事業部
次長

篠原 康久 氏

宮銀コンピューターサービス株式会社 福岡 隆二 氏

宮銀コンピューターサービス株式会社
IT事業部 ITソリューション係
係長

福岡 隆二 氏

電ビジネスソリューションズ株式会社 三原 誠 氏

電ビジネスソリューションズ株式会社
宮崎支店長

三原 誠 氏

自社データセンターを活かしたバックアップサービスを開始

温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、国内有数の観光地としても知られる宮崎県宮崎市。この地において、ITソリューション事業を手がけているのが、宮崎銀行のグループ会社である宮銀コンピューターサービスだ。
同社 IT事業部 次長 篠原 康久氏は「長年にわたり銀行のシステム開発・運用を手がけてきた当社には、重要業務システムの安定稼働を実現する様々なノウハウが蓄積されています。この強みを活かし、地域の自治体や民間企業に対して高信頼かつ最適なソリューションをご提供しています」と説明する。
同社では事前のコンサルティングからプログラム開発、運用保守に至るまで、幅広いソリューションをワンストップで提供。県内屈指の設備を誇る自社データセンター「宮崎中央インターネットデータセンター」(宮崎中央iDC)も保有しており、サーバハウジングや運用監視などの多彩なサービスを提供している。さらに2013年4月には、顧客の様々な業務システムに保存されている重要データを保全する「リモートバックアップサービス」も開始した。
実はこのサービス、元々は同社がソリューションを提供している地方自治体や関連団体のニーズに応えるために企画されたものだという。篠原氏はその経緯を「お客さまのところへ伺った際に、住民情報などの重要データの保全が大きな課題とのお話をしばしば伺いました。東日本大震災の記憶もまだ新しく、災害対策に興味を示されるお客さまが多くいらっしゃいます。宮崎県も海に面している上に新燃岳などの火山も抱えていますので、庁舎以外の安全な場所にデータを隔地保管したいというご要望は大変多かったですね」と振り返る。

サービスを支えるストレージに「EMC Avamar」を採用

新サービスを企画する上で課題となったのが、重要データの保管を担うストレージ製品の選定である。同社 IT事業部 ITソリューション係 係長 福岡隆二氏は「お客さまのデータを守る重要なサービスですから、バックアップ/リストアの信頼性や効率性、市場での導入実績など様々なポイントをチェックしました」と語る。
これらを満たす製品として選ばれたのが、ネットワールドが提供するEMCの重複排除バックアップソリューション「EMC Avamar」(以下「Avamar」)である。Avamarは最先端の重複排除機能を装備しており、転送データ量を最大1/500以下にまで縮小することが可能。ストレージやネットワークに負担を掛けることなく、効率的な遠隔バックアップが実現できる。
同社のITパートナーである九電ビジネスソリューションズの三原 誠氏は「当社でも以前からネットワールドの紹介でAvamarに関する情報を得ており、グループ会社での検証作業なども行っていました。今回のような用途には、まさに最適のソリューションと判断し、お客さまへのご提案を行いました」と説明する。
特に高く評価されたのが、Avamar独自のグローバル重複排除機能だ。「最近では重複排除機能を備えたストレージ製品も増えていますが、Avamarのグローバル重複排除機能を利用すれば、複数のシステム環境を統合した上でお互いの重複ブロックを排除することもできます。これは非常に良い機能だと感じましたね。EMCのソリューションは性能や信頼性、運用管理性の面でも定評がありますから、本サービスインフラへの採用を決めました」と篠原氏は続ける。

県外へのレプリケーションで重要なデータを確実に保全

Avamarによる新たなリモートバックアップサービスは、2013年4月より提供を開始。最少50GBからの契約で、必要に応じて50GB単位で容量を増やしていくことができる。契約後は毎日1回夜間にデータ転送を行い、7世代までのデータが保存される。Windows、Linux、UNIXなど主要なOSに対応しているため、幅広い業務システムに適用することが可能だ。
また、今回のリモートバックアップサービスで注目されるのが、2台のAvamarを利用した遠隔レプリケーション環境も構築している点だ。篠原氏はその理由を「宮崎市近隣の自治体などでは、自庁舎と当社データセンターとの距離が近いことがネックになるケースもあると考えられます。そこで、もう1台のAvamarを電力会社の異なる県外のデータセンターに設置し、そちらにもデータを保管できるようにしているのです」と説明する。
ユーザ側での導入の容易さも、リモートバックアップサービスの大きな特長だ。福岡氏は「お客さま側の環境に大掛かりなシステム改修などを加えるとなると、それだけ構築費用もかさんでしまいますし、手間も掛かってしまいます。その点Avamarは、バックアップ対象のサーバにエージェントをインストールするだけですから、導入にあたってのハードルが非常に低い。BCP強化に向けた取り組みをスピーディに進めることができます」と続ける。こうした点が高く評価され、現在様々な地域自治体や関連団体において、導入に向けた検討が前向きに進められているとのことだ。

宮銀コンピューターサービス株式会社 構成図

事前検証で99%の重複排除に成功民間企業へもサービスを拡大

Avamarの特長である重複排除機能も、効率的なサービスの実現に大きく寄与している。「本番システムの構築に先立ち、社内のファイルサーバとデータベースサーバを利用してAvamar検証を行ってみました。その結果、ファイルサーバでは初回が約40%、2回目以降は99%もの重複排除に成功。データベースサーバについても、初回は約27%、2回目以降は約77%の重複排除を達成できました」と福岡氏は満足げに語る。
今回のサービスは自治体業務を主な対象としているだけに、同じようなデータが複数の自治体に存在していることも充分に考えられる。こうした場合は、グローバル重複排除の機能を活かすことで、さらにデータ量を抑えることが可能だ。
「転送するデータ量が少ないということは、お客さまがバックアップ用の回線を調達する際のコスト削減にもつながります」と福岡氏。また、Avamarはデータセンターへの導入が容易なアプライアンス型の製品であるため、サービスの早期立ち上げにも役立ったとのことだ。
今回のソリューション提供を支援したネットワールドへの評価も高い。福岡氏は「我々の疑問や質問に適確に回答してくれた上に、事例なども数多く紹介してもらえて助かりました。おかげで安心して導入が行えましたね」とにこやかに語る。
地元自治体の課題を解消する新たなバックアップサービスを実現した同社だが、今後は今回構築したインフラをデータセンター事業の拡大にも役立てていく構えだ。
「宮崎銀行グループのIT企業である当社としては、地域の信頼に応えていくことが重要な使命です。今後はこのサービスを地元の民間企業にもご提供し、ビジネスの安心・安全確保に貢献していきたい」と篠原氏は抱負を語った。

パートナー概要

九電ビジネスソリューションズ株式会社

九電ビジネスソリューションズ株式会社

本   社 : 福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82
設   立 : 1987年7月1日
U R L : http://www.qdenbs.com/

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