株式会社ドン・キホーテ

本   社 : 東京都目黒区青葉台2-19-10
設   立 : 1980年9月5日
資本金 : 197億3,800万円(2012年12月末現在)
U R L : http://www.donki.com/

導入前までの経緯

  • IR活動や店舗業務等で利用する映像素材をクライアントPCのハードディスクに保管していたため、大容量データの受け渡し作業や同一データの重複保存が生じていた。
  • 情報インフラに関わるTCO削減が重要な課題になっていることから、SI事業者などに構築を依頼せずに済む使いやすいストレージ製品が求められた。

導入後期待される効果

  • 映像素材を共有するためのファイルサーバとして「EMC VNXe3150」を導入。制作業務の効率化を図ると同時に、性能・ 信頼性・可用性の大幅な向上も実現。
  • ウィザードの指示に従うだけで各種設定が行えるVNXeのメリットを活かし、社内のIT要員だけで導入を実施。作業着手からわずか2日間で環境構築を完了。

プロジェクトメンバー

株式会社ドン・キホーテ 夏目 雅好 氏

株式会社ドン・キホーテ
オペレーション統括本部
情報システム部
部長代理

夏目 雅好 氏

株式会社ドン・キホーテ 佐々木 春喜 氏

株式会社ドン・キホーテ
オペレーション統括本部
情報システム部
基盤運用課

佐々木 春喜 氏

株式会社ドン・キホーテ 板垣 美央 氏

株式会社ドン・キホーテ
オペレーション統括本部
情報システム部
デジタルコンテンツ課
サブマネージャー

板垣 美央 氏

株式会社ドン・キホーテ 長谷川 善章 氏

株式会社ドン・キホーテ
オペレーション統括本部
情報システム部
デジタルコンテンツ課
ゼネラルチーフ

長谷川 善章 氏

ビジネスの成長を支えるべくITインフラの強化に努める

日用雑貨から食品、家電製品に至るまで、 豊富な品揃えで高い人気を獲得しているドン・キホーテ。小売業を取り巻く環境が厳しさを増す中、同社グループでは、「顧客最優先主義」を企業原理に掲げ、ストアコンセプトである「CV(コンビニエンス:便利さ)+D (ディスカウント:安さ)+A(アミューズメント: 楽しさ)」を追求し、従来の流通・小売業とは異なる「時間消費型」のオンリーワン業態を武器に、「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホー テ」「長崎屋」「ドイト」など約250店の店舗網を展開し、増収・増益の快進撃を続けている。
そのビジネスを下支えしているのが、IT部門である情報システム部だ。同社オペレーション統括本部 情報システム部 部長代理 夏目 雅好氏は「小売業にとって各種の業務システムは日々のビジネスを担う重要なインフラ基盤。安定したITサービスを提供するよ う、管理体制の品質を死守しなければなりません。一方で、当社独特な店舗オペレーションを実現するためのシステムや情報発信・教育用コンテンツについては、当社の強みを最大限に発揮できるよう積極的に自社開発を行っています」と語る。

映像データ共有ファイルサーバ用ストレージの改善に取り組む

情報システム部ではIT環境改善に向けた取り組みも展開しているが、その一貫として今回実施されたのが、映像コンテンツ制作業務に用いるストレージ基盤の構築だ。
同社オペレーション統括本部 情報システム部 デジタルコンテンツ課 サブマネージャー 板垣 美央氏は、その背景を「当社では株主・投資家の皆さま向けのIR情報発信や社内教育などに利用する映像コンテンツを、現場での撮影から編集作業に至るまですべて自社要員だけで制作しています。しかし従来は、こうした業務に使用する大容量動画データを個々の担当者のクライアントで保存・管理しており、業務面で様々な不都合がありました」と説明する。 
同社オペレーション統括本部 情報システム部 デジタルコンテンツ課 ゼネラルチーフ 長谷川 善章氏も「たとえば、複数の担当者で共同作業を行う場合には、手持ちの映像素材を相手にもコピーしてあげないといけません。こうした作業には手間も時間も掛かりますし、同じデータが別々の場所に重複してしまうという問題もあります。また、映像制作では、数10GB ~ 100GB以上の大容量データを日常的に取り扱うため、慢性的な容量不足状態も続いていました」と語る。
クライアントの内蔵ハードディスクで業務を行うことには、信頼性の面でも不安がつきまとった。「IR用の映像などでは、公開直前まで内容変更の可能性があります。もしこうした時に障害が起きてしまったら、取り返しのつかない事態になりかねません」 (板垣氏)。
同社ではこうした課題を解消すべく、映像 コンテンツ制作業務用ファイルサーバの導入を決断。そのためのプロダクトとして採用されたのが、ネットワールドが提供するEMC社製ハイスペック・エントリーストレージ「EMC VNXe3150」である。
「映像制作業務のインフラを支えるストレージですから、高い信頼性・可用性は不可欠の要素。とはいえ、コスト削減も重要な課題ですから、あまり過大な投資を行うことはできません。その点、VNXe3150は当社の要件を充分に満たす一方、費用面でも非常にリーズナブル。迷わず導入を決めました」と夏目氏は語る。

ウィザード機能を活用しわずか2日で環境を構築

今回導入されたVNXe3150は、手軽に導入できるエントリークラスの製品でありながら、中~上級機並みの高度な機能を装備している。4コアの高性能プロセッサを採用していることに加え、高速なSSDの搭載も可能だ。また、もう一つ見逃せないのが、業界でもトップレベルの使いやすさだ。「共有フォルダウィザード」や「VMwareウィザード」、「汎用 iSCSIストレージウィザード」などのウィザー ド機能があらかじめ用意されており、ネットワークストレージに精通したエンジニアでなくとも簡単に各種の設定が行うことができる。
同社オペレーション統括本部 情報システム部 基盤運用課 佐々木 春喜氏は「新しい製品を社内に導入する際には、機能や設定方法を調べたり、何度も試行錯誤を繰り返したりというのがこれまでの通例でした。ところがVNXeに関しては、ウィザードの指示に従うだけですぐに設定ができてしまう。圧倒的に人に優しい製品だと感心しましたね」と語る。
実際、今回の導入作業に関しても、機器設置などの物理的な作業も含めて2日間しか掛からなかったとのこと。VNXe3150本体の設定作業だけなら、ものの数時間程度で終わってしまったという。
「当社ではActive Directlyとの連携も必須ですが、こうした作業もGUI操作で非常に簡単に行えました。あまりにもあっけないので、本当に設定できているのかActive Directlyサーバの状況を確認しに行ったほどです」と佐々木氏は笑う。
自社内だけで構築・運用が行えるということは、ITコスト削減の面でも大きなメリットとなる。夏目氏は「ストレージ構築作業をSI事業者に依頼するとなると、それなりに時間も 費用も掛かってしまいます。しかしVNXe 3150なら、こうした負担も最小限に抑えられ ます。高性能・高信頼なネットワークストレージを我々ユーザーだけで使いこなせるとなれば、こんなにいいことはありません」と語る。

株式会社ドン・キホーテ 構成図

性能・信頼性も大幅に向上 他分野での活用も視野に

VNXe3150による新たなストレージ基盤は、2013年3月より本番稼働を開始。これにより、映像コンテンツ制作業務にも大きな改善効果がもたらされた。「まず驚いたのがスピードですね。現在では映像編集作業などもVNXe3150上のデータにそのままアクセスして行っているのです が、PCの内蔵ハードディスクで作業していた時よりもむしろレスポンスが速い。担当者間でのデータのやりとりなども不要になりましたので、作業効率は大幅に向上しました」と長谷川氏は満足げに語る。
また、懸案であった信頼性の問題も解消。 「以前は突然のハードディスク障害などで対応に苦慮するケースもありましたが、VNXe 3150を導入してからはこうしたことに悩まさ れる心配もなくなりました。容量的な問題もクリアできましたので、安心して大容量動画データを活用できます」と板垣氏は語る。導入を支援したネットワールドへの評価も高い。佐々木氏は「問い合わせや質問へのレスポンスが速い上に、ドキュメントも充実していて助かりました。今後もぜひ同様の支援をお願いしたいですね」と語る。
同社では今回の成功を受けて、VNXeシリーズのさらなる活用も検討中だ。夏目氏は 「今回はファイルサーバとしての導入ですが、 他にもVMware仮想化基盤への適用やユニ ファイド機能の活用など、様々な用途が考えられます。会社の成長に貢献することが我々 IT部門の最大の使命ですから、今後も環境改善を推進して現場のビジネスを後押ししていきたいです」と意気込みを語った。 

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